「向いてないなら 仕方ない... きっと夢も努力も徒労に終わる(ミカサ・アッカーマン)」 | 気功師から見たバレエとヒーリングのコツ~「まといのば」ブログ

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先日、寄生獣の映画版を観てきました。

その主演の高校生役の二人が相次いで入籍されて驚きました(染谷将太さんはバベルの菊地凛子さんと、東出昌大さんは渡辺謙さんの娘さんの杏さんと。東出昌大さんは「桐島、部活やめるってよ」の印象が強烈です)。寄生獣は山崎監督らしいポップな仕上がりでした。


*一応、閲覧注意ですm(__)m。原作が本当に素晴らしいので、まず原作の漫画をKindleで一気読みすることをお薦めします(^^)


まあ、それはともかく進撃の巨人もそうですが、カルト的な人気を誇るアニメが次々と映画化されるのは面白いです。寄生獣も進撃の巨人も、暗殺教室もなんというか、大衆的ではないけどある程度のファンには熱狂的に受け入れられるという印象でした(そう思っている僕自身がきわめて大衆的だということなのかもしれませんが)。三丁目の夕日などもそうです。ビックコミックで連載を読んでいたころは、面白くないけど、ホッとする作品という位置付けでした。好きな作品が映画化されるのは嬉しいのですが、応援してきた地下アイドルがゴールデンに進出して、嬉しいけどなんか寂しいという感慨があります。インディーズから応援していたのに、メジャーデビューしてしまった、という寂寥感というか(いや、そんなことはないか)。

寂寥感など存在しない情動のことはともかく、言いたいことはシンプルです。
大衆受けすることを狙うのではなく、自分が好きなことを突き詰めるというナイーブな感覚が重要なのではないかと思います。ニッチでカルトだけど、自分は大好きなことを突き詰めるという感じです。

ジョブズが偉大な仕事をする唯一の方法は、自分がしていることを愛することと言います。

The only way to do great work is to love what you do.

受け入れられるか、否かを思い煩うことなく、自分がしていることを深く愛すること、そして偉大な仕事をなすことが必要で、その結果はどうあれ引き受ければ良いと思います。


とは言え、まあヒーリングの世界の話しです。

進撃の巨人のミカサからのセリフです。



ミカサは沈黙は金(きん)を地で行くような性格です。「黙っていれば賢そうに見えるのに...」ということはよくありますw(ダンサーでも、動かなければ王子なのにって言う人、、います)。
いや、ミカサは賢いと思いますが(だてに訓練兵団の首席ではありません)。

ミカサの強さは繰り返すフラッシュバックによるものでしょうし、それが主人公であるエレンとの強いラポールを生じさせています(エレンは命の恩人です)。
本質的にはメメント・モリ(死を忘れるな)ということをいつも意識せざるを得ないゆえに、抽象度が上がり続けるというカラクリかと思います。

死に関しては今回の1月のスクールのテーマでもあります(1月は久々のスクールということもあり、このタイプのスクールは物理的にしばらく開催できないので、テーマが盛りだくさんです。収拾できるのか心配ですが、優秀な受講生のみなさんがゲシュタルトを組んでくれることを期待していますw)。

余談から、余談へと脱線しまくりですが、死に関してはガンジーの素晴らしい言葉があります。

ガンジーはご承知のとおり、インド独立の父であり、非暴力主義者です。
(ちなみに非暴力主義は戦略であるという考え方があります。イギリスで学んだガンジーは大英帝国の力を最大限に出させないで独立を勝ち取るための方法論として非暴力主義を選んだとも言われます。ちなみに第二次世界大戦に突入していった時期のエリートたちは若い時にアメリカで学んでおり、勝ち目がないことは百も承知でした。またまた余談ですが、ブラッド・ピットの最新作であるFuryを見ながら、戦争はできる限り避けたいし、No good warというのは事実でありながらも、戦争は必要悪として選択肢から排除してはいけないという当たり前のことを思いました。調査兵団は必要なのです。ちなみにFuryはすごい映画です。お薦めです。ただ予習してから観たほうが良いと思います。僕はいつもながら町山さんのお話を聞いてショートカットしましたw。役のために顔に傷をつけ、歯を抜いたという役者さんは昨年放映された問題作ニンフォマニアックでも重要な役をつとめていました。俳優の名前を見るまでは同じ人と思えませんでした。
映画のタイトルであり、戦車の名前であるfury=激怒とは「心地よい夜に身をゆだねてはいけない」のrage=怒りですね)


*良い映画です。


ガンジーって誰?という方はあまり多くないと思いますが、若い方でご存知ない場合はこれもまた素晴らしい映画があります。目の前に歴史が再現されるかのような素晴らしい映画です。

ガンジー コレクターズ・エディション [DVD]/ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

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*第55回アカデミー賞では8部門受章。30万人のエキストラ。ガンジーの生き写しのような姿など本当にすごい映画です。まず映画を見てから、ガンジーその人に興味を持つのは良いと思います。


ガンジーの言葉です。

死ぬ覚悟が出来ていれば、人は自由に生きられる。  

これをジョブズ風に翻訳すると、

Remembering that you are going to die is the best way I know to avoid the trap of thinking you have something to lose.
(自分はいつか死ぬことを覚えていれば、何かを失うのではなどという余計な心配をしなくて済む)

となります。

ちなみに死を我々はいつも経験しているとガンジーは考えます。

毎晩眠りにつくたびに、私は死ぬ。そして翌朝目をさますとき、生まれ変わる。 

この感覚を敷衍化していくと、我々は一瞬一瞬、離散的な時間という物理量の中を移動しているがゆえに、一瞬一瞬生まれ変わっていると言えます。輪廻転生です。ホメオスタシスという魂だけが永続な振りをする輪廻転生です。

まあ、言葉だけならなんとでも言えるので、それが生き方にまで昇華し、血肉化していないと意味は無いと思いますが(^^)
(誤解無いように。批判しているのは、言葉をコレクションして自足する態度に対してです。言葉だけを文字通り学ぶ行為は、心に重要な「種をまく」という意味では有効です、もちろん。そこで満足しなければ、「種をまく」ことはすべての始まりであり重要な行為です)



まあ、それはさておき、本題です。

「進撃の巨人」の中でミカサのこんな言葉があります。

向いてないなら 仕方ない ようやく出来る程度では 無駄に死ぬだけ きっと夢も努力も徒労に終わる

これって結構きついセリフで、立体機動装置に乗るどころか姿勢制御しかできないエレンに対して言う言葉です。

引用しますm(__)m




「気を感じませーん」とか、「理論がよく分かりません~」と誰かが言ったら(誰も言わないと思いますが)、次からこのミカサのセリフを言おうかと思っています(冗談です)。

「ようやく出来る程度」ではダメなのは事実です。

ヒーラーとして生きるには、猛烈な力が必要なのは事実です。猛烈なヒーリングの能力です。それを発揮するか否かはともかくとして、圧倒的な力が必要です。

「ようやく出来る程度」では、「無駄に死ぬ」かどうかはともかくお話しにならないのは事実です。
夢も努力も徒労に終わります。

圧倒的な力をつけることです。

まあ、そのためには、がんばるしかないのですが、一つの考え方としては世界の観方を根こそぎ変えることです。

観方を変えるには知識を得るしかありません。寺子屋では新しい視点、新しい抽象度を学ぶということを重視しています。枝葉末節の知識ではなく、パラダイムの根本をつかむことです。

そして1月のスクールのアルケミアでは、また一つ上のパラダイム・シフトを目指しています。

圧倒的な力はどこから来るかと言えば、やはり抽象度なのです。抽象度を上げるしかありません。
しかし圧倒的な力、1と無限のようにも感じる圧倒的な能力の差は、抽象度の階層性で言えばたったの1歩なのです。わずか1歩です。無限の差は一歩でしかないということもまたエメラルドタブレットに書かれた真実です(冗談です)。


これまで学んだことを新しく高い抽象度で観れるように、いわば鉛から金に変えるようなスクールになると思います(とは言え、まだ募集告知をしていませんが、1月24日、25日です)。
お楽しみに!!

錬金術
*1月のスクールはアルケミア(錬金術)。鉛を金に変える能力を!