理論的には「イチブトゼンブ」なのですが、謎解きに関しては一意的に決まるのです。
このパラドックスがヒーリングの不思議であり、魅力です。
そして誤解しやすい厄介な点です。
ある症状とある術技が対応しているという幻想は初学者にとっては魅力的に映ります。
そして、それをプライミングとして、教師は特定の術技を覚えてもらったり、MATLASのように解剖学を加速学習してもらったりします(そのつながりは嘘ではありません。そしてその場で検証可能です。その検証を我々はワークと呼んで好んで行っています)。
そもそも、あることを覚えるためにはその数十倍の報酬系の刺激が肝要なのです(数十倍って何比?)。
大腿骨ひとつを覚えるためには、太ももが細腿になる(美脚になる)という報酬系がないと、脳は生きた解剖学として覚えてくれないのです。単なる記号処理としてしまいます。大腿骨を生き生きとリアルに覚えるためには、報酬系の刺激は必須です。
立方骨や楔状骨、上後鋸筋も同様です。
*ふくらはぎが細くなると聞けば、長母趾屈筋を触診する気になるのです!( ー`дー´)キリッ
学生であれば、試験にパスするというのが1つの強烈な報酬系として(もしくはHave toとして)働きます。
しかし、我々にそのような課題が無い以上は(ある人も)、上手にドーパミンを使うしかありません。
そしてそのドーパミン体験を強烈な体験とすることで、「一度聞いたら忘れない」を実現するのが大切です。
その意味で、MATLASスクールはかなり強烈だったかと思います(笑)。
ちなみに今後はどんどん穏健になってきます。
あそこまでトリッキーなことはしません(楽しかったですよねー)。
ここでもギルドの効果が良い意味で働くからです。
(カラクリはホメオスタシス同調です。朱に交われば赤くなるのです)
最初のSnow Ballを転がすためには、相当な無茶が必要です。Zero to Oneは奇跡なのです。
しかし、転がり始めた雪玉はそれ自身が慣性力を持つので、学びが効率化し、そしてコミュニティーの相乗効果も強烈に働きます。
そうすると、穏健に教えても、打てば響くようになるのです(そのためMATLASの漂白化が大切になります。腰方形筋は立方骨とのつながりのなかでアリアドネの糸として教わるようになります。第一世代だけの学び方があるのです( ー`дー´)キリッ)。
話を戻します。
「♬イチブトゼンブ♬(B'z)」は事実です。
(イチブトゼンブと「まといのば」が言っているのは、One for all,All for Oneのこと。
全てが全てとつながり、関係しているという話です!)
全てが全てと連関しているのは事実です。
足の小指(小趾)をタンスの角にぶつけただけで、身体全体のパフォーマンスは落ちますし、全抽象度に及びます(思考も影響を受けます)。
逆に靴の中に入った小石を取り除くだけで、身体全体のパフォーマンスが上がり、その影響は全抽象度に及びます(思考も少しだけクリアになります。ノイズが減ります)。
ですが、謎解き(ヒーリング)はそれほどシンプルではありません。
謎を謎として認識し、そのカラクリを試行錯誤して紐解いていき、きっかけをつかみ、一挙に書き換えていくことで、ヒーリングというのは成立しています。
ある症状があって、対策法があるのではなく、ある症状があって、その謎解きをして、その謎にあった考え方や気功技術の施し方があるのです。
ある症状→対策(気功技術)
⇊
ある症状 → 謎解き →ヒーリング(気功技術や理論)
ということです。
このときの謎解きはワンタイムパスワードのようなもので、普遍性は無いと思ったほうが良いです。
謎解きをしながら、新しい謎を解く能力を鍛えるのです。症例を集めるわけではありません。
これもまた禁断の果実です。甘くて酸っぱい禁断の果実です!