プロになるためのもっとも良い方法はアマチュアに徹すること〜シンプルなことをシンプルに徹底的に | 気功師から見たバレエとヒーリングのコツ~「まといのば」ブログ

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四ツ谷にありますバレリーナ専門の気功整体「まといのば」のブログです。
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「まといのば」では、バレエ・ヒーリング・美容の各種セミナーを行っております。

プロになるためのもっとも良い方法は逆説的ですがアマチュアに徹することです。

 

テニスのシャラポワだったかと思うのですが、「プロとしてデビューした感想」を聞かれて、子供の頃から闘ってきた相手とプロになった今も闘っているわけで、境目を感じる暇はないというようなことをおっしゃっていました。

 

 

目の前の戦いに全身全霊を注ぐだけですね。

 

同じ感慨は伊藤匠新叡王と藤井聡太七冠も同様でしょう。それこそ小学生のころから戦い続けています(藤井聡太七冠が不調なのではなく、伊藤匠新叡王がすごかったです)(藤井さんはまた強くなり、また面白い時代になりますね)。

 

 

ヒーラーとしてプロデビューしたいと思っているのであれば、日々無償でどれだけヒーリングをしているかが経験値としてカウントされていきます。異常な量を長年続けたからこそプロとして周りが認めるのです。

同様にコーチとしてプロデビューしたいのであれば、どれだけ周りの言葉を徹底的にEchoできたかが重要かと「まといのば」では考えています。付け焼き刃の理論を偉そうに御高説を垂れるだけの道化にならないことです。理論を語るのであれば、徹底的に深くまで精緻にその論理構造に入ることです(アファメーションと訳されるSmart Talkは徹底的に読破して、ルー・タイスの人間力を身体に落とし込むことです)。

 

 

 

 

子供がお手伝いをするときに、自分ができることを徹底的にやるものです。

お母さんのかわりに献立を考えて、調理の火の加減を調節し、盛り付けを指示したりしません(そういう子がいるのは事実。ここでは一般的なお手伝いの話)。

まず皿洗いをするなり、お皿を並べることを徹底的にやります。

自分にできそうと思っても、手を出さず、自分ができることを徹底的にやるものです。

 

プロを自称するヒーラーなのに、「(施術は)やりたいことをやります」と言われても困ります。

 

外科医が「できるかどうかわからないけど、やりたいので試しても良いですか?」と患者に聞くでしょうか?

 

 

自分にとっては完全に当たり前で簡単にできることを丁寧に徹底的にやるのがプロです(私見ですが、アルバイトという存在が労働の価値をおかしくしたと思っています。素人が作り、素人が接客し、素人が付け焼き刃でサービスをします)。プロで踊ったり演奏したりするとなると十数年の準備期間と才能が必要なのに比べて、パートやバイトの簡単なことに恐れおののきます。少なくとも家庭教師や塾講師であれば(こちらも大学生の安いバイトとなって久しいですが)、指導のコンテンツのもとであるお勉強をしている時間はある程度はあります(小学生のころから塾へ通い、10年近くは勉強するでしょう)

(かつて労働というのは子供が大人に混じって、少しずつ覚えていくものでした。それも家の仕事を継ぐものでした。今は歌舞伎などにその片鱗が残ります。とはいえ、労働の流動性というか、世襲は封建時代とそれほど変わらないという研究もあります。サラリーマンの子はサラリーマンになり、梨園の子供は歌舞伎役者になります。例外はあります。それは封建時代も同じ)

 

話が逸れました。

 

「まといのば」のコンテンツを用いて、多くの人にヒーラーとしてもコーチとしても成功して欲しいと心から願っているのですが、徹底する部分が微妙に間違っているように思います。

 

もっとシンプルにシンプルなことを徹底することです。

 

それは言うなれば、アマチュアリズムやディレッタンティズムと呼ぶようなものかもしれません。

 

「自分はこれだけしか分からないけど、これが分かるから、これだけを熱心に伝える」で良いのです。

無駄な背伸びをするから足元を見透かされるのです。

 

「自分はこの技術に関して徹底的に使い込んで、本家からもお墨付きをもらうほどなので、これをメインに仕事をします!( ー`дー´)キリッ」で良いのです。

 

間違った背伸びをして、ビジネスを間違った風に考えて、頑張ろうと気負うからうまくいきません。最近、伸び盛りなシンクウさんは「良い兄貴分」的な立ち位置で、部活の先輩が後輩に教えるようなノリでずっと親身に指導をしていたら、いまやライプツィヒにお店を構えることになりました(圧縮しすぎ)。

 

 

シンクウさんの反対側のヒーラーを仮にブラックホールくんと呼ぶとしましょう。

 

ブラックホールくんは、「まといのば」を崇拝するあまりに同化してしまい(崇拝はOK)、自分の言葉と「まといのば」の言葉の区別がつかなくなります。そして、自分の言葉のように「まといのば」の言葉を語るうちにフォロワーができてきて、ヒーリングができてしまい、引っ込みがつかなくなり、エゴが肥大し、時間の経過と共に確率論的に馬脚を露わしはじめ(特に対面で会ったときのショックが大きい)、そして周りに誰もいなくなります。

 

もっとシンプルで良いと思います。

等身大で良いのです。

等身大のあなたは周りから好かれ、周りから頼りにされ、周りから期待される存在になれるのです。

 

「まといのば」もT理論を用いていること、Dr.Tを師事していること、様々な先生方にもとで学んでいることは公開した上で、「まといのば」の活動を展開しています(だからこそ、ハワイ大学医学部にも解剖実習に行くのです)。

 

 

ヒーラーはクライアントの人生を変えてなんぼです。自分が偉大でも何の役にも立ちません。

 

お客様の役に立てるために、どう自分が変われば良いかを考え続け、実践し続ければ、気付いたらプロとして活躍しています。

 

そのためにも全ての時間をヒーリングすることです。無償でアマチュアリズムに徹すると、気付いたら、逆説的ですが、プロになるのです。