またまた元春関連の日記です。先月に、佐野元春の配信ライブのチケットを購入して、そのおかげで、来場者限定で配布されたという特典ブックレットとDVDをゲット出来ました。無事に我が家に配達されてきて、嬉しくて一人で盛り上がりました。

名盤ライブの第一回『サムデイ』の時は僕は行けたのですけど、その時も来場者限定で配布された特典ブックレットとDVDがあって、その内容があまりにも素晴らしかったので大興奮したのですね。

《こんな優れた内容で元春の魅力が積まった資料がここだけの限定?!なんてもったいない!》って思いましたっけ。

↑その時の様子がこちら。

なので、『SWEET16』の完全再現ライブのことを知った時は、行ける行けないってことよりまず、特典だけでも欲しい、なんとか手に入らないかしら、と真っ先に考えてしまいました(行けなかったけど)。本当に、元春の全てのアルバムのこういう資料を発売してくれたら、僕は絶対に買いたいですよ。

で、今回の配信ライブ。僕の願いが通じたかのように、当日の来場者特典が配信チケットにも付くということで(数量は在庫分だけの先着順)、僕はほとんどこの特典目当てに申込みました。いや、ライブはもちろん良かったですよ。それくらいこの特典を楽しみにしていたということです。


肝心の特典の内容は、やはりスゴイ。元春とエンジニアの坂元達也がマスターテープを聴き返しながらの対談が読めるのですけど、これがヨダレものにオモチロイ。

「ミスターアウトサイド」が実はもっと長い曲で(仮タイトルが「マーヴィン」)、元曲の間奏の演奏部分のみをピックアップして展開したのが完成形になったとか(元曲のプレイバックシーンはDVDにて観れる!)、

「誰かが君のドアを叩いてる」は実際のレコーディングしたテイクはテンポが少し遅いと感じて、歌入れ時に微妙に早めてるとか

あと未発表曲の話もガンガンしていて《これはスゴイ!どうしてボツにしたんだろう》なんて坂元達也とゆってたりして。でもそのシーンはDVDに入ってないの。うおー、入れて欲しかった。未発表曲聴きたいじゃんね(ボツ曲は流さないかやっぱり)。

レコーディングに参加した元ハートランドの古田たかし、長田進、西本明のインタビューもとても面白く読めました。他にも、アルバム製作当時、テレビのCMや音楽番組に出演した経緯だったり、ジャケット撮影の秘密だったり、いろいろと読み応えたっぷりです。ジャケットのチェリーパイは《これはパイじゃなくタルトです》の指摘には笑った笑った。タルトだね確かに!

DVDの内容の方は、ぶっちゃけブックレットのインタビューと対談のダイジェスト映像版、って感じです。ノーカットじゃないから、ブックレットに比べるとちと内容が物足りない。本のほうが内容が濃いんだから仕方ないけど、それでも面白かったですよ。コンソールの前でボリュームのツマミをいじりつつ、音源に合わせてノリノリで熱唱している元春が実に楽しそうで良いです。おおー、今でもオリジナルキーで歌えるんじゃん!と、眩しい歌声に嬉しくなりました。

いやいや、こんなん見ちゃうと、高くてとても買えねぇ!って思ってた『SWEET16 30th Anniversary Edition』欲しくなっちゃいますよ。ひょっとして未発表曲が聴けるんじゃ?と思ったけど、それは無さそうか。でも欲しい。スライダーズの武道館の抽選が外れたら買っちゃおうかしら。

 

 


アルバム『SWEET16』って、実は僕、もう何年も聴き返していません。発売時は大興奮してそれはそれはアホみたく何度も聴いたのですけど、ある時からピタッと聴かなくなりました。それは次作『THE CIRCLE』も同様です。
『SWEET16』と『THE CIRCLE』は陽と陰、二枚で一つともいえる双子のようなアルバムだと元春は言ってます。この二枚のアルバムで初めて、佐野元春は誰にも似ていない《真の佐野元春オリジナルサウンド》を確立した、と僕は感じてます。『カフェ・ボヘミア』までのサウンドって、やはり洋楽の影響が表に出ていた。もちろんそれでも十分にセンセーショナルな存在だったんですけども。

この《音》の萌牙は『ナポレオンフィッシュと泳ぐ日』のサウンドに既に生まれていて、実際『ナポレオンフィッシュ〜』以前と以降で、音も歌唱もガラっと変わった印象があります。

今のコヨーテバンドの作品に至るまでの全ての作品において、僕らが聴いてああー佐野元春っぽい、元春らしいな、ってみんなが思うサウンドって、『SWEET16』で確立したサウンドのことで、僕はこのカラフルなサウンドこそ、邦楽界においての佐野元春の最大の発明だと思います。

そんな間違いなく大傑作で名曲揃いのアルバムですが、他のどの元春アルバムより聴き返してないってのが不思議でして。どちらも大好きなのに。音もボーカルもあまりにも無敵感が溢れてて、ポジティブなパワーに当てられてしまうせいかしら?憂いがあるモノに惹かれるって傾向は確かにある。聴きやすいんですよね。

聴こうかな、と思う前にすでにお腹いっぱいな気持ちになる。それって、ひょっとしたら、ここ数年ジョン・レノンのソロアルバムを聴き返してないことにも通じる理由のような気がする。ジョン・レノンのアルバムも僕、そうなんです。

でも、今回の配信と特典を鑑賞して、満を持して、『SWEET16』を聴き返したい気持ちに、ちょっとなってきてます(なぜかジョンのアルバムも)。一曲目の「ミスターアウトサイド」からラストの「また明日」まで、ちゃんと聴きたい。配信ライブがとっても良かったから余計ですね。Anniversary Edition、どうしようかなー。

連れ合いがフライングでバレンタインチョコをくれました。毎年同じチョコでなんかスマン、と言われたけど、このチョコこそ僕が一番好きなチョコなので、嬉しい。だって、バレンタインでしかこのチョコ食べてない。一年に一度の楽しみで、ありがたみがあります。


2月12日の日曜日は午後から磐田【風の家】で歌います。バカラックの大好きな歌を一曲くらい、久しぶりに歌ってみたいと思ってます。よろしくお願いいたします。



マシス
2月5日の日曜日、我が町森町でロードレース大会が開催されまして、体協理事の僕は朝からスタッフとしてお手伝いに行って来ました。

交通整理の役ということで、曲がり角のところで半日ほど警棒を振ってきたのです。

曲がり角のところでー。

選手を誘導するため警棒をずっと振っていて、腕がなんとなくダルいです。でも暖かい日和で何よりでした。この日の森町ロードレースには1800人も市民ランナーが参加されたそうです。わざわざ森町まで走るために集まってくださるなんて、ランナーて人種の皆さんはなんと凄いと思いました。

警棒を振りながら見ていると、地元の知り合いも何組か走ってましたね。学校の後輩や職場の同僚が僕に気づいて手を振ってくれました。手を触れる余裕は大したもの。いや、走れるってだけで尊敬する。

事前のスタッフ打ち合わせで、最終ランナーが通過したら警備の皆さんは各自で帰ってくださいねー、と聞いてたので、上手くしたら予定時間より早く帰れないかしら、とちょっと思ったのですけど、交通規制の終了時間が近づいてもぜんぜんランナーが途切れない。甘かった。先頭ランナーとラストの方でタイム差が一時間半以上あって、すごく縦に列が伸びてたようです。でもランナーの走る速さによってそれくらいの差が出るのは当然のことで、結局はお昼までかかった。参加した皆さんお疲れ様でした。


午後は連れ合いと娘は観劇にお出かけするというので、時間が空いた僕は久しぶりにHeart Warm Companyの主催する【MUSIC ASSORT】を観にマムゼルへ寄せてもらいました。

昼間からマムゼル来訪!フリーダムフォーク集会じゃないので、お気楽なお客さん状態が嬉しい。楽しませてもらいました。珈琲旨かったです。

まずはホスト役のHeart Warm Companyがご挨拶の一曲。

ゲスト演奏はEightTreeから。

続いて青天目照男さん。

換気休憩を挟み、オープンマイクのコーナーへ。

ICHIMIの皆さん。

小栗くん。

たっくん。

せっかくなので、たっくんのギターをお借りして、マシスも参加。
夢華さん写真ありがとう。

楽しい午後になりました。昼間のイベントってのも良いものですね。夕飯までに帰れるってのが健全でいい。ここ最近のミュージシャンの訃報のニュースで気分が落ちてましたが、マムゼルで遊ばせてもらってずいぶん持ち直しました。程良く緩くて良い午後だった。皆さんお疲れ様でした。

幸宏さんのアルバム『ONCE A FOOL..』を僕はこれからもずっと聴くと思います。今日オープンマイクで歌った「仕事を終えた僕たちは」は、機会があったらまた歌ってみたい。


シーナ&ロケッツのアルバム『ROCK ON BABY』をここのところずっと聴いてました。阿久悠の全曲作詞で話題になった作品ですが、ロケッツと阿久悠の異色コラボはそれほど上手くいってると思えなくて、どこかギクシャクした印象を感じるアルバムではあります(そこが面白いとも言える)。でもお互いこの異種格闘戦みたいなコラボを大いに楽しんだそうです。

阿久悠は交流のないロック畑のミュージシャンに詞を依頼されてすごく嬉しかったと著書に書いてます。鮎川夫妻が外出先より帰宅したら、阿久悠から送られた歌詞のファックス用紙が部屋にとぐろを巻いてて凄い状態だったらしい(この用紙を夫妻は神棚に飾ったとか)。

ロケッツの演奏は最高にご機嫌、阿久悠の詞もなかなか気合い入ってるのですけど、残念ながら多くは言葉をメロディが活かせてないしメロディも立ってないと思う。ロックだから勢いでガーッとやったのはいい。けど、ちょっと勿体ない感はあります。

しかし!シングルになった「ロックの好きなベイビー抱いて」。これだけは奇跡の一曲。歌詞もメロディも演奏もこれしかあり得ないという名曲で、僕はこれこそロケッツの最高傑作だと信じます。聴くほどに胸が熱くなるし、泣ける。


愛したから お前ができて
愛があるから お前を産んで
いろいろあれこれ言われたけれど
ロックでこの世が回るまで
人間信じて頑張ろうね

明日も未来も必ず来るよ
ロックで話ができるまで
人間愛して笑ってようね


(ロックの好きなベイビー抱いて/シーナ&ロケッツ)



緊急入院したというPANTAも早く元気になって欲しいです。ホント、パンタまで連れていかないでくれと瞬間に考えましたもの。頼みますよ神様。


マシス

53歳になりました。すでにいくつかお祝いメッセージを頂いてます。ありがたや。お返事が遅れたらスミマセン!改めてメッセージをくださった皆さん、お気遣い多謝です。

先の日曜日に観ていた元春の名盤ライブ『SWEET16』のアンコール配信がちょうど今日でして、一回目に引き続き、今日も再び観ていました。




カッコ良かった。二回目ともなると、一回目で見逃した細かな箇所がまでジックリ観れて良かった。誕生日に配信なんて、元春にお祝いをもらったような良い気分です。

配信中、チャット画面にライブ感想のコメントが書き込まれるのを読むのも楽しかった。私事ですが、と上記の内容を書き込んだら、チャット上に誕生日のお祝いコメントを書き込んでくださった方が溢れてビックリ。なんかスミマセンって気持ちになりました。皆さん優しい。

肝心のライブの感想ですが、元春めちゃめちゃ声が出てましたね。『SWEET16』って元春のボーカルが最も太く力強い時期のアルバムですから、今の元春に歌うの大変じゃないかしら、と、ちょっと思ってたし、実際配信を観ても、え、これマジで出してるの?って、失礼ながら最初うがった見方したのです。

けど、おそらく、出してた。ツアーの時と違って単発ライブだからこその渾身のパフォーマンスだったと思います。仮に、曲によっていくらか声を足してた所もあったとしても、観てて違和感なかったです。

一曲目「ミスターアウトサイド」なんて、元春ナンバーでは最高音の楽曲(終盤の《ミスターアウトサーーイ!》と叫ぶとこ)ですよ。前回の名盤ライブでの「真夜中に清めて」を上回る高さです。ミックスボイス気味だけど、見事歌い上げてくれました。

元春が一箇所、段取りを間違えたのか、元春の歌とコーラスがズレるシーンがあって、僕はそれを見て、おお口パクじゃない、と嬉しくなりましたね。


再現ライブと銘打つだけあって、アレンジは音源をほぼ忠実に再現されてました。オリジナルアレンジの「廃墟の街」「ハッピーエンド」にはしびれました。「ポップ・チルドレン」も最高。元春の仕草、指でニンニンってやるのが可愛い。「ボヘミアン・グレイブヤード」のエンディングときたら多幸感そのものでしょう。

ライブでは初演奏という「君のせいじゃない」が今回一番の楽しみでした。そして「エイジアン・フラワーズ」!この二曲、実に素晴らしかったです。唸るギターに元春のシャウト、シャウト、これぞロック!発売当時は人気曲の並ぶ中でわりと地味な印象だった二曲ですが、マァ最高。僕はこんな風に叫ぶ元春が観たかったのです。興奮しましたねぇ。

アンコールの曲は配信では割愛されてましたが、素晴らしい配信番組でした。高額でしたが、ライブ参戦者に配られた特典DVDも貰えるらしい。そちらも早く観たいです。


誕生日ということで、連れ合いより、誕生日に何か欲しいかね?と聞かれ、昨年はスパイファミリーのカレンダーだったなーと思いながら、今年はずっと欲しかったBlu-rayをお願いしました。
劇場版「超人ロック」のBlu-rayです。スペースコブラと迷ったけど、ロックにしました。
ああ、聖悠紀先生、RIP。


アメブロに39歳から日記を書き始めて、ついに53歳です。ずいぶん時間が経ちました。14年日記を書いてたのかと思うと感慨深いですね。さて、誕生日、これから夜勤です。働いてきますぜ。


マシス
昨夜は奇数月第三土曜日、袋井市のライブ喫茶マムゼルにて恒例のフリーダムフォーク集会を開催することが出来ました。
2023年1月21日、今年最初のフリーダムです。今回は直前になって、出演予定だった演者さんが体調不良によるキャンセル、の連絡が立て続き(エントリー6組中、3組のキャンセル!)、大変!と思いましたが、こういうご時世ですので、まずは御身体を大事にしてもらわなきゃいけません。

当日に《熱はないけど咳が出るので》と連絡をくださった演者さんは、急なキャンセルをとても恐縮されてましたけど、そこは仕方ないことで誰も悪くない。好きで体調を悪くされるわけないですからね。お気になさらないでまたの機会に元気に参加してくださいね、とお伝えしました。

そんなわけで、急遽演者さんを募ったりして、パタパタしつつも、第182回フリーダムフォーク集会は僕も含めて全5組での開催となりました。

この日の一番手は司会の僕【マシス】から。
今年の歌い初めです。司会挨拶してたら歌う時に帽子を被るの忘れてた。前日思い立って高橋幸宏さんの歌を一曲、初めてカバーしてみました。幸宏さんを歌うのすげー楽しかった。

二番手は【ぷらっとふぉーむ】。
今回のステージのテーマは《旅》とか?。「いい日旅立ち」から千春の「旅立ち」へつなぎ、森田童子からユーミンへと素敵な流れで演奏してくれました。

三番手、【桑原将行】さん。
全曲、泉谷しげるナンバー。穏やかな口調のお喋りに真っ直ぐな歌声。「春のからっ風」「春夏秋冬」「国旗はためく下に」「少年A」を男らしく歌ってくれました。

換気休憩を挟み、後半は【とらちゃんず】から。
なんとマスターが急遽ドラムで参加!
今回は急な出演依頼にも関わらず快諾してくださったとらちゃんずのお二人。「テネシーワルツ」「ラストダンスは私に」をしっとりと、ラストの「ピタゴラスイッチのテーマ」まで楽しく演奏してくれました。

この日のトリは「砂風金」山本先生。
この夜は全曲《風》ナンバー。「北国列車」「東京」「君と歩いた青春」「お前だけは」。最近ぜんぜんギターにさわれていない、と言いながらも見事な歌いっぷりでフォーク集会をばっちりシメてくれました。


一月のフリーダムフォーク集会は毎年いつも落ち着いた雰囲気、もしくは逆にえらく賑やか!という両極端な印象があります。昨夜はしっとりじっくり落ち着いて皆さんの演奏を楽しませてもらいました。皆さんお疲れ様でした。マスターありがとうございました。今年もお世話になりますよろしくです。

次回のフリーダムフォーク集会は3月18日開催予定です。本年もフリーダムフォーク集会をよろしくお願いいたします!


余談ですが、フリーダムの当日(土曜日)のこと、午前中に娘の部活の発表会がありまして、我が家は皆で朝から浜北まで応援に出かけてました。
部活のステージを楽しく観劇。娘はこのあと急いで磐田市へ移動(移動は連れ合い運転の車にて)。午後からのピアノの発表会へ向かいました。家族もそれに伴って応援に移動です(こちらの車は僕の運転で)。移動、移動、です。
ピアノ発表会も無事に間に合って、演奏を披露することが出来ました。ピアノの感想は、親の欲目丸出しに、とても良かった。優しい鍵盤のタッチがグッと胸にくる素敵な演奏で、僕は素直に感動しました。ドビュッシー良いな。これ、時々これからも弾いて欲しい。聴きたい。

二つの発表会が終わって、僕以外の家族は皆で食事へ行き、僕は一人、夜のフリーダムフォーク集会の準備に、マムゼルへと向かったのです。僕も家族も、なかなかバタバタのスケジュールでした。でも終わった終わった。よく頑張りました。


そして、一夜明けた日曜日の今日は、連れ合いはkadodeooigawaでのイベントにラフレシアで参加(連れ合いは今日も忙しい)。完全オフの僕は娘の用事のため、二人でお使いに行ってきました。

用事をサクッと済ませ、そのついでに、娘の行きたがってたファミレスでお茶してきた。
結構、遠くのファミレスまで足を伸ばしましたよ。なんでも、このファミレスが娘の大好きなグループとのコラボイベント期間中とのことで、特典のクリアファイルを貰ったり、店内のキャラの等身大の看板の写真とか撮ってました。久々に遠出ドライブしてきました。


濃い週末でした。さて、いろいろとあった休日の締めは、今日の21時より、佐野元春の配信を観ます。事故なく観られますように!



マシス 

 

キャリアの長いミュージシャンですと、昔の曲をライブで演る際、アレンジを大胆に変えたり、場合によっては歌詞やメロディまで変えて演奏したりすることがあります。


時代に伴って、歌詞の内容がもう古くてそぐわない、って場合とか。あとは単純に、あそこは本来はこう歌うべきだった!と発表後に気づいて(思い直して)、以後のステージではずっと直して歌っちゃうことも。


浜田省吾が「東京」を歌う時、歌詞の《ディスコ》を《クラブ》に変えて歌ってるのは、ディスコなんて今はもうないよ、という気持ちからでしょう。ただ、だからといってクラブって歌われちゃうと、僕はどうも違和感を感じます。あそこは絶対に《ディスコで恋して》ですよ。Perfumeの「チョコレート・ディスコ」なんて歌もあるんだし、変えなくてもいいと思うのですけどね。省吾はもうディスコには戻さないだろうな。


逆に、「家路」での歌詞で、《そして女たちは》を《そして孤独なエゴは》に変えたのは、わりとスンナリ受け入れられました。聴いてて違和感が少なかった、ってのもあるけど、「東京」のディスコように《古いから》って理由で言葉を差し替えたのとは違い、《孤独なエゴは》と歌ったことで内容がより深まったように思えたのです。


女たちが愛を理由にオレを引き裂いた、と歌うよりも、改変後の、オレ自身の内面のエゴによって上手く愛せなかった、と歌う方が、より《オレ》の痛みが伝わってくる。「家路」は上手く歌い直したと思います。こういう改変もあるのです。


最近WOWOWで観た角松敏生のライブでも、「Ì CAN GIVE MY LOVE」の二番の歌詞を変えて歌ってて、ヘェーと思いました。そういえばデビュー曲「YOKOHAMA TWILIGHT TIME」のサビのメロディ《ベィーーーベェッ》を最近は《ベィベッ》と短くしたり、「TOKYO TOWER」のテンポをグッと落としたり、角松も結構歌い方をマメに更新する人ですね。リアレンジのアルバムを出しちゃうくらいだから、変えるのが楽しいんでしょうね。

 


ライブでアレンジをガラッと変える常習者、と言えば、佐野元春です。キャリアのごくごく初期の頃から、ステージでアレンジをガラっと変えて演奏する奴、として定評(悪評?)があります。


「アンジェリーナ」のスローバージョン、「ガラスのジェネレーション」のバラードバージョンなどは2曲ともシングルになりましたね(アンジェリーナはB面でしたが)。


8インチのCDシングル。懐かしい。

見事な歌いっぷり。「ガラスの〜」のバラードはピーシーズ・ツアーで実際に目の前で歌ってくれて、えらく感動した覚えがあります。


曲の可能性を探し続けるかのように、コレも良いなアレはどうだと衣替えをする。元春も近年に二枚、リアレンジ&リメイクのアルバムを出しました。ビルボードライブで好評だったアレンジものをまとめてくれてます。

 

 

 

歌詞の改変例ですと、「ポップチルドレン」で、《ビデオフィルムの〜》の部分を《Googleの検索ワードを〜》と今風にしてる。賛否はあるでしょうけど、僕はいいと思う。


感心したとこでは、「ヤア!ソウルボーイ」とか「月と専制君主」のリアレンジ。大好きです。オリジナルより転調部分がスムーズで、メロディがより良くなったと思います。


リアレンジもリメイクも、要は曲へのテコ入れですから、より良くしようとして変えたくなる気持ちは解ります。けど、ファンとしたら、大好きな曲をコンサートで演ってくれるのを楽しみにしてて、いざライブ観てみたら、エーーッ?てなる時もある。ファンはそういうのもクリエイティブな姿勢と(諦めて?)受け入れたり、やめてくれ普通に演奏してくれよーってガッカリしたりする。好きな歌を変えないで、って気持ちは当然ですよね。



ビッグネームの例を挙げた後で、大変僭越ですが、僕だって歌を作る時は毎回、すごーく迷って悩んで作ってます。毎回毎回、最良を目指して悩んで悩んで、歌詞もメロディも、よーし、もう一文字も動かせない、出来た!って思うまで詰めて作ります。


で、そうまでして練って練って作ったのに、後から変えたくなる時って、やはりあるのです。


作ってる最中って、軽く興奮状態なので、時間が経つと客観的に見れて、ああすれば良かった、が出て来る。僕はアマチュアですので、一度人前で発表した歌も結構手を加えます。どうせ変えたところで前のを覚えてる人はいないでしょう、と、ドンドンやっちゃう。


先日も、昔の曲の歌詞をいじってました。最近あまりライブで取り上げてない歌たちですが、取り上げてないということは、頻繁に取り上げる曲に比べてクオリティに満足してない、ということかと。


一度は完成して、もう一文字も動かせない、と思ってた歌ですが、久しぶりに部屋で練習してみると、ここはこうしたい、ああしたい、って箇所がいっぱい見えてきた。ぜんぜん変える余地があるじゃん。ちょっと変えるだけでもワクワクするほど面白い歌になったと思います。


直す箇所が見えるということは、昔より少しはスキルが上がったのかしら。そう信じたい。


昨年参加したイベントの会場にて、ありがたいことにマシスのCDを買っていただけることがありました。CDを作ってすぐにコロナ騒ぎがあって、昨年の春くらいから少しずつまた活動し出して、遅まきながらCDを持っていけるようになった。


で、最近THE SLICKSの淳吉郎より、すごーく長文のCDへの感想を頂いて、すごく嬉しかったのです。一曲一曲へ、まるでライナーノーツのように丁寧に綴ってくださって、こんなにもシッカリ聴いてくださったのか、とありがたかった。あまりに美しい感想文を読んで、脳がボーッとシビレたような気持ちでした。


一生懸命作ったCDですけど、正直、時が経つと《ああすれば良かった》が出てきて、自分で聴き返すことはなかったです。でも、淳吉郎さんの感想を読んで、改めて久しぶりに聴き直してみたら、稚拙だけど結構頑張ったよな、と思えた。そして、また新しいのを作らなきゃ、とやる気をもらいました。CDを手にとってくださった皆さん、改めて本当に多謝です。


1月21日は今年最初のフリーダムフォーク集会です。出演が決まってる皆さんよろしくお願いいたします!今年最初のフリーダム、遊びに来てくださいね。
第182回フリーダムフォーク集会
【日時】2023年1月21日(土)
    19時半開演
【場所】ライブカフェ mamselle
袋井市堀越1802-1 TEL 0538-42-6440
http://mamselle.sakura.ne.jp/
【料金】music charge 500円
【出演】
一次会(本編)演奏時間一組20分(転換時間抜き)

・砂風金
・ぷらっとふぉーむ
・きたよし
・桑原将行
・とらちゃんず

二次会飛び入りコーナーはお休みです。途中換気休憩を入れます。2023年もフリーダムフォーク集会を皆さんご贔屓に。よろしくおねがいします。もう一組空いてるのはお返事待ち中の方の分。空いたらマシスが入ります。


マシス
正月休みは家でのんびりと、食べて飲んで散歩して寝ての毎日。録り溜めてたBSのライブ番組や音楽映画を観て、CDを聴いて、本を読んで、うたた寝て、たまにギター弾いてという、一人時間をたっぷりと有意義に健康的に過ごせました。身体も休まったし、心もなんとなく充電出来た気がします。

仕事始めはいきなり忙しくて、休みボケも充電もいきなりすっ飛んでしまう勢いですが、仕方ないですね。

この正月はなんといっても『スパークス・ブラザーズ』です。暮れにWOWOWで放送してくれたのを録画してありまして、繰り返しずーっと観ていました。
昨年、映画館シネマイーラで上映してて、観に行く予定で楽しみにしてたのに、二週間の上映予定が8日で打ち切られて、観そびれたのですね。え、終わってる!?と知った時はものすごくショックでした。不入りだったんだろうな。
元旦の昼間にまず一回目を観て、途中でうたた寝て、翌日の二日にもう一回最初から観て、今度は寝ずに全部観て、それで大いに感動しまして。その後、四日と六日にもう一回ずつ観ました。映像の隅から隅までスパークス愛しかない、スパークス大好きって気持ちが画面から溢れて滴り落ちるような映画でした。

内容はスパークスのメイル兄弟がデビューしてから現在に至るまでのドキュメンタリーフィルムです。スパークスの活動の歴史が時系列で説明されるので、僕みたいな浅いファンにはうってつけでした。この映画を観てオオそうなのかと知ったことがいっぱいあって、面白かった。

当然、劇中スパークスの曲がガンガン流れるのですが、改めて、スパークスって本当に良い曲が多いです。大傑作アルバム『キモノ・マイ・ハウス』を聴くと、オペラチックな唱法でメロディの難解なポップスを演奏するバンドって印象だけど、実は時代ごとにアプローチを変えてきて、どの時代の歌もメロディがとびきり美しい。よくもまぁこれだけ美メロディを書けるものだと感心しました。ロン兄さんスゴイ。

日本に来た時の映像もふんだんに使われてましたね。昨年もサマソニに出てたし、正月にネット見たらスパークスからの新年の挨拶が上がってて、二人して日本と韓国へ休暇旅行してたと写真が載ってた。え、また日本に居るの?って驚きました。しょっちゅう来てくれてんじゃん。

流れてくる曲を聴きながら、おおーあれもこれも良いぞ、と、CDを持ってないアルバムがどんどん欲しくなってくる。映画公開の時点で、アルバムは全部で25作(今は28作)出ていて、どれも絶対に楽しそう。

長い活動の中、世間の目に迎合せず、変化を恐れず、ただただ面白いと思う音楽を追求して独自にスタイルを進化させていった姿勢は、他のミュージシャンからも敬意を持たれてます。佐野元春の活動スタイルにも通じますね。

後に、スパークスの音楽を模倣したかのグループがどんどん出てヒットを飛ばしたらしい(誰とは言わない)。けど、本家のスパークスはブレずにマイペース。だからこそ異端だし、孤高のバンドと呼ばれるのでしょう。スパークスみたいな音楽がやれたら最高だろうな。

映画を観てスパークスが無性に聴きたくなって、とりあえず手持ちのCDを聴いてました。車でも聴きたくてUSBにも落とした。
僕が持ってるのは6枚。各時代の人気作を飛び飛びで集めたものです。

『キモノ・マイ・ハウス』は間違いなしの傑作。スパークスの代名詞ともいえる変態メロディがてんこ盛り。CMタイアップでおなじみの一曲目「ディス・タウン」そして「アマチュア・アワー」への人気曲二連発でがっつり掴まれてしまいます。1974年。

続く『プロパガンダ』は『キモノ〜』のまさに続編って印象。比べるとちょっと地味に感じますけど、悪い曲はぜんぜんない。甲斐バンドの某曲にそっくりなあまりにも美しいあの曲も入ってる。1974年。


『No1・イン・ヘブン』はダンサブルな楽曲の並ぶエレクトロ・ビート作品。トレードマークだった変態的メロディは影を潜め、美しく印象的なラインを呪術的にリピートする作風を開眼してます。4つ打ちドラムの炸裂する一曲目から、ステージでの人気ナンバー「No1ソング・イン・ヘブン」まで怒涛のエイトビートラッシュなアゲアゲ作品。1979年。

スパークスって80年代風の音とも相性いいんですね。

『官能の饗宴』は6年間の沈黙を破って発表されたカ厶バック作。映画でもスパークスの大復活は大きく取り上げてました。人気ナンバー「マイ・ウェイをいつ歌うんだい」が素晴らしくキャッチーです。1994年。


『リトル・ベートーヴェン』これ最高!一曲目の「リズム泥棒」からヤバい。リズム泥棒ってタイトルも洒落てるじゃないですか。スパークスを人に勧めるなら『キモノ〜』だけど、個人的には『リトル・ベートーヴェン』にすごくハマっててお気に入りです。クラシック風アレンジとスパークス楽曲の奇跡の融合。2002年。


『ヒポポタマス』は近年の傑作と評判です。一曲目が流れた瞬間、あースパークスだーって思う。これだけのキャリアでこれほどまで飄々と瑞々しく立ち回れるのはどういうことだ。2017年。



さて、新年一発目のフリーダムフォーク集会が近づいてます。出演者に若干変更がでそうです。
第182回フリーダムフォーク集会
【日時】2023年1月21日(土)
    19時半開演
【場所】ライブカフェ mamselle
袋井市堀越1802-1 TEL 0538-42-6440
http://mamselle.sakura.ne.jp/
【料金】music charge 500円
【出演】
一次会(本編)演奏時間一組20分(転換時間抜き)

・ぷらっとふぉーむ
・砂風金
・きたよし
・桑原将行
・とらちゃんず

二次会飛び入りコーナーはお休みです。途中換気休憩を入れます。2023年もフリーダムフォーク集会を皆さんご贔屓に。よろしくおねがいします。

キャンセルが出て、出演枠が空いてしまいました。急ですが、出れるよーって人、連絡くださいませ。いなければマシスが入ります。

なお今回、PAのよしひろさんがお休みなので、PAもマシスがやります。皆さんご協力のほど何卒よろしくお願いします🙇🙇🙇



マシス

ここ数年言ってますが、新譜のアルバムを購入する枚数は年々と減ってきています。それこそ昔はジャケ買い衝動買いこそ醍醐味!みたいに思ってた時期もあったけど、ずいぶんとブレーキが効くようになりました。


お財布の事情もありますけど、もう《ちょっと気になる》くらいじゃ衝動買いも出来ないですね。《またハズレだったらどうしよう》って考えちゃって。そうなると自然に手が止まり、スッと盤を棚に戻せるようになった。


そう、買って後悔、を何度も経験すると、人は臆病になるもので。衝動買いは当たると嬉しいけど、ハズした時のダメージはボディブローのように残るのです。


昨年(2022年)も、聴きたい音楽のすべてはチェック出来ていません。とてもとても買い切れない。それでも、問答無用に買わにゃならん!というアルバムがいっぱい出てくれたおかげで、結構新譜を買えて、楽しい散財ができた年になりました。


実際は新譜より、中古CDで旧譜名作をいろいろ買って聴きまくったって方が多いのですが、中古CDは外して、以下、僕が2022年で気になった音楽を思いつくまま挙げてみます。


『今、何処』佐野元春 and The COYOTE BAND

今さら僕が言うまでもなく、ホントに良き盤。雑誌ミュージックマガジンにて、年間ベストアルバムの邦楽部門で見事4位。手にとって絶対に損しないみんな聴いて!と大声で言える元春の新譜が出たことの嬉しさよ。

『ENTERTAINMENT!』佐野元春 and The COYOTE BAND
これ欲しさに、生まれて初めて配信で音楽を買ってしまいましたっけ。ジャケットを手作りしたのも既に懐かしい。傑作『今、何処』のあまりのヤバさにこちらの印象が薄くなったけど、好盤です。久しぶりの元春の新譜だったので嬉しかったな。

『SOFTLY』山下達郎
良い曲しか入ってない。で、繰り返し聴くほどに、ただのシングルの寄せ集めじゃないと思えてきた。だんだん各曲の細部へのこだわりがちょこちょこと浮かび上がってきて、まだまだ新しい発見が出てくるんじゃないかって楽しくなる。達郎もまだまだ聴きます。

『ah〜面白かった』吉田拓郎
拓郎の最後の作品、というヴァイアスはどうしても取れません。《最後だから》込みで評価しちゃうのは仕方無いと思います。何度も何度も何度も繰り返し聴いて、なるほど、良い!と思えたからいい。ああー解った!と感じた瞬間のゾクゾクした想いは忘れないでしょう。

『物語のように』坂本慎太郎
これ、車で聴いた時よりも部屋の小さなコンポで聴いた時の方が感動した。え、ひょっとして凄い作品!?と思った瞬間に、オセロがバタバタバターってひっくり返って、世界に色が付いたような鮮やかな気持ちになれました。いつもの得体の知れなさは薄めの今作、曲が可愛い上にカッコイイ。

『DRIVEN』Gilbert O‘SULLIVAN
大好きなギルバート・オサリバンの新譜はずいぶん愛聴しました。隅々まで才気煥発な大傑作『ギルバートヴィル』(2011)より、粒はちょっとばかし不揃いでもだからこその愛嬌があるって一枚。良いアルバムって、名曲と同じくらい凡曲が大事なのです。曲が不揃いと言ってもオサリバンですから、水準はもとより高いですよ。
『』

『ライヴ・アット・ヤンキースタジアム』ビリー・ジョエル
劇場版のBlu-rayが観たくて買いました。元々ビデオで持っていた映像のリマスターですが、違和感なくワイド画面になってましたね。ビリーの声が溌剌と若く元気です。当然ながら映像よりCDの方が曲がたっぷりでご機嫌です。


『Inherit The Life』角松敏生
拓郎の引退と同じ年に、角松敏生までラストアルバムを出しました。けど、角松はなんとなくシレッと戻ってくる気がします。あれから何度も聴いて、今では角松聴くならコレ、となってる。インスト曲も気に入ってきました。

ちなみに、角松の舞台MILADのステージはWOWOWで観れまして、こりゃ会場で実際に観ると観ないとじゃ感動は大違いだろうなと感じました。生で観たかった。楽しめましたけどね。

ベタなところで藤井風やAdoちゃんとかもレンタルで聴いてました。
ウタちゃんのは聴いてません。

あと、買ったCDは別として、娘がよく聴いてたボカロ曲で気になったやつ。

「アイディスマイル」プロジェクトセカイ feat.初音ミク

このままで、ままで、のサビのフレーズが妙に頭に残る歌です。この歌の詞の言い回し、言葉選びが、わりと僕の好みなんです。


中古CDですと、やはり友川カズキの『復習バーボン』をゲットできたのは嬉しかったですね。あれは近年にない興奮案件でした。


さて、今月21日は今年最初のフリーダムフォーク集会です。出演者の皆さんよろしくお願いいたします。
第182回フリーダムフォーク集会
【日時】2023年1月21日(土)
    19時半開演
【場所】ライブカフェ mamselle
袋井市堀越1802-1 TEL 0538-42-6440
http://mamselle.sakura.ne.jp/
【料金】music charge 500円
【出演】
一次会(本編)演奏時間一組20分(転換時間抜き)

・Neko's B.P
・H2T2
・ぷらっとふぉーむ
・砂風金
・きたよし
・桑原将行

二次会飛び入りコーナーはお休みです。途中換気休憩を入れます。よろしくおねがいします。

なお、今回はPAのよしひろさんがお休みなので、不詳マシスがPAを務めさせて頂きます。皆さん何卒ご協力のほどを。頑張ります。


マシス
1月2日です。のんびりお正月しております。明けましておめでとうございます。

2022年大晦日は、地元の神社へ御参りに行って、熊手と破魔矢を納め、夜は年越しそばを食べて、紅白歌合戦を観て、ジャニーズのカウントダウンも観てと、家族と一緒にベタに過ごしました。家族行事にベタはいいものです。

紅白はなんだかんだ面白かった。元春なかなか出てこなくて目立ってたねーとか、石川さゆりのバックの演奏スゲーとか、LAST ROCKSTARSに雅の良さが出てねーとか、橋本環奈かわいいーとか、皆で勝手なことをいろいろ喋りながら観てました。

年が明けて元旦、昨日は娘と一緒に刀剣乱舞の舞台のBlu-rayを鑑賞しました。
「ミュージカル『刀剣乱舞』〜静かの海のパライソ〜」。娘は購入してからすでに一人で4〜5回観てるとか。あまりにも良かったので誰かと共有したい!ということで、僕を引っ張りこもうと誘ってくれたみたい。

僕は刀剣乱舞のことはよく知らないのですけど、まぁ特に用事もなし、新年早々に舞台鑑賞ってのは正月にやることとして悪くない、と思って、失礼ながら特に大きな期待もせず、二人で仲良く一緒に観ました。
率直な感想、予想外に、すごく面白かった。刀剣乱舞の予備知識はなかったけども、歴史を変えようとする悪者と、それに立ち向かい戦う刀剣男士(日本刀の精霊?)と聞けば、ああ、これってタイムパトロールものと戦隊ヒーローものが一緒になったみたいじゃん、と、五十路の親父にもすぐ親しめました。タイムボカン大好き。刀剣男士はオタスケマンか。

先入観として、キャラ萌え重視のボク可愛いでしょ演技ばかりの舞台だったらどうしよう、と心配したのですけど、そこはちゃんとしっかりした(?)お舞台で安心しました。確かにそういう役柄もあったけども、すぐ気にならなくなった。お芝居も歌も上手だったし、照明や音や音楽も凝っていて、結構ズッシリと見応えあった。

今作で扱ってる歴史は島原の乱、天草四郎のお話で、当然ながら結構ヘビーな血なまぐさいストーリーなのですけど、でもちゃんと娯楽活劇として、難しくなり過ぎず、二時間十分の上演時間中ぜんぜん退屈することなくテンポ良く見れました。

歴史を変えようとする悪者ってのが結局なんなのか、そこはただ《悪者》ってだけで、詳しく説明されなかったけど、そういう根本の設定はファンにはおそらく周知のことで、流して観ていいのでしょう。オジャママンかドクロベェの類とぼんやり思ってればいい。

ミュージカルはいいですね。楽しいです。劇中で歌われる歌は役者の台詞でもあるのだけど、歌詞が場面に上手くハマってました。《ミュージカルっぽい》風の取ってつけたような感じでない、腰の入った作曲の美メロディで、これはバカにできないぞと観ていて感心しました。

まぁ、キャストが全員男性ってのは、宝塚の性別が逆転してるなーって、つい思っちゃいますね。芝居のあとにコンサートが始まってファンがペンライトを振る絵も、宝塚でいうレヴューとイメージが被ります。観せる側はしっかりプロでお客を楽しませようとしてる。芝居したあとに歌って踊って大変だ。

さて、1月2日。家族は箱根駅伝に夢中です。学生連合のトップ独走で盛り上がってます。僕はその間、朝飯食べて、一人これからBlu-ray鑑賞。


2023年もよろしくお願いします。


マシス

 


ここ数ヶ月、WOWOWで甲斐よしひろの特集をやっていて、ホクホクと録画しています。甲斐よしひろだけでなく、角松敏生のMILAD舞台『DANCE OF MY LIFE』とか、アイナ・ジ・エンド主演の『ジャニス・ブロードウェイ』も録った。

他、元春の出たSOLAR武道館や、CHARAの30周年ライブなどなど、いろいろと年末の音楽番組を録り貯めてますが、まだ全部は観れてません。冬休みになったらまとめてゆっくり観ようと思ってます。

で、既に観ちゃった中で、甲斐よしひろ関連の映像がもう、図抜けて楽しかった。甲斐バンドじゃなく、ソロのライブなんですけど、これがアレンジ最高。昔聴いた時に正直あんまりピンときてなかった歌すら、めちゃめちゃ格好良く聴こえた。すごく新鮮でした。

「レッド・スター」なんて全くノーマークだったけど、こんな恰好良かったっけ?「イエロー・キャブ」はもともと好きだったけど、ライブで披露されるとCDの何倍も名曲度合いが上がります。

重たいワルツにリアレンジされた「I.L.Y.V.M」での歌いっぷりの見事なこと。甲斐、バリバリに声出てんじゃん。このアレンジはボーカルに踏ん張りが効かないと歌えないよーと感心しながら聴き惚れてしまった。対照的に「ミッドナイト・プラスワン」の柔らかい歌声がまたいい。堪らなくいい。歌がうめぇなおい。

そしてみんなが大好き名曲「レイン」のライブでの破壊力ときたら。映像観ながら泣けてきましたよ。生のライブ観て泣くことはあっても、映像のライブ観て泣けるなんて近年ないことです。

今夜今夜、全ての星が二人を照らす。ゾクゾクしますね。

甲斐のライブって、ソロでも甲斐バンドでもファン泣かせの選曲してくれますね。ド定番のお約束の曲以外に、まさかこれ演るのか!?って珍しい曲を必ずぶち込んでくれる。よくぞ演ってくれた!とファンは堪らんし、こんなん聴けるならライブに行きたくなるってものですよ。

WOWOWのおかげで今、ソロ甲斐ブームが僕の中で静かに起きてます。

僕の甲斐バンド体験、甲斐よしひろ楽曲のリアルタイムでの出会いは「フェアリー(完全犯罪)」でして。つまりほとんど解散間際で、遅れて来たファンです。なので今でもオリジナルアルバムですと『ラブ・マイナス・ゼロ』への思い入れは強いです。

もちろん、初期、中期の叙情的な甲斐作品も最高に好きですけど、「冷血」「フェアリー」「ナイト・ウェイヴ」「ラブ・マイナス・ゼロ」なんて、声と音と詞と曲のバランスがもう、ポップスとして洗練と泥臭さとの塩梅が絶妙で、ホント大好き。こんな歌が作れたらって憧れました。

《ソロは(KAI FIVEも含め)解体と実験の繰り返し》と甲斐よしひろがインタビューで答えてた記憶がありますが、リアルタイムで新作を聴けたって意味で、僕は甲斐バンドよりもソロを親しんで聴いてきたかもしれません。
アルバム『ストレート・ライフ』『カオス』『エゴイスト』の三枚までは、はたしてソロでも甲斐バンド時代を越える良い曲を書いてくれるのか?という穿った耳で聴いてた部分もあった気がします。結論としては、バラードは凄く良い、けどアップテンポの曲が今ひとつ胸にガツンと来ない、って印象でした。

シングル「電光石火BABY」を最初に聴いた時は《甲斐バンド解散後のソロの一発目がこれなの?》と、ちょっと思いましたもの。今は好きですけどね。これも解体と実験だったのでしょうか。

WOWOWのライブで、これらソロの曲が凄まじく良かったせいもあってか、今の耳で聴くとどの曲も結構楽しく聴けますね。この三枚だと『エゴイスト』が一番曲の粒が揃ってると思います。


で、ソロアルバム三枚作って、やっぱバンドやりてぇー(推測)って始めたKAI FIVE。甲斐バンドじゃない甲斐の新バンドにはすごく期待しました。
ソロの反動か、1stアルバム『幻惑されて』はロックやるぜ!とばかりのラウドな激しい曲がてんこ盛り。バラードは一切なしのアッパーなアルバムでした(ジョン・レノンのカバー「オー・マイ・ラヴ」は別として)。《甲斐バンドじゃない俺のロックを見せてやるぜ》って意気込みでしょうか。責めてんなーとは思ったけど、当時はあんまり好きではなかったです。

ソロアルバムを聴いてた時は確かに、もっと骨太ロックを聴かせてくれよーと思ったけど、タイトル曲「幻惑されて」とか横ノリのビートが呪術的で、???って感じでした。他のメンバーのボーカル曲もどうも違和感ありましたね。


で、次のアルバムです。ずばり言えば、僕にとってのKAI FIVEは2ndアルバム『ラヴ・ジャック』に尽きます。KAI FIVEに限らず、甲斐バンド解散以降の作品で最も愛聴したのが『ラヴ・ジャック』でした。全曲甲斐よしひろのボーカルです。

何が良かったかって、アルバムにバラードが戻ってきたから。結局バラードかい!って言われそうだけど、「四月の雪」と「ノーベンバー・レイン」を聴いた時は心の底からホッとしましたもの。


3rdアルバム『嵐の明日』は、甲斐ソロ最大のヒット曲「風の中の火のように」が収録されてます。アルバムの印象はあまり覚えてないです。今回聴き返して、良い曲が多いのになぜでしょうね。これまで一回か二回しか聴いてこなかったアルバムです。タイトル曲とか好きなんですけどね。通して聴いていて『ラヴ・ジャック』ほど興奮しなかった。『ラヴ・ジャック』はやはり良い曲が多いですよ。

KAI FIVEは結局アルバム三枚だけで活動終了。これ以降の甲斐よしひろのソロアルバムは買っていません。レンタルで借りていくつか聴いたけど、買いたいとまではなりませんでした。ここまでいろいろと文句も書きましたけど、ここで挙げた6枚のアルバムはなんだかんだ好きで、時おり聴き返したくなるのです。

僕は甲斐バンドも甲斐よしひろも、生でライブを観たことありません。元気なうちにぜひ観たいですね。今なら甲斐バンドよりソロのライブが観たい気持ちです。


マシス

2022円12月25日、浜松肴町にあるBAR【だいだい】にて、毎月最終日曜日恒例のイベント、Maachan降臨DAYにお呼ばれして行って来ました。だいだいは以前、お客として一度寄せてもらいましたが、演者として訪れるのは今回が初めてです。
企画者でもあるマーちゃんが12月30日がお誕生日ということで、ハッピークリスマス&バースデースペシャルという特別企画。マーちゃんのお声掛けでたくさんの演者が集まりました。面識のある方、初めてお会いする方、けっこう壮観なラインナップです。マーちゃん呼んでくれてありがとう。

で、実は、この日の主役のマーちゃん、直前になってご家族の都合で出演キャンセルとなりました。マーちゃん降臨しない?主役不在!たいへん。

《自分は行けないけど、中止の方が辛いから皆で盛り上がって欲しい》と、二日前にマーちゃんより直接お電話をもらい、それなら頑張ろう!と思って行ってきました。

オープン30分前にだいだいに到着。遅れた遅れた皆さんリハしてるかしら、とアリスのうさぎよろしく急いで行くと、お店がまだ開いてなかった。お店が開くまで道を挟んだ駐車場のテラスでひと休み。オープン定刻17時に普通に入店しました。
開園前に店長のサトシくんの携帯にマーちゃんより電話が入り、皆でワーと喋りました。そしてお客さんが続々と来場。フルーキーさんやTHE SLICKSの淳吉郎さんご夫妻も来てくれた。すげー嬉しい。

《マーちゃんいないので、ゆるゆるとオシオシでやりましょう》とEmonさん。実際ジワジワとタイムスケジュールが押していく夜となりました。

一番手、【大山ゆうき】さん。
今回初対面の演者さん。マーちゃんのボーカルスクールの生徒さんで、普段はドラムを叩いてるということ。アヴリル・ラヴィーンやジョニ・ミッチェルのナンバーをさらっと歌って格好良かったです。

二番手、僕、【マシス】。
写真は中西こでんさんより。自分で作った歌をガッツリ歌わせてもらいました。ひさしぶりに歌詞がキレイに飛んで派手に絶句した。失礼シマシタ。

三番手、【アメリカザリガニ】。
ブルース愛好会、同好会?ギターの音がザクザクギュイーンとごきげん。しゃがれたボーカルの迫力がごきげん。お腹の底にズシンとくる演奏でした。

四組目、【Emon Deniker】。
この夜はギターを持たず、ノートパソコンを小脇に、大音量で流れる作り込んだ音をDJよろしく操り、そこに歌が絡むというなんとも言えぬカオスな歌世界でした。リズムにリフが徐々にレイドバックするという音が気持ち悪く面白かった。音がデカかったりグシャってなることも意味のある。僕に見えない景色が見えてる人です。

五組目は、【中西こでん】。
声とギターだけでなく、姿形、たたずまいで歌いかけてくる、歌が汗を散らすような迫力のステージでした。「ぶよ」「射る夜」良かった。最後の曲のかわいいアルペジオも。こでんさんの言葉は格好つけぇなスカしたものがなくて、描きたい世界を描き、心を引っ掻くフレーズを選ぶのが潔い。こでんさんも僕に見えない景色を見てます。


この夜のトリ、六番手は【トミー来風】。
お名前はずいぶん前より存じ上げてたけど、ようやくステージを観ることが出来ました。スゴイと噂は聞いてましたが、ホントにスゴイ。なんだこのギタープレイ。ハンマリングの音の隙間で色々な楽器が聴こえてくるかのよう。頭の悪い感想しか言えないけど、ウエストコーストだったりケルティックだったり、なんか洋楽を聴いてるみたいな美しい楽曲たち、心地好い演奏でした。


とても楽しい夜でした。お客さんも演者もお店も、こんなに風通しの良い空間って、最近ちょっと思い出せないってくらい、いらした皆さんが気持ち良い人たちばかりで、心地好かった。クリスマス感は薄かったけど、暖かいお店の中で、ご機嫌な音楽が鳴っていて、良い音で歌えて、聴いてもらえて、美味いパスタが食えて、幸せな時間でした。


マーちゃんに居なくて残念だったね、と、終演後にトミー来風さんとお話しました。マーちゃんは上手い下手やジャンル関係なく、音楽好きな人を呼ぶ、とトミーさん。ああ、そういう風に思ってもらえるのはいいな、と思いました。

今回マシスを呼んでくれたマーちゃんは、たぶん僕がどんな歌を歌うかほぼ知らず声を掛けてくれたと思う。今日聴いてもらえたらホントは良かったのですけど、次があると信じます。マーちゃんも電話で《同じメンツでリベンジする!》って言ってたし、こんな面白い音楽会はぜひまた参加したい。またぜひ呼んでくださいね。


楽しかったことは書ききれません。初対面のトミー来風さんと思わずいっぱいお喋り出来たり、SLICKS中村夫妻やフルーキーさんが演奏の感想をくれたり。淳吉郎さんなんて嬉しいことも耳が痛いこともビシと言ってくれて、ありがたいと思いました。ちゃんと聴いてくれてるからこそのお言葉、ありがたい。精進します。CDもご購入ありがとうございました。


この夜が今年のマシスの演奏納めとなりました。初のだいだいでしたが、お客さんに楽しんでもらえたと信じたい。関係者の皆さん多謝です。お疲れ様でした!




マシス