自分には価値がない、自分は愛されていない。
愛されるためには、とことん頑張らないといけない。
価値がある人間と見做されるには、人の何倍も努力しないといけない。
悔しさや怒りをバネにして、命懸けで日々生きなければいけない。
それが僕等のかつてのパラダイムでした。
そしてそれに共鳴する作品が社会的に評価されています。
誰かと関わりたい
誰かに必要とされて
生きてていいって
自信が欲しいんだ
そのままの自分では、誰とも関わることができず、誰からも必要とされていない。
自分はこのまま生きてて良いという自信が全く無い。
ホワイト社会という言い方に対して、対概念としてあえてブラック社会と名付けるならば、ポスト世界大戦の社会はブラックでした。
「戦争を知らない子供たち」が戦争を知っている子どもたちの影響を無意識で受けるのです。
戦争のような人権侵害を否定したポスト世界大戦な社会で、軍艦マーチが鳴り響き、上官が下士官を殴るように体罰が正当化された時代がありました。
先のブログでも言及しましたが、高校ラグビーの実話を描いた作品には「戦争」とあります(『スクールウォーズ』)。
ちなみに「まといのば」も認定気功整体師をSoldier(ソルジャー、兵士)と呼び、その訓練をBootCamp(新兵訓練)と呼んでいますから、かなり毒が回ってブラックです(一応、言い訳をするならば、これはマイケル・ジャクソンの「愛の戦士」から来ています)。
負けることが当たり前すぎて、ベストを尽くさず、負けてヘラヘラしているラグビー部員に対して、「それで悔しくないのか、勝ちたいと思わないのか」と監督は追い詰めていきます。
面白いのはラグビー部員たちが改心したあとに、殴る点です。
これがホワイト社会的です。いや、殴るのはありえないですが、改心したあとに殴るというのは、あの『1984』と同じ母性的支配という点では、見事です。
殉教者を出さないシステムです。
社会システムに反するものを罰するのではなく、きちんと「更生」してから処罰するという点では(スクールウォーズの殴りは処罰ではないという建前ですが)、とても似ています。
情動は長続きしないのです。
怒りは長続きせず(喜びも長続きせず)、意志力や報酬系の刺激は上限があります。
もっと淡々と、もっと普通にやって、普通に成功する道があるのです。
でも、これは、スピリチュアリズムの「ありのままで良い」とは少しだけ違います。
スピリチュアリズムの「ありのまま」というのを「ありのままのアリはアリのままだった」などと
批判しますが、現状肯定的な「ありのまま」はアウトなのです。変わらないための方便にしてはいけません。人は変わっていき、成長していくのが本来のあり方だからです。変わらないためにエネルギーを使ってはいけません。
能力の輪という概念があります。
能力の輪と外では効率が数千倍違います。
「得意なこと」という感覚でも最初は良いのです。
自分にとって得意なことは、鼻歌交じりでもできちゃうのです。
そして周りができないことに不思議に思うものです。
これが「能力の輪」です。
この「能力の輪」を自覚して、そこに留まることが成功の秘訣だとウォーレン・バフェットは言いました。
でも、面白いことに自分が得意なことは、人も簡単にできると思ってしまいます。
「いや、こんなこと、誰にでもできるよ」
「ちょっと練習すれば、だれでもできるから」
とつい言ってしまうようなことが、自分の「能力の輪」の中であることは往々にしてあります。
「誰にでもできる」と自分が無意識に思っているから、「能力の輪」を自分が評価しないのです(社会がどれだけ評価したとしても)。
逆に、もっと努力して、もっとがんばらないと評価されないと思っているので、わざわざ「能力の輪」の外に出て、苦しんで何かを獲得しようとするのです。毒が回っているのです。ブラックすぎるのです。
「普通革命」講座では、2つのパラメーターを仮に導入しました。
ひとつは「能力の輪」というパラメーターです。
もう一つは自分の調子が最高に良い時間と空間であるところの「スイートスポット」です。
この2つが重なるところが、自分にとって楽で楽しくて、かつ最高のパフォーマンスが可能な「普通」の空間なのです。
能力の輪×スイートスポット=“普通”
です。
この「普通」を目指すのではなく、ここに戻る感覚です。
本来自分がいた場所へ戻るのです。懐かしい場所、楽しい場所へ戻る感じです。
Home sweet home(埴生の宿、楽しきわが家)です。
SweetなHomeです。
AwayをHomeにして、Home! Sweet Homeと歌いましょう。
そこを目指すのではなく、そこに戻るだけです。
幸せの青い鳥と同じで、世界を冒険したあとに、家にいることに気付くのです。
そんなフィードバックをいただきました!
(引用開始)
本来の自分は楽で結果も出て、最高だと思いました。
今日試しにクラブでナンパをしてみたら、結果が全然違いました。
声掛けたらみんな話してくれるし、会話が弾むし、楽しんでくれました。
今声かけたけど、元から友達だったみたいな感覚になり、連絡先交換の数も3倍以上でした。
あとは、逆に声かけられたりもしました。
そしてこの「普通」のいいところは、まったく疲れないということでした。
頑張って人と話したときの嫌な疲労感がありません。
普通に素で声をかけて話してるだけなので、本当に楽でした。
(引用終了)
(クラブに行ったのはセミナーのあの後なのでしょうか?若いってすごい)
Pick Upも構えずに、いわゆる自然体で「普通」にやれば、普通にリアクションが返ってくるものです。いかに「普通」にやるかがポイントです。
Pick Upと気構えずに、シンプルに”Boy meets girl."です。
「元から友達だったみたいな感覚」になったり、逆ナン(逆に声かけられたり)されたり、良いことばかりですね。
そして、この方もおっしゃるように、「まったく疲れない」のです。
セミナーのワークでも、「楽になった」というフィードバックが多かったです。逆にどれだけ重しをつけてしまったかが分かります。そしてこれは意識的には重りを下ろせないので、無意識で書き換えるしかないのです。
「疲れる」のは、むしろ自分を自分が過小評価していて、頑張っていたときが疲れるのです。
普通に素で話すことが、本来のSkin in the gameということであって、「これからお前たちを殴る」はSkinではなく、戦時中の亡霊に乗っ取られているだけなのです。軍人の皮を着てしまっているだけなのです。
というわけで、来月のフェロモン革命、そして4月は恒例の「手帳講座〜ホワイト革命のゴール設定〜」、そして5月は「才能」ということについて、ほぼはじめて切り込みます!!
お楽しみに!!!
まずは今週末の「アーユルヴェーダの龍脈」スクールをお楽しみに!!!
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2月27日(日)13:00〜18:00
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