新体操選手もスゴイ! 〜ハタなり、デザインされた身体と動きを謙虚に新体操から学ぶ〜 | 気功師から見たバレエとヒーリングのコツ~「まといのば」ブログ

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ザハロワの動画を紹介してくれたバレリーナさんから、今度は新体操の動画を教えてもらいました。身体を考える上で、非常に面白いので紹介します。

というか、すごい人はアンテナもすごいな~と思わされます。まさにマタイ効果ですね。

その分野ですごい人にはすごい人にふさわしい情報が集まるというのは、一般的な事実なのでしょうが、いつも驚かされます。

マタイ効果とは、おなじみマタイ13章12節からの言葉ですね。

おおよそ、持っている人は与えられて、いよいよ豊かになるが、持っていない人は、持っているものまでも取り上げられるであろう。

金持ちはますます金持ちになり、貧乏人は最後のシャツ1枚まで取り上げられるというやつですね。

ちなみに金持ちというと、イエスは辛辣なことを言っている印象があります。

たとえば

「よく聞きなさい。富んでいる者が天国にはいるのは、むずかしいものである。また、あなたがたに言うが、富んでいる者が神の国にはいるよりは、らくだが針の穴を通る方が、もっとやさしい」。マタイ19章23-24節

という小節を思い出します。

ただ誤解されがちですが、金持ちは天国(神の国)へ行けないと言っているわけではありません。「では、だれが救われることができるのだろう」(25節)と弟子が聞いたのに対して、明確に「人にはそれはできない」(26節)と回答しています。

いつもながら続けての余談ですが、マタイ効果ってたとえば星の誕生にも似ています。いや、雪でもいいのですが、雪の場合なら最初にコアとなるチリがあってそれに氷がまとわりつき、その表面積に対して氷がまとわりつき、ますます表面積が拡大して、氷がまとわりつきやすくなりその相乗効果がマタイ効果になります。ざっくりすぎますが。

バフェットのスノーボールのようなものです。最初は小さな塊でも、ずっと転がしていくと、大きくなり、その大きさゆえに表面積が大きくなり、付着する雪の量も増えるということです。

星も同じで、最初は量子ゆらぎなのかもしれませんが。そのゆらぎが質量を生じさせ、その質量が周囲の物質を引き寄せ、質量が質量を呼んでどんどん大きくなるのが星です。もちろん途中で重さに耐えかねて、原子同士がひしめきあって核融合をはじめて、輝くのでしょう。

寺子屋でもコア(核の意味でのコアです)ということを大切にします。
寺子屋では「小さな系」などと言いますが、あるパラダイムに関する原理となる小さな系をしっかり捕まえると、そのコアとなる小さな系を繰り返しころがしていくと、どんどん概念が降り積もり(周りに張り付き)大きくなります。そのときは特に一生懸命に勉強しなくても、学べてしまうのです。
「一を聞いて十を知る」というのは、一という情報を得た時に、それを100近いコアで観るので、結果として十を知るのではないかと思います。コアとは視点と言い換えてもいいですし、脳内の小人たちと読み替えても良いかと思います。パターンとかゲシュタルト、フレームなどと言い換えてもいいのですが、少しアイデア自体がぼけるような気もします。

ちなみに寺子屋で言うコアというのは何かと言えば(これは受講生でなければ意味不明なことは重々承知で書きます)、ニュートン力学などの古典力学であれば「コンコンコンコン」とビリヤード台を玉が動き回る様であり、ラプラスの魔です。決定論です。数学であれば言語であり、写像であったり、影であるというようなものです。哲学であれば、ユークリッド原論、ラテン語や漢文であればロゼッタストーン式、量子力学であればファインマンの確率振幅、分子生物学であれば関数などがそれに当たります。

マタイ効果は関数現象として考えると理解しやすいと言えます。お金持ちのところにお金が集まるのは、お金持ちがお金の出力が上手だからです。すべては関数現象として考えると理解しやすいのではないかと思います。たとえば、キャッシュはストック(貯金)してしまうと、手数料で吹っ飛んでしまうほどの雀の涙ほどの利息しかつきません。上手にフローさせれば、数倍、数十倍になって戻ってきます。そうしたらまたそれを還流させます(逆に預金がストックではなく、フローとして認識されているのであれば、問題ないと思います)。
情報も同じです。上質な情報を代謝していけば、良い情報が入ってきます。

ネガティブなサイドも同様です。悪口を言えば、悪口が戻ってきますし、愚痴を言えば、そのような現象が戻ってきます。怒りはその次も怒らざるをえないような現象を生みます(マンガのように怒ってばかりの人は怒るようなことが起きます。もちろん自戒をこめて(^^))。すべてはマタイ効果です。日本では少し上品に「情けは人のためならず」と言います。情けは自分に良い意味で倍返しされるということです(もちろん、思慮浅い情けは、豚に真珠となります。

「聖なるものを犬にやるな。また真珠を豚に投げてやるな。恐らく彼らはそれらを足で踏みつけ、向きなおってあなたがたにかみついてくるであろう。」マタイ7章6節です)。

という長い余談はさておき、新体操です。ブルガリアの選手だそうですが...。すごいです。

リプニツカヤちゃんもすごかったですが、この子もすごい(;・∀・)




もう1つはこれも昔からセミナーなどでは紹介した動画ですが、こちらもフェイスブックであの人がシェアしていたので、紹介します。似たような動画ではロホのピルエットも圧巻です。



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多くの人が多くの情報にアクセスできるようになったからこそ、そのヴァーチャルリアリティの交通整理に比して、リアルさが重要になります。そのリアルさの第一歩は脳、二歩目が身体、三歩目が所属するコミュニティでしょう。

明日からYogaスクール2日目、3日目です!がんばりましょう!