【募集開始】「過去には中毒性がある」(『レミニセンス』)〜情報と物理のはざま、リアルと夢の懸け橋 | 気功師から見たバレエとヒーリングのコツ~「まといのば」ブログ

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超常的な力を得るということは、「普通」になることです。

 

なんの変哲もない普通の状態です。至極まっとうな推論、ねじれのない論理。

 

陽のあたる場所をさわやかに歩いているようなものです。

 

そんな話を先日の脱洗脳のセッションでしました。抽象度の高い世界や自分が憧れる世界が「普通」であることをもし知らなければ、情報空間で迷子になってしまいます。安い魔境に吸い込まれてしまいます。

 

ふと気がつくと、私はますぐな道を見失い、暗い森に迷い込んでいた〜量子力学へのパラダイム・シフト〜 2014年02月03日

 

 

その「普通」の状態にある人を外から観察したときに、その希少性が異常性として観測されるだけで、普通からしたら、異常なのは「超常的な力」を持たない人々の住む狂水の世界のほうです(そういうことを公言すると火炙りにされるので、「普通」の人が異常なふりをするのです。最近で言えば、病名を当てたりして)。

 

 

 

我々の心と身体を文字通り縛る「枷(かせ)」のようなものが何重にもはりめぐらされていて、それを外すことが重要です。その枷を見つけることも、知恵の輪のような枷を外す術を見つけるにも、根気良さと思い切りと、チャンスに鋭敏な精神と最低限度のIQが必要となります。

 

*クィーンズ・ギャンビットはエミー賞を受賞しましたね!本編も良かったですが、メイキングも素晴らしかったです。

 

ただその作業は非常に楽しいものです。辛いことと恐怖と絶望に彩られていますが、しかしその本質は喜びであり、楽しみです。

パズルが解けないままで、「いや〜今回は手強かった」と言って死んでいくのは一つの大往生ではないかとすら思います。

そのパズルは時限装置のようなもので、時限爆弾が解除できなければ、解除しようとした人が吹き飛ぶように、時間内に解除できなければ、脱洗脳者の人生も吹き飛びます。

 

 

地図が無ければ、目的地に行くのは厳しく(しかし最近の研究で面白かったのは、地図が間違っていても、目的地に行くのに結果的に役立ったというものです)、その地図にあたるのは我々は理論です。

なぜ哲学を学ぶのか、なぜ数学を学ぶのか、なぜ論理学を、なぜ聖書学を、なぜコンピューターサイエンスを、、、、、なぜ学ぶのかと言えば、忘れていたけど身体に染み込んだその知識が智慧となって(いわゆるこれもレミニセンス効果とも言えますね)、謎解きを助けてくれるからです。理論がなければ、観ることすらできません。

 

来月のスクール(10月16日、17日)のテーマは、情報空間と物理空間の間(はざま)です。

 

我々は知識としては、すでに物理空間と情報空間の境目について、その歴史的な決着については、すでに知っています。

 

前提として、物理空間が明らかに存在し、一方で情報空間も明らかに存在します。

 

あなたの目の前に物理空間に明らかに存在し、鉄腕アトムや仮面ライダーやガンダムは情報空間に存在します。でも、どちらも高い実在性を有しています。

 

物理空間と情報空間の境目はどこだろうと、境目探しのために天竺(てんじく)まで人類は行き(冗談です)、そしてそこで真に驚くべき事実を発見しました。

 

ちなみに余談ながら、物理空間と情報空間の境目は存在するという立場のスピリチュアリズムがクォンタムヒーリングの理論的支柱です。その境目とは、量子(クォンタム)であるということです(量子より智子のソフォンのほうがまだリアルですね)(←「三体」のことです)。

 

 

 

 

 

 

その境目たるクォンタムを媒介にして、物理と情報は繋がっているのだという、数十年前であれば喝采されたであろう議論をいまだに使いまわしています。科学がアップデートしたら、宗教もアップデートしなくてはいけません(科学と宗教は双子の兄弟です。魔術と科学がそうであるように)。

 

 

 

 

でも、今回我々はその境目をあえて探しに行きます。

 

幸せの青い鳥は外にはいないのですが、あえて外に探しに行くことで、内を変容させます。

 

 

歴史的に、そして理論的には、グランディング問題と言われた境目問題は解決を見ています。

天竺に至って、知り得た結論というのは、「境目はどこ」という問いに対して、「境目など存在しない」というものでした。

 

物理空間と情報空間の境目はどこだろうという問題意識に対して、その結論がそんな境目は存在しないというものだったのです。

 

驚くべきものです。

 

明らかに異なる2つのものを並べて、この差はないと言われているような感じです。

 

赤色と青色は明らかに違いますが、色見本のグラデーションの中で境目は消失します。

 

 

物理空間と情報空間は地続きなのです。

そうは思えないですが、そう考えるしかないのです。

そして、そう考える人に不思議なことができます。

 

また、かつては物理空間が優位と信じられていたのですが、それもコペルニクス的転回を経て、「それでも地球は回っている」(ガリレオ・ガリレイ)となりました。すなわち、太陽ではなく、地球が自転公転しているのです。

物理空間が情報空間を包摂しているのではなく、情報空間が物理空間を包摂しているのです。

 

パラダイムシフトとは、全てがあべこべになる体験です。

 

パスカルはその意味で正しかったのです。

 

 

人間は自然の中でもっとも弱い一本の葦にすぎない。だが、それは考える葦である。これを押しつぶすには、宇宙全体が武装する必要はない。一条の蒸気、一滴の水があれば、これを殺すのに十分である。しかし、宇宙が人間を押しつぶすとしても、それでも人間はこれを殺すものよりも尊いであろう。なぜなら、人間は自分が死ぬことを、そして、宇宙が自分よりすぐれていることを、知っているからである。宇宙はこのことを何も知らない。
 して見ると、われわれの尊厳はすべて思惟にある。われわれが立ち上がらなければならないのは、ここからであって、空間や時間からではない。空間と時間はわれわれには満たすことのできないものである。だから、正しく考えるように努めよう。ここに道徳の原理がある。
(パスカル『パンセ』)

 

 

そして敢えて言うならば、、、ヒューリスティックには物理空間と情報空間の間(はざま)、もしくは境界線というのは存在します。いや、境界面というべきか、境界次元というべきか、そのようなものは存在します。というのが、今回のレミニセンススクールのテーマです。

もちろん理論的には存在しません。しかしその境界次元をあたかも存在するかのように操作することで、魔術的な力が引き出せる、、、かもしれません。少なくとも脱洗脳に関しては、サクサク進むでしょう。

 

そして物理と情報を自覚的に行き来できなければ、優秀なヒーラーは、優秀であればあるほど闇堕ちします。懐かしい魔境(ダークネスバウンダリー)が口を開けて待っています(さほど優秀ではないヒーラーさんはその意味では心配ありません)。

 

映画「レミニセンス」の中でヒュー・ジャックマン扮する主人公はこう言います。

 

Nothing is more addictive than the past.
(過去には中毒性がある)

 

と。

 

 

 

過去とは何でしょう。

なぜ中毒性があるのでしょう(映画の設定上は、未来に希望が無いからです)。

(とは言え、現実にも我々は繰り返し思い出してしまうほどに、たとえばトラウマのような記憶には中毒性があります。それが良いか悪いかではなく、脳にどう働くかがポイントです)

 

過去の記憶とは、リアルな世界を起源としながら、それは情報です。

「それは過去自体ではなく、記憶ですよね」という反論はあるかもしれませんが、記憶以外に過去は存在せず、それは記憶という情報空間の中にしかありません(タイムマシンが発明されたらまた別でしょうが、そのときも現在には過去は存在せず、過去に行くことで、過去を現在にしているので、理論的には、今と変わりはありません)

 

情報空間に属するものですし、いわゆる心理学のレミニセンス効果を繰り返すことで、それはStoryに昇華したものです。綺麗に言えば昇華ですが、悪く言えば改変であり、改悪であり、リアルから大きく離れたものです。

とは言え、リアルをそのまま持ち運ぶにはそのデータ量は膨大で、そしてどこまでもランダムネスがつきまとうフラクタル構造なので(限度はありますが、その前に人間の限界にすぐに達します)、情報量が爆発します。

 

逆に未来もまた情報状態です。それは物理空間に属するものではなく、情報空間に属します。まだ目の前に物理的に存在しないからです。

 

 

そして現在まもた情報状態です。我々は知らないものを観ることができません。知っているものには中毒性のある過去がべったりと張り付いているので、我々は片付けをしていると幾度となくタイムスリップしてしまい、スリップしたまま立ち上がることなく、現実世界に立ち戻ることになります(片付けができず)。

逆に片付けが得意な人は、もしかしたら過去の理想の状態(情報状態)に現実を適用させようとしているだけなのかもしれません。クリエィティブな片付けが無く、過去の状態への回帰であれば、ランダムネスも存在しません(でも、片付けは大事w)。

 

 

脱洗脳のときに問題になるのは、「いまどこにいるのか?」ということです。

 

深い変性意識状態に入って過去に移動してしまい、そしてその過去の痛烈な経験を追体験(本人にとっては、現在進行系での体験)によって、再びそこから変性意識に逃避していくことはよくあります。しかし、現在は決してその過去ではないので、より始末が悪いのです。

 

過去に移動して、その過去から逃れるために、もっと深い変性意識状態に潜り込んで、そして何食わぬ顔をして、現実に戻ってくることができるのです。

そのとき自分は深い深い闇に閉じ込められています。しかしそこは、誰も傷つける人がいない、ショックを受けることのない王国なのです。くるみの殻でも王国なのです。

 

O God, I could be bounded in a nutshell and count myself a king of infinite space, were it not that I have bad dreams.(シェイクスピア『ハムレット』)

 

我々はその闇からクライアントを救おうとして、脱洗脳の過程でより深い闇へと結果的にいざなってしまうことにもなりかねません。

 

ここで地図となるのが、「理論」です。

 

学校でお勉強を学ぶのと似ていて、生徒は難しい理論を眺めながら「それは何の役に立つのか」と思います(僕は思ったことは無い気がしますが)(「役に立つことしかしたくない」というのは、きわめて特殊な思想です。プラグマティズムですら無いと思います)。

 

理論を学ぶのも似ていて、緊急脱出マニュアルのようなもので、いつか役に立つのだけど、学んでいるときはそんなときが来るとは思えないのです。

 

ですので、今回のスクールでは、危機を体験してもらいながら、緊急脱出脱出マニュアルをインストールします。インストールしつつ、忘れてもらい(レミニセンス効果を発揮してもらい)より柔軟で、より自分にフィットした緊急脱出マニュアルならぬ脱洗脳法を習得してもらいます。

 

意識、潜在意識。洗脳と脱洗脳、瞑想と超瞑想、リアルな手触りのアンカーとトリガーなど、面白いコンテンツが目白押しです。

 

これまであえて避けてきた呼吸法(シン・呼吸法)や瞑想習得のための具体的な方法論(阿字観瞑想の簡易版)なども大公開します!

 

お楽しみに!!!

 

 

【レミニセンススクール 〜情報と物理の間(はざま)、リアルと夢の懸け橋〜】

【日時】 10月16日(土)13:00〜18:00

     10月17日(日)13:00〜18:00

【場所】 四ツ谷のセミナールーム(丸ノ内線四谷三丁目駅、都営新宿線曙橋駅が最寄り)
【受講料】  230,000円(PayPal決済可能です。請求先アドレスを記載してください)

*Zoomによるライブ受講あります!!

*動画教材(当初はZoom版、その後高画質版)によるヴァーチャル受講もあります!
【受講資格】 「まといのば」のセミナー受講生、メンター生・修了生
【持ち物】 情熱とゴールと筆記用具、動きやすい服装
【お申し込み】お申し込みはこちら!!(フォームメーラー)

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【映画紹介】

わかりやすいのはこちらのPVですが、好きなのはもう一つのUS版。