アカデミックな訓練や、ディシプリンを重んじるのは過去に囚われすぎなのかもしれないが | 気功師から見たバレエとヒーリングのコツ~「まといのば」ブログ

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四ツ谷にありますバレリーナ専門の気功整体「まといのば」のブログです。
気功師から見たバレエとヒーリングのコツを公開します。
「まといのば」では、バレエ・ヒーリング・美容の各種セミナーを行っております。

明日は身体デザインヒーラー養成1Dayスクール 〜キャッチ・アンド・リリースでカラダ発見!〜です!!

飛び込み参加、歓迎です!!

開始時間を30分遅らせて、13時半からとします!!



そして来月10月の予定は近日公開です。というか今日明日には公開したいです!!!(・_・;)




この映画音楽は、ラベルのボレロと同じく耳に残り、かつ誰もが口ずさんだことがあるのではないでしょうか、、、



クロード・ルルーシュ監督の「男と女」の主題歌であるこの♪ダバダバダダバダバダ、ダーバダ、ダバダバダダバダバダは、誰もが子供の時に口ずさんでいるように思います(違ったらごめんなさい)。


クロード・ルルーシュ監督と言えば「愛と哀しみのボレロ」も強烈な映画です。僕にとっては人生を変えた映画と言えます(誤らせたのかもしれませんがw)。



昨年、「愛と哀しみのボレロ」がデジタル・リマスターされて映画館で公開され、そして今年は「男と女」がデジタル・リマスター版で劇場公開されます。

僕にとっては、非常にありがたいことです。

劇場公開時に観れなかった遅れた世代としては、劇場で観れるのは本当に幸せなことです(^o^)
そして映画館のように強制的に他のことが何もできないような環境で集中させられるのは、現代では特に得難い体験です。


そのクロード・ルルーシュ監督の新しい映画を観てきました。
大人の恋愛映画です。



予告編はこちら↓。詳細はこちら。



これもまた切ない良い作品でした(オススメはしませんけど)。
(フランス映画らしい、一度観ただけでは良くわからないような内容でしたし)

2人は本当に魅力的で、ストーリーもそしてインドの映像美も非常に見事でしたが、僕にとって強く印象に残ったのはインドの巡礼の旅の終着点にいるスピリチュアルリーダーのアンマの存在感です。

これは本当に役者の演技なのだろうかと思ったら、予想通り実在のスピリチュアルリーダーだそうです。

なんというか、非常に愛を感じさせます。

僕はチベットというかネパールでチベット密教の高僧と呼ばれる人々と会う機会に恵まれたのですが、彼らは一様にふくよかでした。アンマも同じです。炭水化物過多なのかもしれません。

しかしそんなのはどうでも良くなるほどの存在感です。

エイミーカディであれば、プレゼンスと言うのかもしれません。


僕は以前にセミナーにおいて、質問に応えて、もし成長のチャンスがあるとしたら、それは子供のころからdisciplineのある生活をしてきた人のみだと答えました。
そうでない人はどうすれば良いかという質問に対しては、基本的には人は変わらないので諦めたほうがいいと思うと言いました。
すべての人を救いたいと考えるのは傲慢だし、教育に課題な期待をかけるのも傲慢です。
教育は教育を受けるのにふさわしい人にのみ意味があり、そうでない人には豚に真珠だからです。

きちんとしつけられ、きちんと訓練を経てきた人というのは、早い段階で重要なことに気付いています。自分の小ささや、壁の大きさ、そして圧倒的なものに対する絶望などです。
そして他を遥かに凌駕する才能にも出会っていれば、努力など才能の前には意味がないことも痛感します(もちろん努力は最低限の滞在資格ですが)。
そのような躾や訓練を受けていない人に何を言っても、ザルで水をすくうようなものです。

ですから、僕自身がアドバイスするとしたら、そのような経験をしていない人は基本的には諦めたほうがいいと、よく言っています。

僕自身はよくエリート主義だと批判されますし、選民思想的だと批判されます。僕自身はそのつもりはありません(そうでなければ、こんな風にブログで知識を拡散していませんし)。ただ結果的には、その人のバックグラウンドが加速学習においては重要だという感じは否めません。これは物理法則みたいなものだと思っています。

幼いころから十分な訓練をしていないのに、一念発起してこれから成長したいと願ったとしたら、、、それは奇跡を祈るしかありません。
(訓練とは、たとえば音楽、たとえばスポーツ、芸術、学問などを徹底的にやっていることなどがそのような経験を醸成します。ただ、まあそれらをやっていてもどうしようもない人もたくさんいますが)


ただこの映画の中でスピリチュアルリーダーであるアンマを観ていたら、もしかしたら僕は間違っているのではないかと思ってきました。
彼女は世界を救おうとか、全人類を救済しようと思っているのではなく、その瞬間瞬間に、目の前の人を抱きしめるだけです。
足元に地球があって、その地球に60億の人間がひしめきあっていると考えるのではなく、目の前にいる人のみが実在であり、他は虚しいと見做すからこその、何とも言えない愛のパワーにあふれるのではないかと思います。


そんなアンマを見ていて、僕らも(というか、僕自身も)過去によって人を裁く(というか分類する)のではなく、目の前の人の可能性を純粋に信じたいとちょっと思いました。



【参考書籍】
主張だけをたどるならTEDレクチャーだけで十分かもしれませんが、Detailが素晴らしいです。
さらっと読めてしまうだけに、細かなところに集中して熟読したい本です。

〈パワーポーズ〉が最高の自分を創る (ハヤカワ・ノンフィクション)/早川書房

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パワー・ポーズというのは、日本で言えばこのベストセラーとなった「キッパリ!―たった5分間で自分を変える方法 」です。
ちなみにもっとさかのぼれば、アランの「幸福論」になります(^o^)

キッパリ!―たった5分間で自分を変える方法 (幻冬舎文庫)/幻冬舎

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アラン 幸福論 (岩波文庫)/岩波書店

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