名古屋に「くるみ割り人形」を観に行きます!! 〜第3次世界大戦の足音〜 | 気功師から見たバレエとヒーリングのコツ~「まといのば」ブログ

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明日は名古屋にバレエを観に行きます!

井脇幸江さん、高岸直樹さんの豪華な往年の東京バレエ団プリンシパルのペアによる「くるみ割り人形」です。

かなり楽しみです!!!

くるみ割り人形
豊田シティバレエ団のゲスト主演だそうです!


ちなみにバレエと言えば、「愛と哀しみのボレロ」をようやく公開終了間際に観てきました!
時間を捻出して2度、行きました。
可能であれば、何度でも観たかったのですが。
映画のように2時間なりの時間を物理的に拘束してくれるというのは、忙しない現代人にとってはきわめて贅沢なのだと思います。


*これから全国でも公開されるようなので、是非!!


この映画は両親が好きな映画だったこともあり、繰り返し実家で観た記憶があります。
子供の頭では理解不可能なシーンが多く続きます。ただ人生の無常と輝きが強く印象に残りました。
いわば僕にとっては原風景であり、バイブルのような作品です。

ジョルジュ・ドンの圧巻の踊りのラストシーンはおそらくは数百回見ています。
2年間近く毎朝日課のように見ていました。
この映画のひとつのテーマは悲惨な戦争です。

第3次世界大戦の足音が明確に聞こえてきていますが、戦争は避けるべきだと思います。
地政学者マッキンダーの絶筆にあるように「均衡(バランス)こそ自由(フリーダム)の基礎」であろうと思います。

(引用開始)
今やあらゆる組織がすっかり閉鎖的なシステムになってしまっている。そして諸君は、全体のバランスを変えることなしに、何物をも変えることができない。たまさかにどこかの風来坊が中途はんぱなことを考えてみても、それが役に立ちそうな世界はもうどこにもなくなってしまったというわけだ。が、このことが、はたして充分におわかりいただけただろうか?
 ともかく、われわれは論理的にバランスのとれた考えかたをしなければいけない。が、同時にまた現実的で、慎重な行動を必要とする。
 人類を誘導できるのは、ただ理想のもつ魅力だけである。キリスト教の教義や奇跡は、これまでさんざん批判されてきた。が、それでもこれらの障害をよく乗り越えて、一九世紀後の今日なお世界の大勢を支配しているのが、その何よりの証拠である。(略)むろん物事を建設的に考えるのは、破壊するのくらべてずっと難しいし、なかなか機械的に簡単にはゆかない。が、それにしても、せっかくの共同の体験を生かして、同じような規模の構想をもって平和の問題に対処する勇気を、われわれとして持ち得ないものだろうか?



ねえ、ブルータス、僕らがうだつが上がらないのはね、
なにも運勢が悪いんじゃない(The fault is not in our stars)、僕等自身が悪いんだ。

(中野好夫訳 シェイクスピア「ジュリアス・シーザー」)
(引用終了)

(マッキンダー「人類一般の自由」『マッキンダーの地政学』所収pp.238-240)



そう言えば「きっと星のせいじゃない(The Fault in Our Stars)」という素晴らしい映画もありました。
(映画の中のセリフのひとつの「0と1の間にある無限、0と2の間にある無限、3までは行けなくても」をブログにも引用しました



運命や環境や星のせいにせずに、我々は物事を建設的に考え、平和の問題に対処しましょう!



というわけで、名古屋に行ってきます!!!



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