「考えるな、感じろ」とブルース・リーは言いましたが。。ほんたうのゴール、ほんたうの「思考」とは? | 気功師から見たバレエとヒーリングのコツ~「まといのば」ブログ

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まあ、ゴールとか「思考」というのは非常に難しいものです。
どう定義したら良いのか途方にくれます。

「考える」ということで言えば、僕自身は師匠の言葉である「考えても無駄なんだから、考えるなよ」という声がいつもアタマの中をリフレインします。もちろん「考える」ことは重要です。でも我々がやっている行為のほとんどは「考えているフリ」です。であれば、そのような俗人に投げかける言葉は、「考えるな」です。



だからと言って「考えるより先に行動しろ」などと言う気はありません。考えなしの行動など、ただのランダム・ウォークであり、それはぐるぐるまわって現状維持に回帰していきます。


*ロダンの「考える人」でも、「考えているフリをしている人」でもなく、詩人ですね。地獄門を上か覗き込んでいるお釈迦様のような詩人です。


我々のあり方というのは、いわば飛び石をつたって移動しているようなものです。

現状という飛び石の1つに固執するか、虚空に向かって、もしくは闇に向かって自分自信を放り投げるときに、別の可能世界という飛び石に移動できます。

その移動を担保してくれるのが「知識」です。そして別の可能世界を認識可能にしてくれるのが、ゴールの存在です。正確には目の前にある可能世界を認識できるように、スコトーマ(盲点)を外してくれるのがゴールです。ゴールは内部表現を書き換えるのです。

一歩一歩歩いて行くというよりは、離散的に移動するのが成長のあり方だと考えたほうがいいのです。

現状という井戸の中でどれほど真剣に誠実に考えたところで、井戸の中心にしか行き着くことができません。それよりは井戸の中を飛び出すしかないのです。

何かチャンスやら、ヒントやら知識を与えると、愚直にそれを是として取り入れる人と、まず否定から入る人がいます。実際はもちろんどちらの立場でも悪くないのです。ただ、是にせよ否にせよ、その判断の裏にある動機が重要です。

成長のために、ゴールのためにやっているのであれば、問題ありませんが、ただのやらないための言い訳になることが我々は多いのです。それをルー・タイスはCreative Avoidance(クリエティブ アボイダンス)と言いました。創造的回避です。

まさに創造的にゴールや成長を回避するのです。見事なほどです。というか人間の創造性というのは計り知れません(だからこそ、それを建設的な方向に使えばいいのに、つまらない現状の維持のために注ぐのはどうかと僕は思います)。


だから結局はゴール設定が最も重要です。
でもゴール設定というのは新年の抱負でも、社是でも、ミッション・ステートメントでもありません。

良いゴールとは、自分をドライブさせてくれるゴールです。
自分を挑発し、自分を夢見させ、自分をいつの間にか行動させるものです。
ですから、ゴールだけを(その字面を)いくら眺めても、それが良いゴールかどうかは判断できません。
そのゴールとやらと、本人とのカップリングがすべてです。
ですから「やせたい」とか「お金持ちになりたい」とか「健康になりたい」というような現状維持と思われるようなものであっても、その人を強く情報空間を移動させるならば、それは良いゴールなのです。
逆にどれほど完璧な文字面(もじづら)であっても、その人を鼓舞せず、動かせず、お題目で終わるなら、悪いゴールです(黒猫でも白猫でもネズミを取ってくれるなら良い猫です)。

同じことは「思考」にも言えます。
情報空間をどこにも移動できない「思考」は、結果から演繹してそれは「思考」ではないのです。

ですから、「思考」も「ゴール」もその渦中にあっては、その真偽は分かりません。
計算が終わってみないと、その結果は分からないのです(クワス算を思い出してもいいですし、ゲーデル、チャイティン、チューリングの不完全性を思い出してもいいかと思います。それをブラック・スワンと混ぜて理解すれば、世界をより正確に理解できることになると僕は思います)。

であれば、自分が自分のクリエイティビティ(創造性)をどこに向けて使っているかを絶えずモニターすることです。自分の無知を強固にし、自分の井戸の中心に向かっているのであれば、改めたいものです。


「できません」という前に、やってみることです。できるまで何度でも。

自分を過大評価することなければ、自分の思考を大したものではないと思っていれば、傲慢でなければ、簡単なことです。自分をもっとゴミのように扱うトレーニングをしましょう(^o^)

そうすれば人生において、いくらでも宝石を手にすることができます。



*壁を突き破りましょう。本気であるならば、全力でサポートします。


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