美肌プロ受講生向けのテクニカルな話しになります。
レイヤーの感覚というのは、解剖直観につながります。
レイヤーの感覚というのは、身体に触れたときに、いま自分がどのレイヤーに触れているかを明確に意識することです。もちろん意識だけすれば良いわけではなく、それは明確に客観的に触れる必要があります。
骨なら骨を、皮下脂肪(浅筋膜)なら皮下脂肪をしっかり触るべきです。
これがきっちり分かれていれば、この人は身体を「分かっている」ことが明瞭になるのです。
皮膚表面というのは比較的にわかりやすいと思います。
そして骨もまたわかりやすいものです。
ただ昨日の美肌プロ初日でやったように「骨」の周りに情報がくっついていてボワンとふくらんでいることがありますので、本当の「骨」の感触を早い時期に知っておく必要があります。
ほとんどの人のほとんどの骨はボワンとふくらんでいます。
きっちりエロスなどを用いて、骨を脱洗脳しておきましょう。骨から不要な情報を抜いておくと、固くて軽くてしっかりしていて、小さなカルシウムとアミノ酸の塊が出てきます。
次にわかりやすいのは、筋膜です。深筋膜ですね。
深筋膜というのは、プラスチックや光沢紙のようなツルツルした感触です。
筋肉の感触とはまた違います。筋肉は硬かったり、(深くゆるめていれば)水のように柔らかかったりしますが、それは筋繊維のことです。
いま話題にしているのは深筋膜です。深筋膜はツルツルした感触です。
これは解剖実習でしっかりと現物を触れて、その感触を指と脳に刻み込むことです。
いまはひたすらに「生きた解剖学」でそのツルツル感を掴んでください(すなわち生きた人間の身体で実地に掴むということです)。
深筋膜がわかるようになると、その表層はすべて浅筋膜となります。皮下脂肪ですね。
皮下脂肪というのは、全部脂肪だと思っているでしょうが、そこは筋膜です。
筋膜の合間に脂肪細胞が入り込んでいます。
筋膜と脂肪細胞がミルフィーユのように重なっていると考えてもOKです。
皮下脂肪はオイルタンクではありません。脂肪細胞と筋膜が重なり合ってもつれあっています。
そこにはもちろん神経も血管も通っています。
だから冷たかったり、暖かったり、感じたり感じなかったりします。
皮膚が単なる身体のラッピングではないように、皮下脂肪も単なるオイルタンクやクッションや防寒ではないのです。浅筋膜もまた臓器なのです。内分泌器官なのです(アディトレでおなじみのよに)。
話を戻します。
まずは骨を触り、次に皮膚表面を触り、深筋膜のツルツル感を味わったら、筋肉の筋繊維の中に指を入れ、そして常在菌叢のしっとり感やカサカサ感を感じます(ガサガサになったら、それは角質の乾燥が視野に入ってきています)。
表層から順に考えると
常在菌叢
表皮(角質)
皮下脂肪(浅筋膜)
深筋膜
筋繊維
骨
となります。
この6つに加えて、常在菌叢の表層があります。これは物理というよりは情報ですし、スピリチュアルっぽく言えばオーラですが、このオーラもかなり大事です。
心理学ではボディーゾーンなどと言いますが、この何もない空間にも(あたかも)神経は拡大しているかのように、我々の脳は反応します。
そして、そこの情報によって我々は美肌クリームを流せます。
というわけで、7つのレイヤーを使いこなすことが重要ということです。
ちなみに気功整体師はこの6番目と7番目のレイヤーをより深く解剖直観していきます。
たとえば、大腿直筋の下の中間広筋、上腕二頭筋の下の上腕筋、腓腹筋の下のヒラメ筋などは明確に意識すべきです。
レイヤーの移動というのは、ひたすら楽しんで訓練することです。
実際に楽しいものです。
たとえば浅筋膜に触れて、FATを流すだけで身体は不思議にゆるみ、筋膜は不思議と引き締まり、良い身体になっていきます。筋肉でゆるまなかったことが、そっと触る皮下脂肪に対するアプローチで劇的に変わるのです(初日にやったように)。
また深筋膜を全身のユニタードのようにイメージして、そこに強烈に美肌クリームを流すと、、、それだけで良い身体になっていきます!
筋肉ではなく、筋膜が大事というのはRayZapの標語です(「RayZapは筋トレではなく、筋膜トレーニング」)。
特に女子にとっては、そしてフェミニンな男子にとっては筋膜トレは必須ですね!
常在菌叢も負けてはいなくて、常在菌叢に流すだけで、深い深い部分が不思議とゆるみます。もちろんシワも消え、シミも薄くなります。
顔に対して行えば、表情が豊かになります。
ちなみに表皮の一番表層である角質も非常に面白く、手を重ねて、少しだけずらすとひっかかりがあると思いますが、それが角質です。角質感覚というべきものをしっかり持って、角質ケアを意識すると、身体は大きく変わります。楽日の今日は実際に角質を生まれ変わらせる秘術を(←大げさかっ)を伝授しますw
どのレイヤーに対して流しても、圧倒的な結果が出ます。
逆に一番良くないのは、、、、すべてのレイヤーをごっちゃにしてしまうことです。
慣れてきて、意図的にレイヤーを重ねるのは悪くありませんが、レイヤーを混ぜて認識するのはアウトなのです。
レイヤーは綺麗に分かれていて、いつも身体が透き通って見えるようにしたいのです。
肌が透き通り、その透き通った肌の向こう側に心が見えてくるのです。心だけではなく、未来も。そしてその人の本来の才能も!
とういわけで楽日がんばりましょう!
楽しみましょう!!