前回まではこちらから↓
私の実家に避難した祖父母。
一緒に避難したお隣さんは親戚の方がお迎えに来て、そちらに行かれました。
被災後1日目の話
保険証はすぐに再発行してもらえたそうです。
「初めて線路を歩いた。」と言っていました。
車が数台、線路上に流されていたので
電車は当然通れません。
祖父母の家は、線路よりも低い土地だった為まだ水が引いてなく、車も道に浮いている状態。
家に近づくことも出来ず
変わり果てた我が家を見て、どんな気持ちだったのか・・・
私には想像もできません。
この日は何も出来ず、帰ったそうです。
ちなみにこの翌日も、翌々日も
まだ水が引かず全く近付けない状態でした。
ようやく少しだけ
関東や中部に住む私の弟や、叔父が到着。
この頃ようやく水が引き
腰の高さまであった土砂が重機で掻き出され、家の近くまで行けたようです。
しかしまだ家の前までは近付けず・・・
隣のマンションに入れてもらい
様子を上から初めて確認できました。
庭には、よその家から流れてきた家具や瓦礫、土砂などでぐちゃぐちゃでした。
やっと敷地内へ
敷地に入るためにはまずは門を壊し、
中に入るためには窓を割り
ぐじゅぐじゅのヘドロの中を進むためには
ドアや家具を壊して下に敷く・・・。
私の弟は
「俺、窓を割ったり、ドアを壊したり・・・初めてしたよ」
と言っていました。
続きます。