ザハロワに学ぶ解剖学に基づく身体の美しく高機能な使い方 | 気功師から見たバレエとヒーリングのコツ~「まといのば」ブログ

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四ツ谷にありますバレリーナ専門の気功整体「まといのば」のブログです。
気功師から見たバレエとヒーリングのコツを公開します。
「まといのば」では、バレエ・ヒーリング・美容の各種セミナーを行っております。

昨年のゴールは知性のための基礎知識の習得でした。寺子屋シリーズなりスクールが体現したのは、その知識の習得の重要性と実践です。

今年は早々のYogaスクールを皮切りに身体ということに数年ぶりに向き合います。この1年は身体と向き合います。圧倒的な身体に圧倒的な知性は宿るからです。圧倒的な身体と知性が、気功師としての機能を支えます。

これはYogaスクールでも気功整体師養成スクールでも繰り返し言っていることですが(かつての身体デザインコーチ養成スクールや「美しい身体」講座でも同様ですが)、モデルが必要です。何をモデルにするか、誰をモデルにするかということがきわめて重要です。
自分の身体をどうデザインしていきたいかということよりも、自分はいま何に憧れていて、どんな身体に興奮するのかということが重要です(できれば、それを写メにでも撮って待ち受けにしたり、財布や手帳に挟むといいです。こういうベタな行為が実際は脳と心と身体を強烈にDriveします)。

ザハロワというのは、我々がバレエを考えるときに一種の理想像のようなプロポーションと美貌とテクニックを持ちます。バレエ漫画から抜け出てきたような存在です。しかし、どんなバレリーナも生まれ落ちてすぐにバレリーナであったわけではありません。クローン工場と同じくクローンのようにほぼ変わらないDNAとその発現系として生まれ落ち、環境と本人の意思で身体を1つ1つ作り変えてきた結果です。

大人になってから身体をつくりかえることは困難です。子供ですら創りあげるのが困難であるのに、悪い癖がつき、悪いフレームにがんじがらめになった身体をつくりかえるのは相応の根性と情熱を長時間にわたって持続する必要があります。しかしチャレンジする価値はあります。いずれにせよ時はすぎるのですから。

気功は方法論と知識を与えてくれますが、魔法ではありません。

しかし、本気で身体を変えようと思うのであれば、気功はあたかも魔法のように機能します。しかしそのマジックのタネはその人のモデル(もしくはゴール)とそれに対して捧げる犠牲の多寡にかかっています(そしてランダム性です。運と言っても良いかもしれません)。


ザハロワの美しい踊りのシーンは多くありますが(Youtubeにも)、ウォームアップというのはかなり貴重です。
舞台裏や舞台袖から見るとバレエは客席から観るのと全く異なる様相を示します。
そこには知性による分析のメスを入れることが可能な唯一の瞬間があります。

我々はYogaのハタを武器に、そして解剖学というマップを手に、未開のジャングルである自らの身体に乗り込みましょう!



ポイントは、繰り返し観ること、です。
そして、毎回異なる質問を脳にすることがポイントです。

骨盤はいまどうなっているのか?
どの筋肉を使っているのか?
どのような意識で動いているのか?
骨格はどのような状態なのか?

自分の身体で試してみるよりは、繰り返し観るほうがはるかに良い稽古になります。武道では見取り稽古などと言いますが、まずModelがあってから、それを脳が再現し続けて、最後に実践があります。この順序を逆にしてしまうから、僕らは壁に頭を叩きつけるような無駄な練習しかできないのです。

がんばりましょう!

4月の寺子屋「はじめての解剖学」ではこの動画を参照資料の1つとします。


Yogaスクールで圧倒的な身体を創りあげましょう!