お久しぶりです
もう…ものすごくお久しぶりです 生きてます
今日は成績発表の日ですね
さっそく確認
前学期の成績すらブログに書いていなかったので
今学期も無事にオールⒶでした
1学期は放送授業は受けずに面接授業だけ…
2学期の放送授業は『Webのしくみと応用('19)』でした
最近お仕事でWebスクレイピングのプログラムを
ガンガン書いていまして(使用言語はPythonとVBA)
ときどき根本的なところで行き詰ったりするので
教養として知識を持っておいた方がいいかなと思い履修しました
実践的にはほぼ何も使い物にならなかったですが
Webの基本的な事項の大枠を理解できてよかったですⒶ
2学期ひとつ目の面接授業は富山『微分不可能函数の入門』
面接授業の一覧を見ていてタイトルを見た瞬間に決めた科目
このマニアック感こそ私が求めていた内容でした
ワイエルシュトラス関数と呼ばれる特殊な関数が
「連続だがいたるところで微分可能ではない」という性質を
ひらすら証明していくだけの授業です
ただ私が授業前からずっと気になっていたのは
この証明は本題である「いたるところ微分可能ではない」より
「連続だが」の部分を示す方が
数Ⅲ程度の知識までの方には難しいことです…
その部分をどうやって説明するのかなと思っていたんですが
直接的にヘルダー連続性を示す方法をとったところが
私が一番興味をもった部分でした
ちなみに… その証明の過程(1日目)で
という補題(先生の自作)が紹介されて
その証明とともに「連続だが」の部分を証明していましたが
どうも先生は K の与え方に不満があるようでした
そこで1日目が終わった後にホテルで作ったレポートがこちら
これを授業後のレポートといっしょに提出しました
数Ⅲ程度の内容で証明しつつ解析的手法(微分)が表向きないあたり
相手は教授ですが圧倒的な実力の差を見せつけておきましたⒶ
2学期ふたつ目の面接授業は文京『整数と暗号』
神奈川学習センターの大石先生がいないいま
数学のマニアック面接授業を担っている池田先生の授業です
内容は王道の初等整数論→群論という流れ
ときどき先生の専門の分野の紹介に脱線したり
高校数学で学ばないことを前提知識としたりで
学生との距離が縮まらないのはいつもの授業スタイル
後半に楕円曲線暗号や格子暗号などの話題もあって
そこを期待していた私としては
もっとその部分に時間を割いてほしかったというのが本音
池田先生は(とても失礼な表現ですが)優秀で
私が喝を入れた(致命的な誤りを指摘した)ことが
過去2回参加した面接授業ではなかったのですが
今回は私の専門分野ど真ん中だったこともあり
見事な論理的すっぽ抜けを指摘させていただきました
私としては授業の内容よりも
レポートのサンプルとして出題された問題がおもしろくて
1日目が終わった後はそれをひたすら解いてました
来学期は『驚異の定理とガウスボンネの定理』という
微分幾何学の王道路線の面接授業を楽しみにしていますⒶ