飢餓モードから良い意味での断食モードに切り替えるスイッチの作り方?! | 気功師から見たバレエとヒーリングのコツ~「まといのば」ブログ

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「まといのば」では、バレエ・ヒーリング・美容の各種セミナーを行っております。

アディトレスクール受講生の方から、質問を頂きました!!

「断食と飢餓の違いが分かりません」ということでした!

 

断食と飢餓は違うというのは、アディトレマスタースクールでの重要なポイントです。

 

分かったつもりにならずに、丁寧に理解することがとても大事です。

 

 

情報空間の階層性というのは非常に面白く、たとえば「分かっていないことに気付く」ということもまた階段を一歩上がったことになるのです。

 

逆に、分かっていないのに分かったつもりになるというのは、一段下がっているのです。

ただ、分かったつもりになっているときは、分からないことが分からないので、それに気付くためには、ある種の衝撃が必要です!(と、フィールズ賞受賞者の広中平祐氏はおっしゃっていました。正確には「成長にはショックが必要だ」と。ショックのイメージはアルキメデスのユーレカであり、ヘレン・ケラーのWaterでしょう)。

 

 

というわけで、ご質問をシェアします!(ご本人の掲載の許可をもちろん頂いています!)

 

 

(引用開始)

今日もブログ書いていただいて、ありがとうございます!

小さなことの違い気づくこと、大切ですね。

それで、やはりまだボクは、断食と飢餓の違いが分けられていません。

最近、インターミッテントのために朝食を抜くことがあるのですが、明らかにその方が調子がいいのです。

そして、食べない方に偏りがちになってしまいます。

でも、これでは、飢餓状態と体がとらないかと不安になり、そんなに食べたくないけどランチを摂る感じです。

でも、obesity codeの中では、断食を勧め、食べたくなければ食べなくていいと書いてあります。

アディトレマスターの講座の中で、Rayさんも断食体質で食べさせているということをおっしゃってましたが、やはり、食べる間をあけて、インスリン抵抗値は上げないようにしながらも、1日に使われるカロリー分は食べた方がいいのでしょうか?

これもケースバイケースだとは思うのですが、見解お聞かせいただければ嬉しいです。
(引用終了)

 

まとめてみると、、朝食を抜くと明らかに調子が良く、しかし食べない方に偏りがちになる。

そして、それが飢餓状態と体(無意識)が判断しないかと不安になり、そんなに食べたくないけどランチを摂る、とのことです。

ちなみに、The obesity codeとは「太らないカラダ」のことです。

 

 

 

 

これに対しての「まといのば」の回答はシンプルで、

 

朝食を抜くのが断食、ランチを摂るのが飢餓

 

というものでした。

 

 

「まといのば」のメンバーの特長として、それほど太っていないということと、かつ摂食障害気味になりやすいということがあります(Rayさんはtanitaの高性能な体脂肪計で体脂肪10%です。女性で10%はまずいです)。

 

 

ただ、今回の場合は、この方の身体もゴールも知っていますので、彼のケースとして、24時間断食、36時間断食を間欠的に取り入れることも薦めました。不安で食べるのはアウトです。ストレス食いも同様です。

 

 

 

そして、観念的にならず、ちょっと気功的に(すなわち実践的に)試してみましょう。

 

ファインマン私は自分が作ることができないものを理解したとは言えないと言いました。

 

気功師たちも同様です。気功技術化できなかったものは理解が足りないと考えると良いかもしれません。いや、もちろん気功技術化した上で、結果に結びつくことは大前提です。できれば、それが自分だけではなく、隣の誰かにも伝えられれば、より理解が深まっています。

気功技術というのは、平たく言えば知識です。

知識というのは、未知の世界への架け橋です。移動手段です。

その移動手段で、まずは自分が移動し、恐る恐る隣の人を移動させ、またその隣の人を移動させます。そして移動したことを理解してもらうことがもちろん重要です。

 

というわけで、「飢餓:断食」スイッチなるものを考えてみましょう!!

 

ドラえもんの四次元ポケットから、大きな手のひらサイズのスイッチを出してきます!

 

カチャンと切り替えられるようなスイッチです。

 

そして、そのスイッチを操作して、飢餓モードから、断食モードへ切り替えましょう。

 

 

これは「気功技術の作り方」の重要な秘訣を開陳しています。こっそりとw

 

 

でも、重大に捉えすぎずに、気軽に試してみることが重要です。

 

繰り返しますが、イメージでスイッチを手元に用意します。

 

いまスイッチは飢餓モードに入っています。これがデフォルトです。

その状態を断食モードに切り替えます。

 

ちなみに断食モードというのは、単に食べないということではありません。

心の問題であり、捉え方の問題ですし、現象的にはホルモンと代謝の問題です。

食べても食べても満腹感が得られない(中毒症状)のは、「飢餓モード」です。穀物や単純糖質にはそのような作用がそもそもあります。

一方で、空腹が気持ちよく、次の食事を心待ちにしている状態は良い断食モードです。

 

手元に置いたスイッチを切り替えます。

 

そのときに些細な身体の変化、意識の変化、体調の変化、セルフトークの変化を意識に上げることが肝要です。

 

もしかしたら、視界が明るくなるかもしれません。お腹が鳴るかもしれません。トイレに駆け込む人もいるでしょう。

逆に食べ物のことが頭を占めるかもしれません。

断食ってこんな感じか〜とついつぶやいてしまうかもしれません。

 

そしたらその変化を意識にあげます。強く意識することで、変化を加速させます。

 

スイッチを固くしたり、重くしたり、数を増やしたり、色を変えたりすることで、また変化を観察します。うまくいったものをどんどん増幅させていきます。

 

たとえば、スイッチが固くてなかなか切り替わらないという方法がうまくいくなら、途方もなく固くして、途方もなく力を入れてみることです。

スイッチを切り替えれば切り替えるほど、変化が加速するなら、大量のスイッチをイメージして、片っ端から切り替えていきます。

 

一通りそうやって遊んだら、今度はまた書籍を読み返します。

そうすると、これまで読めていなかったことが途端に目に飛び込んできます。楽しい経験です(スコトーマが外れるということですね)。そのことで、またスイッチのレベルが上がります。

 

理論と実践とを繰り返す中で、気付いたら良い意味での断食体質になっていきます。

そのころには、飢餓と断食の間の大きな違いが明確になってきて、そして他人がいまどちらのモードかも分かるようになります!

 

まあ、本来はもっとシンプルなところから始めるべきですね!!

 

是非、試してみてください!!

 

【書籍紹介】