この感触というか、疑問というのはよく分かります。
革命シリーズの理論をよく理解しているからこそ、出てくる疑問です。
特に"普通”革命の「普通」や「能力の輪」（ウォーレン・バフェット）を理解しているからこそ、出てくる疑問と言えます。
どんな疑問かと言えば、自分にとって楽で楽しくできるものを、リラックスして取り組めというのは、ゴールは現状の外という理論と矛盾しているのではないかという疑問です。
「まといのば」のメンバーのお一人から質問をいただきました！
（引用開始）
お世話になります。
質問させて頂きたいのですが。
能力の輪や普通革命でいうと、
地元などの自分の一番落ち着く場所で、
無理をせずにリラックスした状態で、
得意な事をやった方が上手くいく。
のかなぁと思います。
それとゴールは現状の外と言うのが矛盾しているように
感じるのですが。
安心できる場所より不安を感じる所、
新しい所へ挑戦しろ、ムチャをしろ、と言うのが。
上手く説明出来ないのですが、
何か教えて頂けないでしょうか？
宜しくお願いします。
（引用終了）
一番落ち着く場所で、無理せずにリラックスした状態で、得意なことをやったほうが上手くいくのは事実です。
それが「能力の輪の中にとどまれ」ということです。
この能力の輪の理論と、ゴールの理論が矛盾している感じるのも、たしかに体感として分かります。
ゴールは現状の外です。
現状の外はAway（アウェイ）です。
たしかに新しいことへの挑戦ですし、周りから見たら無茶に思えることでしょう。
Awayでは不安になります。認知的不協和も起こります。
非常にふわっとした答えをするならば、、、
映画TENETの有名なセリフではないですが、
＊You have to start looking at the world in a new way.
Don’t try to understand it.
Feel it.
（あなたは世界を全く新しい方法で観始める必要がある。
理解しようとしないで
感じて）
c.f.あなたは世界を新しい方法で見る必要があるわ、、、理解しようとしないで、、感じて（TENET） 2022年04月28日
となります(^o^)。
もう少し実践的なアドバイスで言えば、
頭で理解しようとしないで、（気功）技術を使って、ということかもしれません。
いやいや、使うだけでは足りず、やはり自分の頭の中を整理する必要があります。知らないものは見えないからです。たとえ目の前にあっても。
ただ少なくとも「能力の輪」に関する気功技術を使っていると、「能力の輪」の中にとどまることが、現状の外へ出ていくことと矛盾しないどころか、同じであることが分かってきます。
譬えて言えば、自分は快適な新幹線の中にいるだけなのに、東京から大阪にたどり着くように、自分は「能力の輪の中」にとどまっているだけなのに、現状の外のゴールに到達するのです。
オカルト的に言えば、自分は変わらないのに、周りが変わるのです。宇宙が変わるというか、自分以外が変容していきます。
「自分はずっと同じことしかしていないし、これしかできない」とおっしゃる偉大な業績を達成された偉大な方は多くいらっしゃいます。このときの心象風景はまさにこの「能力の輪」のモデルです。
じゃあ、ゴールは現状の外というのはどうなるのだろう？
新しいことへの挑戦、無茶なことへの挑戦、不安を感じるとは、、、？
と疑問に思うのは最もです。
結論から言えば、「能力の輪」というドリルで掘っていけば、現状の枠の中にとどまることは無理なのです。能力の輪自体が現状の外を希求します。
たとえば、こんな風に理解してみたらどうでしょう？
ゲームが好きな子がいるとします。
その子はゲームがとても好きで、三度の飯より好きです。
勉強よりも外で遊ぶことよりも好きです。
放っておいたら24時間でもゲームをしかねません。
寝る間を惜しんでもゲームがしたいのです。
（ゲームではなく、Netflixを観ることでも良いです）
どんなに眠くても、どんなに身体がきつくてもゲームはやめられません（ほとんど中毒です。いやまっすぐに中毒ですね）。
これが能力の輪のイメージです。
その子は同じゲームをやり続けるでしょうか？
同じステージで簡単にクリアできることを繰り返すでしょうか（それこそ賽の河原積みのような拷問です）。
好きであること、熱中していることが、当然のように、よりステージの高い困難な課題に向かわせるでしょう。
ステージ１をクリアしたら、ステージ２に取り組み、ステージ２をクリアしたら、ステージ３に取り組むのです。
より難しい技を覚え、より知覚力が強化され、反射神経は鍛えられることでしょう。
気付いたらeスポーツに熱中し、オリンピックに出ているかもしれません。
この子は自らの「能力の輪」の中にとどまりながらも、現状の外に飛び出していないでしょうか？
というか、能力の輪の中にとどまるからこそ、現状の外に飛び出すのです。
自分が楽で得意にできることにフォーカスしているからこそ、その武器を携えて、未知の世界へ切り込めるのです。
自分が不得意で楽しくもなく、楽にできないことにフォーカスするから、現状の中で生産性が低いまま何事もできずに、腐っていくのです。そしてそれをなぜか「努力」と名付けてしまったりするのです（だからこそ「努力はいらない」のです）。
本人は好きでやっていることなのですが、周りからしたら壮絶な努力に見えてしまったりするのです。本人は寝る間を惜しんで楽しんでいるのですが、周りからしたら命を削ってがんばっていると見えるのです。
いやいや「命を削って」とは大げさではないかと思うかもしれませんが、実際にゲームをし続けて亡くなった方もいらっしゃいます。
c.f.８６時間続け…「ネトゲ廃人」死者も 韓国、国挙げ対策
日本では「ネトゲ廃人」という言葉まで生まれた、ネットゲームへの過度な依存。２０１８年、世界保健機関（ＷＨＯ）によって病気として初めて定義される。（略）
韓国でネットゲーム依存が問題化したのは、ＰＣ房（バン）と呼ばれる２４時間営業のネットカフェで０２年１０月に起きた事件だった。
２４歳の男性がＰＣ房で多人数参加型のオンラインゲームに没頭。トイレに行く時とたばこを買う時以外の８６時間、ゲームを続けた末に死亡した。長時間同じ姿勢で下半身がうっ血して死にも至る「エコノミークラス症候群」だった。
（略）
事件を受けた調査で、ネット依存が原因の死亡事件が１０件以上確認された。
僕自身も「気功とか魔術にうつつを抜かしていないで、真面目に働きなさい」と親や親戚、知人から言われます（嘘です）。
でも、このCrazyさが「才能」への必要条件です。
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自分の才能は意外なところに存在します。それを見つけて育て上げるのは自分の仕事です。そして唯一の仕事とも言えます。そこに生きがいも幸福も（不幸も絶望も）存在します。
というわけで、まとめますと、能力の輪と現状の外のゴールは矛盾しないどころか、背中合わせなのです。ゲームをやり続けたら、より難しいゲーム、よりクリアが困難な（現状の外の）ゲームをやりたがるのです。
そういうことを言うと、「ゲーム以外で勝負するのが現状の外だ！」という人も出てきそうです。
でも、ゴールは現状の外というだけではなく、心からやりたいと思うことであるはずです。ゲーム以外の勝負がWant toでないのであれば、それが現状の外でも中でも関係ないのです。
また、好きなことの延長線上にも現状の外は存在するのです。
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c.f.タンバリン担当ならちゃんと叩け 笑顔を浮かべて叩くんだ 怒ったタンバリン奏者なんて誰も見たくない 2022年03月31日
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c.f.なぜ我々は鵺（ぬえ）を見て、Echoを好み、シャナを背中に感じ、ナマステを重視するのか？ 2022年04月24日
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