僕が好きなスピ系の小話にこんなのがあります。
あるとき僻地にバチカンから偉い司教様がやってきました。
僻地というか、島ですね。島に3人の宣教師がいて、そこにバチカンからエリートがやってくるわけです。
そこにいた宣教師3人は素朴な人々でして、お祈りもシンプルなものしか知りません。
そのお祈りの内容は覚えていませんが、「私達は3人で一つ、神様も3人で一つ、アーメン」みたいなそんな感じのものでした(三位一体ですね。トリニティのことです。一応)。
そのお祈りを聞いて、バチカンから来たエリートが、驚いて、もっと最新のお祈りを教えようとします。
もっとラテン語とかギリシャ語の偉そうな長々した有り難みのあるお祈りを教えます。
3人の宣教師は一生懸命にそれを勉強します。覚えようとします。
時間が経ち、バチカンから来たエリート司教様が船で帰るときに、その3人の宣教師が追いかけて来て聞きます。
「ありがたいお祈りを忘れてしまいました。もう一度教えて下さい」と。
3人は驚くべきことに、水の上を走ってきたのです。海上ですね。
それを見たエリートくんは、自分の間違いに深く気付き、自分の傲慢を恥じ入って、「新しいお祈りは忘れて構わない。これまでのお祈りを続けなさい」と3人に伝えます。
印象深い話なのですが、その意味が分かるのに僕は時間がかかりました。
水の上を歩くというのは、イエス様もされたことと同じであり、それだけの信仰が彼らにあったということです。
イエスは夜明けの四時ごろ、海の上を歩いて彼らの方へ行かれた。(マタイ14:25)
自分は最先端のお祈りや最先端の教義を次々と学び、それを誇っていたけれど、それは違った、、、ということにこのエリートくんは気付いたのではないかと思います。
心をいれかえて幼な子のようにならなければ、天国にはいることはできないであろう。(マタイ18:3)
僕らのスターであり、アイドル(偶像)であるところのブルース・リーはこう言います。
私にとって、1万回の蹴りを1回練習しただけの男は怖くない。しかし1回の蹴りを1万回練習した男は怖い。
1つの祈りを1万回唱えた宣教師は「怖い」のです。
我々もシンプルに1つの技術を深く愛して、1つの技術を深く深く使い込んでいきましょう!
1万もの気功技術を1回ずつ使っても何にもなりませんが、ひたすらに1つの気功技術だけを愚直に1万回やった人の話は聞いてみたいものです。
1つの技術、1つの理論だけで修羅場をくぐってきたのであれば、なおさらです。
突き抜けたものが1つあれば、その能力の輪に吸い寄せられるように他の1万の技が自家薬籠中になってくるものです。向こうから飛び込んで来てくれます。
1つの蹴りを1万回練習しましょう。
千日の稽古を鍛とし、万日の稽古を練とす。
能々吟味有るべきもの也(宮本武蔵『五輪書』)
【書籍紹介】
ブルース・リーの言葉はこちらからの孫引きです。
今回の「まといのば」講座の参照書籍ですね!
才能を伸ばすシンプルな本
Amazon |
【セミナー予定!】
*今月のセミナーは、、
8月17日(土)15:30〜20:30 魔法系ヒーラー養成1Dayスクール(受講料16万円)
8月20日(火)19:00〜 はじめての気功「相手の気の正しい読み取り方 〜気功テストの威力〜」(ちなみに来月は中丹田ラポールです!強烈で強い執着と愛情を人間関係にもたらしましょう!)
8月22日(木)19:00〜 まといのば講座「未来から来たドラえもん 〜神経科学のコペルニクス的転回、二極化の行く先と人工知能との共存の果ての幸福論〜」
8月27日(火)19:00〜 寺子屋「はじめてのリーマン幾何学」(寺子屋は第30回までリニューアル予定です!いよいよカウントダウン!!)
9月6日(金)はいよいよIBCガラ公演です!!!(必見)
です!!!
お申し込みは、、、、こちらをクリックしてくださいm(_ _)m