唯一あんたにとって意味のある世界は消えてしまう。そして二度と戻ってはこない(『悪の法則』) | 気功師から見たバレエとヒーリングのコツ~「まといのば」ブログ

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「私が死んだあと、残された世界はどうなりますか?」というような質問に対して、Dr.Tは「世界は、あなたの死とともに消滅する。ただし他の人の世界は残る」というような回答をされていました。

 

一人一宇宙という定義から考えれば、私が死ねば、私が創り出した世界というか、その宇宙は消滅します。

 

あんたが死んで存在しなくなれば世界も存在しなくなる。(『悪の法則』)

 

 

 

 

ですので、あなたの宇宙はあなたが生まれた瞬間に創り出され、あなたの宇宙はあなたが死んだ瞬間に消滅します。ただその消滅を知ることはないし、観ることもありません。

 

なぜなら、そのときに感じる神経も認識する神経も存在しないからです。死を経験しないから、人は死なないというエピクロスは正しいのです。

 

死はわれわれにとっては無である。われわれが生きている限り死は存在しない。死が存在する限りわれわれはもはや無い」(エピクロス)

c.f.「この世界は残酷だ…そして…とても美しい」〜神は可能性のオルガンの前に座り、世界を作曲した〜 2014年11月29日

 

ただし他の人の創り出した宇宙は、あなたの死後も存在するというのもまた事実でしょう(自分の宇宙が消えたあとはもはやどうでも良いことですし、そう判断する機会も永遠にないのですが)。

 

あんたが死んで存在しなくなれば世界も存在しなくなる。

 

もちろんそのほかの世界が沢山残るわけだ。

 

でもそれは全部ほかの人たちの世界であって、それを理解するといっても幻として受けとめるだけのことだ。

 

では、なぜこのことがいま生きている我々の問題になるのでしょう。

 

自分が死んだあとのことに関して、お釈迦様は「答える必要がない」として退けています。僕の先生は「寝言は寝てから言え」とその言葉を翻訳されています。

 

なぜ、死後の世界(冥界という意味ではなく)が問題になるかと言えば、それは生きている我々の現実を表しているからだと「まといのば」では考えます。

 

でもそれは全部ほかの人たちの世界であって、それを理解するといっても幻として受けとめるだけのことだ。

 

幻として受けとめるだけのはずの、他の人達の世界(宇宙)をあたかもリアルに受け止めてしまい、そこにホメオスタシスのフィードバックをしてしまうことに、僕らの悲惨(パスカル)があるのです。

 

いや、他の人達の宇宙に強い臨場感を持つのは大事です。でも、単なる安全地帯からの野次馬根性を、あたかも自分の人生(宇宙)の重大事のように受け止めてしまい、そしてそれを本気にしてしまうのは危険です、、、、と小林秀雄さんも言っています。古今亭志ん生の声で言っています。

c.f.「走れ、走れ! 僕の行けなかった道を」の傲慢 2012年08月21日

c.f.映画って、フィクションと思ってましたが、作る方にとっては、ノンフィクションなんですね 2018年09月14日

c.f.また、戦争が起こるようなことがあるなら、見物人の側から起こるでしょう。選手にそんな暇はない。(小林秀雄) 2022年02月22日

 

 

どんな文章かと言えば、、、、この原稿の一番下に貼ります。

 

ポイントは、、、と書こうと思いましたが、前言を2つ撤回して、引用を貼り付けます。

 

(引用開始) 先日、ロンドンのオリンピックを撮った映画を見ていたが、そのなかに、競技する選手たちの顔が大きく映し出される場面がたくさん出て来たが、私は非常に強い印象を受けた。カメラを意識して愛嬌笑いしている女流選手の顔が、砲丸を肩に乗せて構えると、突如として聖者のような顔に変わります。どの選手の顔も行動を起こすや、一種異様な美しい表情を現わす。むろん人によりいろいろな表情だが、闘志などという低級なものでは、とうてい遂行し得ない仕事を遂行する顔である。相手に向かうのではない。そんなものはすでに消えている。緊迫した自己の世界にどこまでもはいって行こうとする顔である。この映画の初めに、私たちは戦う、しかし征服はしない、という文句が出て来たが、その真意を理解したのは選手だけでしょう。選手は、自分の砲丸と戦う、自分の肉体と戦う、自分の邪念と戦う、そしてついに征服する、自己を。かようなことを選手に教えたものは言葉ではない。およそ組織化を許されぬ砲丸を投げるという手仕事である、芸であります。見物人の顔も大きく映し出されるが、これは選手の顔と異様な対照を現わす。そこに雑然と映し出されるものは、不安や落胆や期待や興奮の表情です。投げるべき砲丸を持たぬばかりに、人間はこのくらい醜い顔を作らねばならぬか。彼らは征服すべき自己を持たぬ動物である。座席に縛りつけられた彼らは言うだろう、私たちは戦う、しかし征服はしない、と。私は彼らに言おう、砲丸が見つからぬ限り、やがて君たちは他人を征服しに出かけるだろう、と。また、戦争が起こるようなことがあるなら、見物人の側から起こるでしょう。選手にそんな暇はない。
(引用終了)(小林秀雄『私の人生観』pp.122-123)

 

 

 

そして、戦争を予言するようにJokerが言います。

 

Arthur Fleck: 

Ugh, why is everybody so upset about these guys? 

If it was me dying on the sidewalk you’d walk right over me! I pass you everyday and you don’t notice me!

(なんでみんなあいつらのことで騒いでるんだ?

俺が歩道で死にかけても踏みつけて歩くくせに。

俺は毎日あんたたちとすれ違ってる。

でも誰も俺に気づかない。)

c.f.なんでみんなあいつらのことで騒いでるんだ?俺が歩道で死にかけても踏みつけて歩くくせに(Joker 2022年03月02日

 

 

 

いや、話を戻すと、我々はリアルな自分の生命(宇宙や世界)ではなく、幻でしかない向こう側の世界に強い臨場感を覚えるように脳に仕掛けられています。それは「新しさ(New)」で彩られた世界です。このすぐに古びてしまう「新しさ」によって、脳は中毒しているのです。そしてそこにホルモン系、神経系をハッキングされてしまい、自分の人生よりも興奮するようにセットされています。

 

ちなみにニュースについてWikipediaにはこんな記載があります。

 

英語の綴りは「news」であり、「ニューズ(英国)」「ヌーズ(北米)」と読む。これは「new」を複数形にしたものであり、「(複数の)新しいこと」という意味の、中世ラテン語やフランス語の単語から英訳された。

 

ここまでは普通ですが、そのあとが面白いです。

 

この語の語源が方角をあらわす「北」「東」「西」「南」のそれぞれを意味する英語「North」「East」「West」「South」の頭文字だという意味だといわれることがあるが、これは民間語源で間違いである。

 

なるほどって感じです。

(あ、ちなみに、ニュースと濁らないのは日本語ですね。でもNewsweekのことはちゃんとニューズウィークと発音しますねー)

 

 

で、結論に飛ぶと、僕らは対岸の火事であるニューズ(新しいモノ達の集合)によって、神経系都内分泌系をかき乱されるようにスマートフォンと接続されているということです。

 

ニューズでも、ニュースでも何でも見ても良いのですが、接続されているプラグを外しましょう。アンプラグドしましょう。SNSに関しても、まるで新しさに反応する遺伝子が僕らにあるかのようです。

 

 

 

 

我々は情報によって振り回されているだけです。

 

そして、その幻に振り回されて、唯一自分にとって意味のある世界がないがしろにされているのです。

時間が尽きたら、もう二度と戻っては来ません。

 

唯一あんたにとって意味のある世界は消えてしまう。そして二度と戻ってはこない(『悪の法則』)

 

c.f.世界を実際以上に暗いように言いたくないが、世界が闇に沈んでいく時、世界というのは結局自分自身だ 2022年04月04日NEW !

 

 

気功との向き合い方も同様です。

 

新しい情報は、新しい食事と同じく、生きていくためには必須です。

(古い食事を加工食品と呼びます)

 

学び続けることも重要です。それが知的好奇心に基づいている限りは。

 

気功においても、知的好奇心を満たすために学びましょう。そして知的好奇心はゴールと結びついていますので、ゴールとそれが喚起する欲望をしっかりと捕まえましょう。

 

美味しい食事を食べると、舌の味蕾(みらい)が急速に変化していきます。すると、古い食事やジャンクフードが急速に受け付けなくなってきます(ランダム性を確保するためか、たまには食べたくなるものですが、そこはWant toで行きましょう!)。


リニューアルOnLine MenTorも、OnLine気功整体BootCampも新しい情報であり、あなたの血肉になる情報かと思いますが、それでも重要なのは自分の中から沸き起こる衝動であり、ゴールであり、ビジョンです。

 

そもそも文書なるものは、いわば一口飲んで永久に渇きを癒す神聖な泉であるものかね? 心身を爽快にしてくれるものは、きみ自身の魂の裡から湧きいずることなければ決して得られぬ」 (ゲーテ「ファウスト」)

 

 

 

ゲーテの『ファウスト』に倣(なら)うのであれば、

 

そもそもセミナーやスクールや動画教材は、いわば一口飲んだだけで、永久に渇きを癒す神聖な泉なわけないでしょう。

 

心身を爽快にしてくれるものは、きみ自身の魂の裡から湧きいずるビジョンやゴールや知的好奇心やWant toでなければ決して得られません」 (偽ゲーテ)

 

そして、もしそのようなゴールやビジョンがあるのであれば、一本の動画教材からも永遠に学ぶことさえもできます。繰り返し観る度に新しい学びがあります。

 

もし自分の中の「神聖な泉」にアクセスできたのであれば、「美味しいごちそう(食事も動画教材も)」は役に立ちます!

 

というわけで、リニューアルOnLine MenTor、そしてOnLine気功整体師養成BootCamp、お楽しみに!!

 

あ、ちなみにリクエストが増えてきたので、気功整体師養成スクールの開催を予定しています!

前回のルーティーンは「誰でもできるすごい技」のつもりだったのですが、、、、「天才にしかできない職人の技」だったようなので、全く新しくルーティーンを作り上げます。

 

 

3期募集開始!!(2022年4月開講!!)

 

【リニューアルOnLine MenTor1期、2期、3期 〜即戦力を鍛える密教的IQ(MiQ)の獲得!(6ヶ月完成)〜】
【概要】 毎月10日、20日に動画教材配信!(6ヶ月完成)、毎月10日23時からその月の講座内容に関連した気功技術の伝授(任意)
【場所】 いつでも、どこでも、どんなデバイスでも!!(Vimeoでの配信。ダウンロードも可!)
【受講料】 

45万円(プラチナコース:毎月1時間のパーソナルセッション&毎月動画教材配信)、

30万円(オンラインセッションコース:毎月15分のオンラインセッション&毎月動画教材配信)、

18万円(ヴァーチャルコース:動画教材のみ配信!)

(プラチナコースは一括払いのみ。他のコースは分割払い可能です。2回、3回、6回)
【受講資格】 ブログ読者の方
【持ち物】 ノートとペンと情熱、あとゴールを忘れずに!
【お申し込み】お申し込みはこちらから。

 

*初回伝授は10日を予定していますので、10日までにお申し込みいただければ今月スタートできます!

*従来のセミナー受講生やメンター生などは個人LINE、もしくはLINE@でメッセージをいただければ、それでお申し込みも可能です!!

 

 

すでにプロの気功師として活躍している方向けです。

気功だけではなく、気功整体師としても活躍したい、仕事の幅を広げたいと考えている方向けのOnLine講座です!

 

【OnLine気功整体師養成BootCamp1期 〜新しい解剖学で圧倒的な結果が出せる気功整体師になる!〜】
【概要】 毎月10日、20日に動画教材配信!(6ヶ月完成)
【場所】 いつでも、どこでも、どんなデバイスでも!!(Vimeoでの配信。ダウンロードも可!)(6ヶ月完成)

【受講コース】プラチナコース・・・毎月2本の動画教材+毎月1時間の対面(もしくはオンライン)セッション(通常のセッション以外に、気功整体やオイルトリートメントの選択も可能です)

       オンラインセッションコース・・・毎月2本の動画教材+毎月15分のオンラインセッション+1期に1回の1時間対面セッション

       ヴァーチャルコース・・・毎月2本の動画教材
【受講料】 45万円(プラチナコース)、30万円(オンラインセッションコース)、18万円(ヴァーチャルコース)

(プラチナコースは一括払いのみ。他のコースは分割払い可能です)
【受講資格】 ブログ読者の方(経験者は歓迎ですが、初心者でも大丈夫です!)
【持ち物】 ノートとペンと情熱、あとゴールを忘れずに!
【お申し込み】お申し込みはこちらから。

【伝授】任意で希望される方に対して、講座開始時に伝授を行います!(1期で1回のみです)。

*毎月10日までにお申し込みいただければその月からスタートできます!

*従来のセミナー受講生やメンター生などは個人LINE、もしくはLINE@でメッセージをいただければ、それでお申し込みも可能です!!

 

【教科書紹介】

*解剖書はいくつ持っていても良いですが、OnLineBootCampではこの一冊を手元に置いておいてください!!これだけで駆け上がりましょう!!

 

 

そして、スクール修了生向けの高度なセミナーとして、まといのば講座を開催しています!

革命シリーズもいよいよゴール設定版です!!

 

 

【まといのば講座『”手帳”革命 〜新しい時代の新しいビジョンの描き方、叶え方〜』】
【日時】 4月29日(金)19:00~22:00

【場所】 四ツ谷のセミナールーム(丸ノ内線四谷三丁目駅、都営新宿線曙橋駅が最寄り)
【受講料】  30,000円(PayPal決済可能です。請求先アドレスを記載してください)
【受講資格】 「まといのば」スクール修了生、OnLine MenTor受講生・修了生
【持ち物】 情熱とゴールと筆記用具
【お申し込み】お申し込みはこちらから!!

*ライブ(Zoom)受講も、ヴァーチャル(ビデオ)受講も可能です!!

 

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