賢さと愚かさ、共感と共苦、ウサギとカメもまた二匹のウロボロス。お互いの尾を食みながら循環している | 気功師から見たバレエとヒーリングのコツ~「まといのば」ブログ

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頭が良いのに、バカだと思われて、あまり賢くないのに頭が良いと思われることはしばしばあります。

IQをめぐるこのパラドキシカルな構造のカラクリはシンプルです。

 

 

IQというのはしばしばその状況に対して、発生するからです。

場の状況によって、IQが生じるというイメージです。

 

殺人事件があるから、名探偵コナンくんは活躍できて、その高いIQを示せるわけで(視聴者にだけ、中の世界では眠りの小五郎が全部持っていきます)、殺人事件がなければ、ただの小学生です(いや、違うかも)。

 

彼は驚くべき物知りであると同時に、一面著しく無知であった。IQを上げたいと思ったらモテ気功?! 2018-12-10

 

まあ、彼(コナンくん)は頭が良いのですが、たとえば、賢い人の説明は難しすぎて、理解できないけれど、自分と同じくらいのIQの人からの説明はとてもわかり易く腑に落ちるということは良くあります。

 

賢い人が賢いと健全に評価される場であるならば、良いのですが、しばしば場というのは不健全だったりするので、あまり賢くない人が賢いと称賛され、本当は賢い人が評価されないことがあります。

オリジナルよりも劣化コピーの方が称賛されて、オリジナル自体がパクリだと愚か者たちに認定されることもザラにあります。

 

 

これは昨日のIQ大全セミナーでも話題になりました。

そこでの関心の主題はむしろなぜIQを下げることが自分のIQを上げることに繋がるのかということでした。その回答はIQとは高さではなく、移動力だからというものでした。情報空間を縦横自在に移動することができる人を「賢い」と人は評価するのです。

 

ブラウン運動のように、情報空間の中をパタパタと動き回りましょう。

 

その移動の素早さが回転の速さと言われることもあります。

 

そして、自分が慣れていない場所にしっかりと移動して、そこで動き回るのはIQの筋トレになるのです。だから、結果的に移動力が増すので、IQを下げることがそのままダイレクトにIQを上げることになります(これも文字通りパラドックスです)。

 

*美肌クリームのあの技術が驚くほどIQに響くということを、IQ大全セミナーでやりましたね!

 

 

このIQのパラドックスという構造をしっかりと理解しておくと、この構造を水平展開できます。

 

たとえばヒーリングも同じです。

 

すごい技術を一生懸命に勉強して、一生懸命に練習して、「さあ、クライアントに使おう」と力んでもあまりうまくいきません。

「一斉遠隔でこんなすごい技をやります!!」と言っても、それほどフォロワーに響かなかったりします。

なぜなら、上善如水ではないですが、抽象度の高い技術というのはきわめて淡いものです。臨場感が低いのです。

 

 

それは遠隔でなくても、対面セッションでも同じです。

 

むしろありえないくらいにレベルを50段階くらい下げて、気功技術を丁寧に発火させた方が、結果的に喜ばれたりします。

 

そのカラクリはシンプルです。

 

臨場感が高いので、書き換えがうまくいくのです。

書き換えがうまくいけば、結果が出ます。

結果が出て、それを意識にあげてもらえば、ますます結果に繋がります。

そしてその結果を見て、クライアントさんはますます喜ぶのです。

 

ここにもIQのパラドックスと似た構造があります。

レベルの低い技術の方が、高いレベルの満足を得てもらえるのです。

低い方が高くなるのです。

 

 

 

ゴール設定などでも同じです。

 

非常に抽象的でレベルの高い現状の外のゴールも良いのですが、もしそれで効かない時は(ゴールは効くか否かで判断するのも新しい補助線であり、パラドックスです)一気にレベルを落とすことです。非常に具体的でレベルの低いものをゴールにすることです。

一見すると現状のど真ん中のように見えるものでも良いのです(現状の中であればエネルギーは出ませんが、我々は「現状」の定義を本当はよく知りません)。

それでパワーが出てくるならば、頭が動き出し、行動が促されるのであれば、それが良いゴールです。

 

 

良いゴールは新しいコンフォートゾーンに我々を連れて行ってくれるので、そこでまたハーケンを打ち込むイメージです。

 

ハーケン(Haken)は登山道具のひとつ。鉤状になっており、岸壁の割れ目(クラック)に打ち込んで使用する(Wikipedia)

 

その位置でまた新しいゴールを設定して、また上へ上へと行けば良いのです。

 

多くの真面目なウサギたちが良いゴールを探しているうちに、どんどんと非真面目なカメたちがあまり聞こえの良くないゴールで追い抜いていくのです。

これもまたパラドックスです。

 

 

シークレットスクールでは、このパラドックスを前提に、このパラドックスそのものをツール化します。

というのも、単純に浅はかななゴールにしたり、IQを下げれば良いものではないからです。カラクリはシンプルでも、その実装は単純ではありません。

フォーカスとミスダイレクションもまた二匹のウロボロスのようにペアとなり、お互いの尾を食(は)みます。

 

科学とオカルトも同様です。

 

心と身体も同様です!

 

 

私たちに対する温かい気持ちを相手に抱かせたかったら、温かい飲み物を手渡しましょう。2018-06-25

 

 

 

反共感などと言っても、共苦だけでは、単なる鬼畜になりかねません。

 

ジーヴァーという名の八万四千人の娘がこの火葬場で荼毘に付せられたが、それらのうちのだれを悼むのか 2017-08-15

 

単調な二元論では見えてこない深みに入っていき、そしてそれをプラグマティックにツールとして用いましょう!!

 

お楽しみに!!

 

 

【ヒーラー養成スクール特別編・シークレットスクール 〜気功の達人の道具箱、FocusとMisdirection〜】

【日時】 12月22日()15:00~20:00
     12月23日()12:00~17:00

【場所】 東京四ツ谷のセミナールーム
【受講料】  230,000円(PayPal決済可能です。請求先アドレスを記載してください)
【受講資格】 「まといのば」セミナー受講生(もしくはそれに準ずる方、他で「まといのば」の主宰のセミナーを受けている方もOKです)
【持ち物】 筆記用具
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