いまさら聞けない「アリス式大周天」超入門 | 気功師から見たバレエとヒーリングのコツ~「まといのば」ブログ

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アリス式大周天、もしくは「アリス式」と略している気功技術があります。

仏教哲学で言えば遮那瞑想です。IQで言えば、IQを上げること、存在論で言えば抽象度を上げることです。

すべてのカラクリは驚くほどシンプルです。そのシンプルなカラクリから演繹的に物事を見るとすっきりと見通しが良くなります。
複雑なことはまだまだありますので、小学生の足し算引き算で終わるのはつまらないことです。大周天や遮那瞑想やIQや抽象度は素早く通り過ぎましょう。
歩いて京都まで行かず(京都にいる人は別として)遠ければ新幹線を使いましょう。

まずはカラクリからです。

我々は物理空間を底面とした3次元空間に存在すると考えます。たとえば床が物理平面(4次元が2次元に巻き上げられていると考えます)とすると、天井までの高さが抽象度です。
抽象度とは情報量の大小でした。情報量が少なくなると抽象度が上がります。
部屋全体が包摂半順序束ということです(現代哲学では下を矛盾とする亜束と考えますが、苫米地理論では上を「空」と閉じる束と考えます)。束は水戸納豆のように上と下が閉じ、亜束は下だけが閉じています。

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すなわち部屋の中にいて、足裏がべったりついているところが物理次元、そこから上はすべて情報空間ということです。床から離れれば離れるほど抽象度が高いのです。床からの距離が抽象度です。

この部屋は奇妙な特長を持っています。それは背が高い奴は低い奴の頭頂部を見ることができるということです。これは奇妙ではありません。まあ普通です。奇妙なのは背の低い人は高い人の存在を見ることができないのです。
見ることができるのは、いつも自分より背が低い存在だけです(見下ろせば背の低い存在しか見えないので、我々は傲慢の罪に陥るのでしょうか?)。
上から下は見ることができるが、下から上は見ることは叶わないのです。
「なぜだ?」と思わず、とりあえずそういうものだとご理解ください。

そのような部屋に住んでいる我々としては、取りうるべき戦略はただ1つです。牛乳を飲んで背を高くするしかありません(牛乳は冗談です)。

そのときに遮那瞑想や、クンダリーニを使います。

「まといのば」ではアリス式と呼んでいる手法を使います。

これは不思議の国のアリスが干しぶどうで「たべて」と綺麗に書いてある小さなケーキを食べて大きくなったという話に由来しています。

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僕らはアリスのようにケーキを食べるのではなく、軽く頭頂部に触れ、そして天井を見上げます。頭頂部が天井に触れる感覚を味わいます。その感覚は自分が頭頂部に触れることで疑似体験するということです。
そして体感としては数センチだけ身長が伸びます。数センチ伸びるのだけど、天井に頭が届くのです(論理的には矛盾ですが、体感としてです)。

で、身体が大きいもの勝ちなのがこの宇宙のカラクリだとしたら、身体を大きくしたほうがいいでしょう。もちろん横方向ではなく、縦方向です。物理次元ではなく(物理は足の下に収まっていますので)情報次元でです。IQを上げ、抽象度を上げていくことが肝心です。

そのためのシンプルな方法がアリス式です

遮那瞑想もそうですし、仏教における瞑想も同じです。大仏をなぜ巨大に建立したかと言えば、権威主義もあるでしょうが、巨大な仏の姿をイメージすることが瞑想のゴールだったからです。イメージしやすいように実際に巨大な仏を作ってしまえという非常に短絡的な思考です。

仏は当然自分の姿であり、三千世界にあまねくひろがる自身の情報身体です。

かと言ってそれをリアルに臨場感高くイメージすることは困難です。そしてそれは使えない妄想に終わります。同じ妄想でも現実に機能するのであれば、どんどん妄想すれば良いです。

ですからシンプルでかつ強力な気功技術としてアリス式を我々は採用します。
これを雲を超えて、月を超えて、太陽系の外へと広げないほうがいいです。全く臨場感の無い妄想になります。太陽系とか銀河系などお子様が知らない知識を振り回すとろくなことがありません。せいぜい我々が臨場感を持てるのは天井までです。できれば天井も触った上でアリス式をしたほうがいいです。触れていない場所に臨場感はありません。触れて叩いてなでて、できればなめれば自分の臨場感世界の中に刻まれます。
その天井に頭頂部をくっつけるイメージをすれば抽象度は上がります。そのほんのわずかの抽象度の上昇がポイントです。わずかでも物理的現実世界から離陸すれば、あとはいくらでも飛翔できます。その離陸がポイントです。

ちなみに抽象度はどれくらい上げれば良いですか?と聞かれることがありますが、どれくらいでも望む限りというのが模範解答です。
というかどれほど自身の抽象度が高いと思っているとそのような質問をするのだろうとう訝しく思います。
頭の良い人ほど様々な方法を使ってひたすらに抽象度を上げようと血のにじむような努力をします。バカほどお手軽に終わらせようとします。結果が大きく変わるのは当然ではないでしょうか?

1日24時間じゃ足りないと思って、必死で抽象度を上げていって、ようやくキンダーガーテンを卒園出来る程度です。
「傲慢」という言葉を胸に刻んで行動すると良いと思うおバカさんはたくさんいます。話しているとイラッとしますので、スコトーマに隠してコミュニケーションは取りませんが。残念ながら寿命1000年だとしてもそれほど暇ではないので。

アリスと言えばロイヤル・バレエがバレエ化しています。「不思議の国」のほうです。
素敵な作品です。演劇の伝統があるイギリスらしさにあふれています。



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