筋膜を手で破いたり、こじ開けたりするわけではなく、情報場を書き換えることで筋膜の通り道を作る | 気功師から見たバレエとヒーリングのコツ~「まといのば」ブログ

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四ツ谷にありますバレリーナ専門の気功整体「まといのば」のブログです。
気功師から見たバレエとヒーリングのコツを公開します。
「まといのば」では、バレエ・ヒーリング・美容の各種セミナーを行っております。

*3月12日(日)に開催予定だった「まといのば」講座及びBody DesignBootCamp第二回は延期とします。詳細はブログ下に!

 

結局内圧って何かと言えば、内部の圧力のことです。

パンパンに張った風船は膨らませる前のゴムだけの状態とは全く違います。

その硬さの源泉は内部の圧力です。この力は均等に分配されるというのがパスカルの原理でした。

 

 

そしてなぜ内圧が高まるかと言えば、分子の運動量が増すからです。

運動場で子供達が走り回るように、分子が早く動き回ると、温度が高いという状態になり、そして体積が増えます。

 

 

じゃあ、なぜ内圧が高まるかと言えば、狭いところに押しやられたからです。

なぜ狭いところに押しやられれると内圧が高まるかと言えば、本質的には不確定性原理が働きます。

もし、不確定性原理が無ければ、単にブラックホールになってしまいます。古いニュートン力学的世界観が破綻しているのはこの事実1つ見ても明白です。

 

c.f.こうしていま、われわれは、床を突き抜けて落っこちないわけを理解できるようになった。 2014年02月04日

(引用開始)
こうしていま、われわれは、床を突き抜けて落っこちないわけを理解できるようになった。われわれが歩くと、われわれの靴は、それをつくっている原子の質量をもって床を押しつけ、また靴は床から押し返される。靴の原子を押しつぶそうとすると、電子はもっと狭い空間内に押しこめられる。それに伴って、不確定性原理によって、その平均運動量は大きくなり、そのエネルギーは高くなる。原子の圧縮に対する抵抗力は、量子力学的効果によるものであって、古典的な効果ではない。
(引用終了)(ファインマン物理学 Ⅴ 量子力学 p.28)

 

これが十分に理解できていると考えて、突き進むと(ちなみにファインマン先生自体は不確定性原理すらも古いと断定されています)そもそもBody DesignのTZ,TMもまたたしかに電気的なもつれはあるにせよ、本質的には遠隔気功であることが分かります。

 

直接に肌に触れられたとしても、触れているのは死細胞である角質です。多くの場合は洋服などの布等があり、身体とは隔てられています。

そもそも原子核と電子の間は猛烈な距離があり、原子と原子の間の関係は電気的なものでしかありません。電気的な情報伝達ももちろんあるのでしょうが、それ以外の(共感覚による)情報伝達があって、書き換えが進みます。

我々は身体に触れているときに、相手の心に触れているのです。

だからこそ、筋肉の力(モーター)を抜き、感覚(センサー)を敏感にする必要があります。

神経には運動神経と感覚神経があるように、筋肉の働きもモーターとセンサーがあります。

相手の心に触れて、書き換えるときは透明な身体、透明な手、透明な心になる必要があります。その表現型がTZです。そこに解剖学がしっかり入るとTMとなり、通り道を開けることができます。

 

いわゆる乱暴な暴力的な筋膜リリースは別として、我々がやろうとしている筋膜の通り道を開ける作業というのは、柔らかな手以外では無理です。マッサージは多くの場合は筋繊維をほぐす作業ですが、筋繊維がほぐれてもその外枠である筋膜の癖が変わらないと、筋肉の作用も変わらないとアナトミートレインでは考えます(多分)。

柔らかな手で筋膜を破くわけではなく、筋膜の通り道をこじ開けるのでもなく、本質的には情報を書き換えているのです。すなわちTZやTMはどれほど臨場感が高くても物理ではなく、情報場の書き換えです(そう感じられないだけで)。

 

 

また、話は変わりますが、先日のブログに書きましたが(アイディアメモとして)、Body DesignのバックグラウンドであるAnatomy2.0ということを真剣に考えると、我々の周りには実はAnatomy2.0的見解に満ち溢れています。Anatomy2.0とは、物理的にはFascia(ファシャ:筋膜)ということであり、別な数学的表現を取るならばテンセグリティーと内圧です。

 

 

先日の麻生先生の腰痛の手術も内圧を巡る物語でした。

そのような解説はされていませんが、虚心坦懐にドクターの解説を聴いてみてください!

 

*今見たら整体部門3位になっていました。ありがたいことm(_ _)m

 

またたとえば、「脚から衰える」と言ったときに、足のポンプ作用というのは内圧の調整と分かります。

心臓ももちろんポンプの働きをします。

また、気圧の変更によって、内圧とのバランスが崩れる現象が、飛行機の離発着時の耳抜きに繋がります。

 

実は内圧に囲まれて私達は生きています。

 

それなのになぜかAnatomy1.0の建築モデルで身体を理解してしまうのです。

そう教わっているという理由だけで。

 

 

プールや水の中にいると(お風呂でも試せます)、息を大きく吸うだけで身体が浮くのを感じます。もちろん水は浮力がありますが、実はこれは空気中でも本質的には同じ。宙には浮きませんけど、浮き上がります(←イミフ)。

 

 

もう一つだけブログネタメモからネタを投入します。

 

幻のセミナー&スクールであった「脊椎革命」ですが、僕の脳内(妄想)セミナーでは、全員がブリッジしていて、その脊椎に対して施術をしていました。ブリッジすると実は背筋はゆるみます。

エキセントリックに伸張性収縮するのは腹筋の方です。

 

 

そうするとかなり奥まで背骨が触れます。ゆるんで縮んだ背中は触りやすいのです。

 

 

屈曲と屈曲位と屈筋の関係も混乱のもとです。

ブリッジするためには、たしかに背筋を収縮させて脊椎を伸展させるでしょう。

でも、足と手がついてしまったら、もう脊柱起立筋群は弛緩して良いのです。

 

たとえば、上腕二頭筋を収縮させて、力こぶを作ったとします。

力を入れ続ければ、力こぶができますが、肘関節の屈曲位を続けるのに力はいりません。

むしろ起始と停止が近づくので、筋肉はゆるみます(気功整体BootCampのコンテンツですね)。

 


*負荷がかかれば、力は入ります。

 

そうやって起始と停止を近づけることで、筋肉をずらしやすくするという手法は有効です。

このときに起始と停止を近づけるだけで、筋肉がパブロフの犬のように条件反射で収縮することはウェイトトレーニングしている人においてはよくあることです。これもUntrainしましょう。

 

起始と停止を近づけると筋肉がゆるむことはよく知られています。たわむというべきかもしれません。でも本当の筋肉の長さを知っていれば、起始と停止を遠ざけても、一見エキセントリック(伸張性収縮)を起こしそうな状態でも、ゆるませられることは理解できます。理解できたら、実践の中で腑に落としていきましょう。

 

(余談ながら、胸腔に関する気功技術を「風船」と呼んでいますが、腹腔に関しては大昔からMaxバルーンでした(笑)。胸が風船、お腹がバルーン(風船)です)

 

 

日程変更! 3月12日(日)が延期で、3月24日(金)19時〜が追加です!

〜3月の日程(CAP制度継続!)〜仮のサブタイトルをつけました。

①3月23日(木)19時〜『Mind Design 〜Bodyって不思議な言葉だね、深く考えればMindだと分かる〜』
②3月24日(金)19時〜『ゴムゴムDesign 〜皮膚って不思議なFasciaだよね、筋膜の仲間外れだけど一番大事(な筋膜)なのにね〜』
③3月25日(土)13時〜『Joint Design 〜関節って不思議な概念だよね。深く考えれば(関節など)どこにもないんだから、自由に定義しようよ〜』
④3月25日(土)17時〜『神経Design 〜そろそろ神経のFasciaリリースにも手を付けたいね〜』
⑤3月26日(日)13時〜『Body Reading Design〜身体を読解する目の習得〜』
⑥3月28日(火)19時〜『ラピュタの飛行石Design 〜頭で分かっていても、腑に落として身体で(ラピュタを)実装できなければ画餅だよ〜』

お申し込みはこちら

 

 

そしてBody Design BootCamp1期生募集開始です!(旧アナトレBootCamp)

〜Anatomy2.0を用いて圧倒的な身体を目指す!〜

 

【Body Design BootCamp1期:開催日程】

2月25日(土)19時〜(第1回)

3月12日(日)13時〜(延期!)

4月15日(土)19時〜(第2回)

5月13日(土)19時〜(第3回)

6月10日(土)19時〜(第4回)

7月15日(土)19時〜(第5回)

 

〈Body Design BootCampは全3コースです〉

・Body Design BootCampプラチナコース(リアル受講+毎月1時間プラチナセッション)(受講料45万円)

・Body Design BootCamp1期リアル受講コース(リアル受講+ビデオ受講)(受講料25万円)

・Body Design BootCamp1期ヴァーチャルコース(ビデオ受講)(受講料15万円)
(Ray式オイルBootCamp受講生向けの割引制度があります!)

お申し込みはこちら