どんな出来事にも二つの把手があって、さわると手が傷つくような把手を選ぶのは賢明な選択肢ではない | 気功師から見たバレエとヒーリングのコツ~「まといのば」ブログ

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*次の月曜日(祝日)に開催する『能力の輪』をテーマにしたヒーラー養成1Dayスクールは、13時開始と告知していましたが、1時間後ろ倒しして14時スタートです!
ヒーラー養成1Dayスクール『能力の輪の実習』〜自分の才能を人知れず開発する技〜

9月23日(月・祝)14時〜19時(受講料16万円)

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*来月のヒーラー養成スクール特別編のギルド=ゴールドスクール(「能力の輪」と天才を作るギルド集団、そしてミエリン鞘、ディーププラクティスに関するスクールです)の開催日程は10月12日、13日の土日です!

 

ヒーラー養成スクール〜ギルド=ゴールドスクール、天才を生み出す集団の秘密〜
10月12日(土)13日(日)

 

です!お申し込みはこちら!

 

 

「顔は笑っているけど、目が笑っていない」という言い方があります。

 

目が笑っていないってどういうことでしょう?

(でも、そういう人っています)

 

目は顔の部分集合のような気がするのに、顔と目は独立しているのでしょうか?

 

目が笑っていないと言っても、そもそも目は笑うものでしょうか?

少なくとも眼球や水晶体は「笑う」というような高度な機能を持たなそうですw

(いや、冗談です)

 

 

ただ、笑うことで自分の気持ちが変わることは事実です。

 

 

 

 

幸福だから笑うというのが通常の考え方でしょうが、笑うから幸福になるという回路もあるのです。

 

幸福 → 笑う

 

のではなく、

 

笑う → 幸福

 

という回路です。

 

楽しいから笑うことや、幸福だから笑うというのは、まるで原因と結果のようですが、実際はひっくり返っても成立します。

c.f.美人というのは妙な言葉だよね。見た目のことだと思っている人もいる。でも、、、 2018年02月15日

 

こういう現象は多くあります。

 

たとえば、REM睡眠というのは、Rapid Eye Movement睡眠です。

文字通りまぶたの下で目が素早く動いています。

眼球が動いているときに、海馬が記憶を整理します。

これも因果関係ではなく、相関関係です。

 

*写真のようですが、絵です。

 

ですので、眼球を激しく動かすことで、記憶に介入することができます(たとえば苫米地ワークスにおける「ひとめぼれ」技はこれを利用しています)。

 

海馬 → 眼球運動

 

だけではなく、

 

眼球運動 → 海馬

 

という関係も可能ということです。

 

まあ、それはともかくとして、目が笑っていないとはどういうことでしょう。

 

これは単純に考えると、眼輪筋の運動を伴わないということです。

僕らは情動が動くと、眼輪筋が動くと認識しています。

 

ですので、眼輪筋が動いていないことを、「目が笑っていない」と言います。

 

逆に言えば、眼輪筋を意図的に動かすと、、、目が笑います。

目が笑うと、心が楽しく動き出します。

(ちなみにこの逆がボトックスです。ボトックス注射によって、感情が動きづらくなるケースがあります。一方で、悪い感情を消すためにボトックス注射を使う場合があります。鬱の治療法として、皺眉筋というまゆをひそめる筋肉を弛緩させることで、鬱につながる情動を軽減できます)

 

そう考えると、肉体と心というのは驚くほどつながっているばかりか、心から肉体へのアプローチだけではなく、肉体から心へのアプローチも可能になります。

c.f.私たちに対する温かい気持ちを相手に抱かせたかったら、温かい飲み物を手渡しましょう。 2018年06月25日

c.f.保守派はしばしばリベラルを「うさん臭い」と批判するが、彼らはほんとうに臭いと感じているかも 2018年06月26日

 

 

 

で、眼輪筋です!

 

 

中丹田ラポール講座ではまず「眼輪筋」のワークからやりました。

 

眼輪筋というのは、目の周りの筋肉です。

目を閉じるための筋肉です。

 

この筋肉をゆるめてあげると、いろいろと良いことがあります。

 

たとえば、、、

 

二重になったり、

 

目がぱっちりしたり、

 

心が明るくなったり、

 

目が印象的になったり、

 

黒目が輝いたり、

 

若返った印象になったり、

 

頭がすっきりしたりします。

 

 

そして何よりもラポール形成を助けてくれます。

 

なぜなら、目が魅力的になると、つい長くあなたの目を相手が見てしまいます。

すると相手の脳は、あなたの重要性が高いと認識するのです。

 

単に目をついちょっとだけ長く見ただけなのですが、「長く見ている」という行為を脳が判断して、この人は重要だと認識(もしくは誤解)してしまうのです。

(カラーコンタクトを入れたくなる理由が分かります)

c.f.ミランダ・カーの笑顔に癒やされつつ、学ぶ!! 〜美とは情報量と抽象度〜 2018年06月22日

 

 

これは気功技術を使わなくても体験できます。

 

やり方は簡単です。

 

まず使用前をしっかりとチェックしましょう。

自分の目の開き方、目の輝き、心の状態、姿勢などを丁寧に観察して、記録しておきます。写真を撮っても良いでしょう。

 

そして、1分間、時間を計ってワークします。

 

1分間だけ、目を軽く押さえます。手のひらで覆う感じです。そのときに眼輪筋自体を軽く押すことで、筋膜リリースをするのも良い方法です。手のひらの熱が伝わってきて、気持ち良いと思ってもOKです。

 

気を流せる人は気を流しましょう。

 

このときのポイントは気持ちよさを味わうということです。

そして1分をきっちり守るということです(少しくらい延長してもOKですが、ちゃんとタイマーはつけましょう)(なぜなら、気功は短時間で試して、フィードバックを取って、試して、フィードバックを取る方が上手になるのが早いからです)

c.f.ひたすらマシンのようにアウトプットと微調整をくり返す先に偉大な結果が待っている 2013年12月06日

 

では、タイマーをつけて、1分間、目を覆ってみましょう!!

 

片方ずつやっても構いません。

 

1分経ったら、是非チェックしてみてください。これはできれば、グループでやると良いです。

人の変化には、僕らは敏感です。

そして自分の良い変化に対しては、僕らは盲目です(逆に、自分を客観的に見れるようになると、フィードバックのとり方の精度が上がり、結果的に気功が上達します!

盲目であることは、決して謙虚とは違います。単に見えていないだけです)

 

 

中丹田ラポール講座では、またたくさんの気功技術を紹介しました。

 

伝授した技術もたくさんです。

 

珍しいことですが、、、、、中丹田ラポール講座で伝授した気功技術を公開します(^o^)

(評判が良ければ、講座ごとに伝授した気功技術を公開します)

 

・はじめての気功

・中丹田ラポール

・筋肉

・美肌クリーム美容整形Eye

・美容整形白目

・美容整形黒目

・骨

・Goal中丹田ラポール(仮名)(新技術)

・白毫合わせ

・Echo

・AR

 

*「白目」「黒目」「白毫合わせ」「Echo」「AR」のワークは収録されていませんが、解説には少し触れています!
 

 

中丹田ラポール講座はヴァーチャル受講も可能ですので、是非楽しみにして欲しいと思います(配信はずいぶんと先です!急ぎますが)。

 

ただ今回も多くの技術をやりましたが、大事なのは理論と、たったひとつのお気に入りの気功技術です。とは言え、厳密には、理論の理解は必須ではないのですが、理解があったほうが圧倒的に結果の出方が変わります(なくても、気功技術を使えば結果は出てしまいます)

そして、気功技術に関しては多ければ多いほど良いわけではなく、使い込んだお気に入りの技術が少なくある方が良いのです。

なぜなら、気功技術は使えば使うほどに手に馴染み、そして上手になるからです。

 

たとえば、今回の中丹田ラポールで言えば、「眼輪筋」をゆるめるというワークだけをひたすらにやっても、全てが変わります。

顔が変わり、視界が変わり、姿勢が変わり、心が変わり、感情が変わり、人格が変わります。

 

エーリヒ・フロムが「愛の技法」というタイトルの本を書き、愛は技術であり、真摯に学ぶものだと言いました。

それを真似ていえば、ラポールもまた技術です。

しっかりと理論と実践を積み重ねて、上手になっていくものです。

 

でも、愛の技術などと言うと、まるでモテ気功(フェロモン気功)などで教科書としている「The game」や「僕は愛を証明しようと思う」のようです。

 

 

しかし、テクニックというのは、単にテクニックなのではなく、小手先のように見えるような技が実際は心の奥深くを書き換え、人格を書き換えます。そのことについての理解がなければ、深い闇に堕ちます。

 

目の周りの筋肉をゆるめるのは、相手に目をパッチリにして見せているだけでは無いのです。心も「パッチリ」にしているのです。

その意味でお化粧をしながら、日々女性たちは(お化粧をする男性も)内部表現を丁寧に書き換えているのです。

 

メイクはとても大事ですが、皮膚や筋肉、そして情報的身体も同じくらい大切です。

そしてそれらは要素なのではなく、お互いに絡み合っています。

眼輪筋が心や姿勢や人格と絡み合っているように、お互いに影響しあっています。

 

イラッとしたら、眼輪筋をゆるめてみましょう。

世界が異なる光景に見えてきます(このような体験を全身で引き起こすのが気功整体師の役割ですね)。

 

 

たとえば、雨が降ってきたときに、「また雨か、天気予報、全然当たらないな」などと毒づかずに、「雨の街も風情があるよね」と言いながら、傘を広げることです、とアランは言いますw

 

アランというのはフランスの哲学者のアランです。

 

そんな風に言ったところで、雨が止むわけではないのはその通りです。でも、身体が変わり、心が変わるのだから、そう言うべきだと。

 

なぜなら、君がほほ笑んだところで、雨には何のはたらきもないが、人間には大いに力があるから。ただほほ笑むまねをしただけでも、すでに人間の悲しみや退屈さはやわらいでいるのだ。(アラン「幸福論」)

 

これをアランは古(いにしえ)の言葉として、美しい表現で語っています。

 

どんな出来事にも二つの把手(とって)があって、さわると手が傷つくような把手(とって)を選ぶのは賢明な選択肢ではない(アラン「幸福論」)

 

僕らは「さわると手が傷つくような把手(とって)」を選ぶのが正しいこととされるような、あべこべの世界にいます。

 

とりあえず立ち止まって、眼輪筋をゆるめてみましょう!!

 

 

【書籍紹介】

 

 

 

 

 

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