【Westリニューアル】気功は地図に似ている〜まといのばWestブログ新装開店〜

＊「まといのばWest」のブログが全面リニューアルしました。Westらしさがより増したと思います。是非ご覧ください。８月２５日掲載の記事を再掲します。

気功は地図に似ています。

気功は魔法ではなく、ただのツールでしかないのはご承知のとおりです。
魔法だと思っている方は「魔法少女まどか☆マギカ」でも見ていれば良いです（素晴らしい作品です）。もしくは「鋼の錬金術師」でも（ちなみにどちらも等価交換の原則に従うことが隠れたテーマであることが面白いです。等価交換とはエネルギー保存則のことです）。

気功はすべての夢を叶えてくれる4次元ポケットに見えますが、それは無邪気な夢でしかありません。

気功はツールであり、ただの道具です。

なぜ気功が非常に便利な道具でありうるかと言えば、科学に基いているからです。科学が素晴らしいのは、科学が真理だからではなく、科学という営みがIQが高い人が真摯に創り上げた砂上の楼閣だからです（一瞬の夢であり、すぐに崩れてしまうのですが。夢は見せてくれます）。同じ道具を使うならば、二番煎じのやっつけ仕事のスマホより、iPhoneの方がいいのと似ています。iPhoneよりも優秀なアンドロイド携帯が出てきたら、もちろんそれに切り替えます。科学の営みも同じで、より良いものが出てきたらすぐに乗り換えられます（科学においてはその「すぐ」の単位が数十年、数百年であることも事実ですが）。

より良いものを積極的に評価するのが建前としても科学の営みの原則です。

どこぞのスピリチュアリズムが荒唐無稽であったり、古ければ良いという原則を貫くのとは大違いです。骨董品には骨董品の価値しかありません。糸電話がいかに古い伝統に根ざしていても、携帯電話には敵いません。もちろん自分たちのみが新しいと信奉している大統一理論もどきもアウトです。どれだけのIQと論理性があると自負されているから「新しい生物学」などと言えるのか分かりませんが、その蛮勇は高く評価します（皮肉です）。ただきわめて有害です。科学の歴史認識も論理性も無くて、新しいパラダイムを提唱するのはアウトです。寝言は寝てから言うべきです。そしてその非論理性を見抜けない方々も同じです。何のために何十年も真摯に学んできているのか分かりません。オカルトでしかないことが明らかであるのに、見抜けない方、もしくは見抜こうともしない方は結局は論理に対する敬意ではなく、オカルトの夢に幻想を抱いているだけであるという馬脚を現しています。残念です。

「結果が出れば良い、パラダイムシフトがされれば良い」というのは、何も分かっていない発言です。抽象度を下げる方向にパラダイムシフトしてどうするのと思いますし、どんなカルトでも結果を出しています。それだけでは基準にはならないのです。

「まといのば」はそうは見えないかもしれませんが、科学に対してはきわめて保守的な態度を取っています。「新しさ」に飛びつかず、むしろ「枯れた技術（理論）」をゆっくりと採用します。だから参考書籍も逐一紹介していますし、それはNature,Scienceではなく邦訳です。十分枯れています。技術自体は新奇に見えるでしょうが、その裏に走るアルゴリズムとしての科学は超保守です。バチカンくらい保守的です（冗談です）。「まといのば」は魔法学校ではなく、常識と論理の延長線上にある「普通」のこととしての気功を学ぶ場です。普遍性というのはそういうことです。

話はずれましたが、気功とは道具であり、携帯電話のようなものです。

むしろ地図に似ています。

地図が無くてもランダムに歩けばもしかしたら目的地にたどり着くかもしれません。行き当たりばったりで、人に聞いていけば目的地にたどり着くかもしれません。
しかし地図があれば便利です。

気功は地図に似ています。
自分のゴール（目的地）に向かうための寄る辺であり、自分がいまどこにいてどこに向かっているかを可視化してくれます。地図に乗って目的地に行く事はできませんが、地図を見て自分の足で歩くことはできます。

そんなわけで、「世界を拓く地図」としての気功を教えてくれる「まといのばWest」のHP（ブログ）がスタートしました。
まといのばWestの新しいブログも是非お楽しみください。