昨日の寺子屋「はじめてのギリシャ神話」講座のあとの質疑応答で紹介した動画です。
フィードバックループということ、こまかなフィードバックによる修正によって仕上げていくという感覚というのは、技術以上に重要です。何で描くかではなく、どう描くかが大事なのです(What,Howときたら中心にはWhyが来るのかもしれませんが(^^) Start with Whyですね拙記事「結局サイモンが言いたいのはThe Crazy Onesになれということ」)
Gizmodeの記事このモーガン・フリーマンの肖像画、iPadで描いたって言ったら信じますか?(動画あり)でも紹介されており、公開が今月2日にもかかわらず、3日間で900万回を超えます。すごいペースです。
このKyle Lambertさんの動画はいくつもありますし、完成した作品もたくさんあるのですが、もっともわかりやすいのはこのモーガン・フリーマンだと思います。
写真ではなく、指でiPadに描いた作品です。
その作品を描いている過程が動画でアップされています。
ピカソもそうですし、カレル・アペルなども自身の創作風景を動画で残していますが、このように創作過程のすべてが記録として残る(残せる)というのは素敵なことだなぁと思います。
この動画は非常に面白いのですが、リアリティということで言うと、下のネコちゃんの描画のほうがリアルです。アウトプットして(描いて)、それをチェックして、そして修正して描いての繰り返しのフィードバックループが作品を完成させていきます。
(動画が削除されていました。2021/09/26)
最初の絶望的な落書きのような状態(失礼m(_ _)m)から、どんどん変わっていく様を楽しんでください。これは学習も気功も生活も同じだと僕は思います。そしてこのカラクリというか感触を知っている人がいわゆる「努力を厭わず」そして「短期間で圧倒的な結果を出す」人になると思います。
アランでしたか、赤ん坊が繰り返し立ち上がろうとしているときに、何度も失敗する、しかしそれで赤ん坊はくじけることはなく、ニコニコと繰り返しトライするというようなことを書いています。
ハイハイをする赤ん坊が『僕には二足歩行は無理だよ、第一にそれだけの筋肉が発達していないし、歩けた経験もない。参考にすべき教材もないんでしょ、それなのに、やみくもに歩けとか言われても絶対に無理。第ニにこの先の未来で考えたら、移動にはほとんど足を使わなくなるし、それよりは頭を鍛えたほうがいよ。第三に物理学的に考えても二足歩行というのは合理性を逸しているよ、なんだったら証明してみせようか?』とか御託を並べたら...心が弱っているときであれば、口より先に手が出そうです。まあ『黙って、歩け』でおしまいですが。
話を戻して、この感触とマップ(ゲシュタルト)があればどこへでも行けると僕は思っています。感触とはCrazyさであり、それは機械のような単純反復を自分に課すCrazyさであり、マップとは異常なまでの思い込みの強さであり、確信の強さです。
ちなみに以前、美肌プロ養成スクールなどで美容整形の講座を開催していたときは同じテーマでまた違う動画を紹介しています。「【美肌】この動画を見ておいて下さい!」。
ここでは2つの動画を紹介しています。1つは写真にしか見えないPhotoshopでの描画の全過程。そして最近では珍しくなくなりましたが、すっぴんからのお化粧の全行程とその衝撃的なBefore Afterです。
最後に90秒で絵を描き上げるというパフォーマンス、あわや本番の舞台で大失態かとおもいきや、というドキドキハラハラな作品です。
【書籍紹介】
上記で言及しましたみなさまお馴染みのアランの幸福論です(^^)
幸福論 (岩波文庫)/岩波書店
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アラン『幸福論』 2011年11月 (100分 de 名著)/NHK出版
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