お盆だ、連休だ、と思った矢先、体調不良でダウンしました。熱は全然ない。けど頭が痛い。起き上がると吐き気がする(水も飲めない)。そして寒気が止まらず、手足がどんどん冷たくなる。休みに入るとよく僕は体調を崩すのですが、これはちょっと怖くなってマイッタ。

土曜日にマムゼルの音楽夜会を見に行こうか、とも思ってたし、日曜には親戚の法事も列席する予定でしたが、こんな有り様で断念、残念無念。

お医者さんに行くのも辛かったけど、連れ合いに連れていってもらいました。あれこれチェックされて、とりあえずは脳梗塞、くも膜下出血とかの怖い病気の可能性は低いとのこと。原因は分からず仕舞い。

今日の午後になって、食べ物が身体に収まるようになってくれて、顔に血の気が戻ってきたようです(家族談)。ベッドの中ではひたすら寝続けて(音楽も読書もSNSもそれどころじゃない)モゾモゾしてましたが、復活の兆しです。まだまだ調子にのってはいけませんが、マンガを読んだり、枕元に積んであった音楽を聴いてみたりと、日常がジワジワ戻ってた。ようやくこうして日記を書いてます。ちょうど聴きたいCDが貯まってたので、いっぱいベッドで聴けて良かった。

《ベッドで聴いてたアルバム》
『EVERYTHING HARMONY』THE LEMON TWIGS
『公式海賊版』ポール・マッカートニー
『NA NA NA』マーガレット・ズロース
『Its Only guita‘R’ Pop』beefields
『GOLDEN☆BEST』鈴木康博
『Three and Two』オフコース

ちなみに読んでいたマンガは「葬送のフリーレン」の四巻〜六巻です。

最近、ものすごく久しぶりに新譜を、しかも三枚買ってしまってました。新譜を買う枚数は昔より減りましたが、三枚が手元に来ると、いっぱい買ったぜ、って気になります。
『EVERYTHING HARMONY』THE LEMON TWIGS。

レモン・ツイッグスは新譜が出るのがいつも楽しみなバンドで、絶対に出るたび買ってます。

90年代に突如レニー・クラヴィッツが登場してきて騒がれたように、ダダリオ兄弟の作る強烈に懐かしくてニヤけるポップスは《2000年代における70年代ポップス王朝復古》ともっと騒がれていい気がする。二人とも若いのにこんな音楽やってくれて最高。どの楽曲も掴み所がなくて、容易に覚えられない。同じく兄弟グループのSPARKSとイメージがちょっとかぶります。

1stはトッド・ラングレンやブライアン・ウィルソンといったあの《良き時代》の香りがプンプンして、2ndはキンクスのストーリードラマな感じを打ち出して、3rdはふたたびポップスして、今作はまるでPPM(!)とダン・フォーゲルバーグとビーチボーイズを足して割ったかのよう?。相変わらず掴み所がない。今作を聴いて、前の三作もじっくり聴き返したくなりました。レモン・ツイッグスのアルバムの感想は別日記でまたゆっくり書いてみたいです。

『NA NA NA』マーガレット・ズロース

今年の5月にヒライマサヤ君のライブを静岡で観た際、もうすぐマーガレット・ズロースの新譜出るんですよ、と本人より教えてもらって、おおーと声を上げてしまいました。前作の『まったく最高の日だった』より七年ぶりの新譜とのこと。僕は前作が大好きで、あれはズロースの最高傑作だと思うと本人に感想を伝えたのですが、《そういうの(最高傑作)は更新していかなきゃって思いますね》と答えてくれて、がぜん今回の新譜に期待が高まったのでした。

「瞬キッズ」良い曲だなぁ。

痛快。なんて風通しの良いロックンロールかと思う。27年続いているバンドの新作がこんなに瑞々しいってすごい。前作よりも若返ってるみたい。何度聴いても気持ち良く、最後までつるっと聴けちゃう。

『Its Only Guita‘R’ Pop』the beefields

the beefieldsは、僕がずっと大好きなバンド、b--flowerのフロントマンの八野英史さんのソロプロジェクト。これ、まさに僕が今回倒れている最中に配達されてきて、《そういえばこれ》と今日の午後に手渡されたのです。体調が復活したところだったので、喜んでベッドで聴いてました。

これまた、瑞々しい。これってb-flowerのアウトテイク蔵出しじゃないの?今この時代の作りたてホヤホヤ新譜が、なんでこんなに変わらず瑞々しいんだろう。beeに期待してた音楽がド直球ですべて聴けて満足。八野さん歌声が全然変わんないな。

beeの歌詞は日本語が美しくて憧れます。収録曲の中には、歌詞がすべてデタラメ英語の歌があって、これはEnglishならぬbeenglishという八野氏の造語らしい。歌詞カードにちゃんとカタカナで歌詞が載って、横に対訳もついてる。これは参った。文字数が全然合ってないじゃんって笑いました。またこの対訳?の文章が美しいんです。最高ですよ。

 

 

 

《beefieldsのアルバムはb-flowerのオフィシャルサイトの通販で買えます》



連休の予定は特になし。娘と一緒に大学のオープンキャンパスに見学に行くくらい。身体をしっかり治して早く遊びたいです。新曲の歌詞も作ってるので、出来たら発表したい。明日はギターに触りたい。飯も食って体重も戻さないと。


マシス



昨日は夕方にいきなりの雷雨。びっくりして慌ててパソコンの電源をコンセントから抜きました。雷はすぐ静かになったけど、夜通し雨音はずっと聞こえていて、一夜明けても雨は続いている様子。今後の台風の影響が気になるところです。

あまりに毎日が暑いので、ひと雨欲しい、とは思ってたけれども、さすがに台風まではいらない。何年か前の台風で、近所の道路の信号機が消えちゃうくらいの停電があって、それがけっこう長く続いて、ああいうのはもう勘弁願いたいです。昨年の台風で車を流されたのもまだ記憶に新しいですし。ヤダヤダ。

雷の音を聞きながら、もし今停電になるような雷が落ちたら、まさにこの時間に外でイベントしてる皆は大変だよな、と、いらぬ想像をしてました。この週末もあちこちで音楽イベントは盛りだくさんでしたから。

と同時にフト、そういえばビートルズが初来日をする時、反対派のお偉いさんのインタビューで、ビートルズなんて電気楽器を使うバンドは大したことない、と息巻いていた記事があったことを唐突に思い出しました。


“ あいつら(ビートルズ)が演奏中、コードをコンセントから引っこ抜いてごらんよ。なにも出来ないさ。それがクラッシックの演奏会だったなら、たとえ停電になって電気が落ちたって、立派に演奏を続けるだろうよ ”


↑どの本で読んだか失念したので、確認はできませんが、確かこんな内容でした。新しい流行が生まれると、それを理解できない大人が《ろくなもんじゃない》とクサして騒ぐのが世の常。照明が落ちたらクラシックだって指揮者が見えないだろう、とか思ったっけ。

それはともかく、もしビートルズがコンサート中に停電になったらどうするか?って疑問はずっと僕の頭に巣食っています。ジョンとか《無理無理、中止だ、帰ろうぜ》とか言う横でポールがアコギを楽屋から持ち出して、《ファンに悪いからこれで一曲やろうよ》と、歌い出し、しょうがねぇなって顔でメンバーが集まって来る。

何の曲を演奏したか。「イエスタデイ」じゃおとなしすぎるから、ロックンロールがいい。そうなるともう想像もできません。「ビー・バップ・ア・ルーラ」あたりのカバーをゆるーく楽屋でみんなで遊ぶ感じで演ってくれたらいいのに、とか妄想。

でも、当時の人気では、ファンの嬌声で演奏を聴き取るのは大変。プラグドでもアンプラグドでもあまり関係なかったかもしれないですね。


日本公演の前座から観れる映像は面白い。ビートルズの登場は16:00あたり。


そんな8月6日の日曜日、原爆の追悼ニュースでテレビやネットが粛々としてる中、午前に公会堂の清掃当番で大いに汗をかき(まだ雨は降ってなかった)、午後は部農会の会合に出向いてきました。
会合の場所として指定されたのは、なんと小国神社の社務所。家から近いとはいえ、小国神社の社務所なんて入ったことがないので緊張しました。11月の新嘗祭の農産物感謝会の打ち合わせということで、説明をサクッとしてもらって、話はわりとすぐに終了。

農産物の品評会の打ち合わせなんて、行くまでは不安しかなかったけど、非農家の部農会長は僕以外も結構いるみたいで、やることの説明はごくシンプルでわかりやすいものでした。まぁ、今年のお役目ですので、なんとかなると信じて頑張ります。


そんなこんなで、日曜日は町内会の用事で忙殺されたけども、前日の土曜日(8月5日)は、少しだけ外へ行って遊んでこれました。

昼間に袋井のライブ喫茶マムゼルにてミュージックアソートが開催され、ラフレシアがお呼ばれしたので、応援についていきました。
昼間のマムゼル。





主催のHEART WARM COMPANYはオープニングでご挨拶の演奏。
「世界中の誰よりきっと」

ゲスト一番手は【ぷらっとふぉーむ】
風、かぐや姫のナンバーを披露。そして夏の歌ということで「精霊流し」をシットリと。

【ラフレシア】
明るい?をテーマのステージ。「風のブランコ」は確かに楽しい。恋バカもウケてました。

ここからはオープンマイクの出演者。

【SWEET BABY RAY'S】
「真夜中のドア」「かもめが翔んだ日」

【清ちゃん】
「線香花火」「風の篝火」

【カーテンレイザー】
「M」他

【小栗くん】
「かよわきエレジー」他

【マシス】
「Keep on “keepin on”」「新しい風」


皆さんお疲れ様でした。歌わせてもらえて楽しかったです。清ちゃんが「風の篝火」を歌ってくれて、イントロから最高でヤバかったな。「風の篝火」大好き。

マムゼルで委託販売してるクッキーが可愛かったので、買って帰りました。可愛くて、味も美味しい。

今夜は夜勤なので、とりあえず動かず夜まで体力キープに努めます。夏休みまであと一週間。

雨というと、思い出す一曲。尾崎亜美のこの歌はよく聴きました。


さようならの言葉を
あの日だって飲み干せたのに
Rainy Day
どうして 
聞き分けのない
雨は止まない



聞き分けのない、の《ない》の部分のかすれ声がやや感情過多だけど、とても切ない。


マシス
7月最後の土日は、どこの誰とも約束のない、完全オフな二日間でした。今年度になって、全く予定のない土日って、いつ以来だ?と思い出せないくらい。あといくつ寝ればお休みお休み、と久々に心躍りました。

だって、なにをしてもいい二日間ですよ。なにもしなくたっていい二日間。思いつきでフラッと出かけてもいいし、面倒なら引きこもっていたっていい。すべては自分の気分次第。好きにしてて誰にも迷惑かからない。予定がない休みって、なんて素晴らしい。

となれば、暑いんだからどこも出たくない。わざわざ混んでいる場所にも行きたくない。だって何の約束もないのだから。家でずっとゴロゴロするのだ。誰にエンリョがいるものか。涼しい家の中で、のんびりDVD鑑賞をしましょう、と相成ったのです。

ゴロゴロ週末をする準備のために、土曜日はちょこっと近所のスーパーへ行きました。店内には、おそらく花火へ向かうであろう浴衣のお客がチラホラ。粋なものです。暑い中ご苦労様です。僕らは家でゴロゴロするのです。チンするだけのパスタと、お菓子とジュースを買い込み、帰宅。

連れ合いと娘と一緒に、夕飯とお菓子をテーブルに広げ、さながらプチ家族パーティー。エアコンの効いた涼しい部屋で、パスタを食べ、ポテチやチョコをつまみ、コーラを飲みながら、SnowmanのライブDVDを大音量で鑑賞。

娘や連れ合いほど詳しくないので(二人はスノがジュニア時代からのファン)、二人が盛り上がってる場面のすべては把握できてない僕ですが、それでも渡辺翔太の目が覚めるような歌唱と雄叫びは、五十路の親父をもゾクゾクさせてくれる。Snowmanのどの歌を聴いても、しょっぴ早く雄叫ばないかな、と雄叫び待ちをしてしまう僕です。オーイェーェーェーェー!。

ライブで聴く「ミッドナイト・トレンディ」「TOXIC GIRL」カッコイイ。アンコールの「ナミダの海を越えてゆけ」は大好きな曲。これ、一緒に口ずさむと、冗談抜きで、嘘偽りなく泣けてきます。サビの歌詞がたまらない。僕の心中の全ての少年が泣く。

失敗の数だけ増えようが/間違いなんて誰が笑えようか?
(「ナミダの海を越えてゆけ」Snowman)


 


四月の発売日に買って、ゆっくりゆっくり読んでいた村上春樹の本も、ようやく読了しました。
「街とその不確かな壁」村上春樹

読み始めてからかれこれ三ヶ月強、これしきの文量に、なにをそんなに手間取っているんだ、と言われそうですが、本著に関しては、あえて一気に読まず、チビチビと休み休み読みました。いや、最初は一気に読みたかったけど、読むにつれて、もう、終わってほしくなくて。

特に第二章。永遠にこの第二章が続いてほしいとさえ思った。ここでの主人公の日常が見れるならいつまでも読んでいたい。喫茶店のブルーベリーマフィンの美味そうなこと、子易さんとの会話、地下室の暖炉、図書館の少年、すべて愛おしい。

序盤、第一章まで読んだ時、仮にここで終わっても、これはこれで風変わりな短編(中編)小説と、完結することも出来たろう、と思いました。きっと同じ感想を持った人も多い気がします。

そうなると第二章は、きっと「ねじまき鳥クロニクル」の時のように、《この小説にはまだ何かある》と、作者の筆が走ったのではないかしら、と創作過程を妄想しつつ読んでいたのです。読了後、著者の後書きを読んで、あながち大きく的を外した妄想でもなかった、とひとり心地ました《ピタリ当たっているわけでもない》。

村上春樹の過去作品と比べて本書は、、なんて感想は言いません。僕は読んでいる間、とても楽しい時間を過ごせました。第一章を読んで、これはちょっと期待してた村上春樹と違うぞ、と思った人も、第二章、第三章を読めば、そうそう、こういうのが読みたかった、と思うんじゃないかしら。かといって第一章の座りの悪さは消えるわけじゃない。そんな意味でちょっと無骨というか、歪な長編小説だと思いました。僕は好きです。
最近、中古CD屋で見つけたスティーリー・ダン(?)のCD。
《スティーリー・ダン》以前のウォルター・ベッカーとドナルド・フェイゲンのレコーディング音源だって?と飛びつきました。スティーリー・ダンの自伝を読んでいたので、二人がスティーリー・ダン結成前にレコーディングした音源をついに聴けるか!とかけてみたけど、僕の思ってた内容とはちょっと違った。ライナー読んでもどういうものか、いまいちよくわからない。

バンドで録音した音源には、おお!って思う楽曲もあるのだけど、繰り返し聴きたいかと言われたらそうでもない。ドナルド・フェイゲンのピアノ弾き語りにコーラスをつけたデモ音源とか、確かに貴重だし凄いクオリティなんだけど、これ聴いてもスティーリー・ダンを楽しんでる気分にはならないよなー、って思っちゃう。「バリータウン」の弾き語りとか、へぇーこれが原型かーと感慨深いものがありますけどね。貴重なレア音源には違いありません。
土日、ほとんど家から出ず、グータラできたおかげか、デトックス効果があったようです。身体が疲れを思い出した如く、まるでサウナの後のように疲れが吹き出して、月曜日は一日ずっと身体が気怠かった(エアコン疲れかもしれないけど)。今ようやくスッキリしてきています。本来の自分の体調に《整った》のかも。こういうのを整ったというのかしら。


次の土曜日は、マムゼルでミュージックアソートです。ラフレシアがお呼ばれしています。
僕も応援にのぞきに行って来るつもりです。お時間のある方はぜひお運びくださいね。オープンマイクもやってますよ。楽器持ってぜひマムゼルへ。

日曜日は午前、午後と、町内会の用事でバッチリ潰れる予定。ダリィ。今年はホント、こんなのばっかし。



マシス
夜勤明けの2023年7月22日㈯、少し寝て、夕方に向かったのは、浜松の【猫の手】というお店。ポテティ中村さんのお誘いで《上空のナカムラneco03》というイベントに参加させてもらってきました。
(↑この写真は以前来た時に撮ったものです)

ひさびさに音緒さん、他は皆さん初めましてというラインナップです。どんな演奏が聴けるかと樂しみにしてました。
リハーサル中。

ポテティ中村さん。いつもお世話になっております。


この日の出演順場は以下の通り


【山羊】
20代なのにこの風格と達者なステージ。ベテランのおじいさんミュージシャンが転生してるのかと思ってしまう。ギター上手いし歌声もイイ。心地好くていつまでも聴いてたくなった。公園の遊具を比喩にした歌とか、なんて素敵な歌を作るのかと聴き入りました。

【マシス】僕。
楽しくて緊張して、舞い上がった。先週のビストロサーカスでCDを買ってくださったお客様がこの日も来てくれたので(ありがとうございます)、CDからの曲を多めに選曲を替えました。

【音緒】
二年半ぶりのステージという音緒さん。以前のナンバーは歌詞をアップデートして歌って、新曲では音緒さんの今の想いが聴けた。叩き付けるギターリフの迫力、力強い嗄れ声はそのままに、まだまだこんなもんじゃない、と、これからものたうち回ってくれる予感。

【杉田浩一】
杉徳商店という名前で活動されているそうで、譜面台の暖簾が目に楽しい。瑞々しい歌声。カバー曲もオリジナル曲も、歌うのが好きで仕方ないって感じの、この日の出演者の誰より若々しいステージを観せてくれました。「満月の夕」はいつ聴いても名曲。

【毎日が冒険】
ギター弾き語りにアイリッシュ・ブズーキの二人組ユニット。毎日が冒険、という名前がピッタリの心躍る演奏。ポテティ中村さんはポーグスが好きで、こういう音を聴きたいのだと仰ってましたが、なるほど楽しい。堂々たる歌声にめくるめく弦の音の連なって、二人の仲の良さがステージから滲み出るような演奏でした。

猫の手のカレーも堪能しました。
この日いただいたカレーはケララチキン。よそではちょっと食べられないお味。歌う前に食べたせいで、演奏中にスパイスの香が胃から上がってきて、ちと困惑しました。次回は気をつける。

ソフトドリンクをもらおうと、コーラを注文したら、オレンジ色の飲み物が来た。この色は?と聞けば、なんと自家製コーラですって。コーラ一杯にそんなこだわりが、とテンション上がりました。僕の知ってるコーラの味とは違ったのだけど、これもまた美味しかった。クセになる味でお代わりしてしまった。

音楽もそうですが、手間暇かけて物を作るというなら、カレーの一皿、コーラの一杯にも感動があるのです。

猫の手、という面白い空間に、個性的な面白い音楽が集まって、美味い食べ物と飲み物があった。それはご機嫌で贅沢な夜でした。誰にも相談できない落ち込むことがあっても、身体が疲れていても、日常にてふと顔を上げればこういう素敵なこともある。店主タツキ君の作ったコーラを飲んでシミジミそんなことを思いました。タツキ君ありがとう。ポテティ中村さんありがとう。演者の皆さん、お運びくださったお客様、ありがとうございました。また機会があったらご一緒させてください。



翌日の日曜日、朝から町内会に駆り出され、地元の川さらいをしてきました。炎天下ではなかったけど、大汗をかいてフラフラになりました。夜勤の時差ボケもあってか、いま肩凝りがヒドイです。せっせとストレッチしますが、肩が痛くて手が上がらないのが悲しい。これが五十肩というのか。


マシスの歌予定、人前で歌うお誘いは、これでしばらくはありません(今のところ)。一ヶ月くらいは(喉の調子を気にせず)グータラ不摂生できる。



マシス
ハルノオトさんが数カ月前より、一人で屋外ステージを作ろうと奮闘されてる様子をSNSで発信されていて、マジか、スゲーなと驚いてたのです。お金をかけず、自ら工具を手に汗を流して木を切り、根を掘り起こす姿を動画で観て、なんておもろいこと始めたんだ、という思いと同時に、こりゃあ大変だー、と思った。

で、このハルノオトさんの開墾されてる山が、実は僕ん家からわりと近くて、場所の地図を見て、え?となった。そんな近くで作業されてんのか、と。それはちょっと寄ってみなければ。

それが先月のこと、夜勤明けの平日の朝、場所を確認するくらいのつもりでフラッと探してみたら、あった。

(↓一ヶ月前の写真)

私有地に無断侵入ごめんなさい。さっき御本人に謝りました。

ご自身の地所にて使われてない堆肥置き場を見つけ、オーここに手を入れて屋外ステージを作れないか、なんて発想、子供が秘密基地を作るソレです。それを例え思いついたとしても、大人になってなかなか行動に移せないですよ。その遊び心と情熱に本当に感服します。真似できねぇ。


このハルノオトさんの行動を知って、その後に音楽仲間がお手伝いに山を訪れてる様子をSNSで観て、タイミングがあったら僕もご挨拶したいと思ってました。

で、昨日、ハルノオトさんのツイッターで


《今日も暑いけど風が気持ちいいよ / 通りすがりにお茶でもどーぞ》


と書かれてたので、ちょうど午後にポッカリ時間の空いた僕は、連絡もせず出かけてみました。居なかったら帰ればいいやと。ハルさん命名『東山ガレージ』へ。



前にコソッと覗いた時より、枝が落とされ、視界がスッキリしてました。足元が整備されてキレイになってた。


ハルノオトさんと、はじめましてのsimeさんと。取材を受けていたようです。

三人で一時間半ほど、とりとめなくボーッと話をしてきました。暑い日でしたが、木陰はホントに風がよく通って気持ち良かった。ミニギターを持ってったので、少し歌って、ハルさんにも歌ってもらったりして。で、またボーッと喋って。
こういう場所で喋ってると、時間が溶けますね。何をしてるわけでもない。座って話してるのが心地良い。黙っていても心地良い。で、普段から思ってることがポロポロと口から出る。

ちっちゃな音で音楽が流してくれてるのがまた心地良く、あーもうなんもいらん、世間の雑音いらん、テレビもSNSもいらん、って気になってくる。こういう時間って、以前はもっとたくさんあったよな、とイチイチ考えるまでもなく、ただボーッとしてました。

DIYな避暑地にて、有意義にヒマを転がす午後。

余談ですが、二人のいろいろなお話をボーッと伺いながら、僕は、なぜか頭の片隅で「泣いた赤鬼」をこっそり思いだしてました。おそらくはハルさんのツイート《通りすがりにお茶でもどーぞ》からの発想。此処は心の優しい赤鬼の家か、と一人で勝手にジーンとしてまった。


心のやさしい鬼のうちです

どなたでもおいでください

おいしいお菓子がございます

お茶も沸かしてございます



ハルさんは赤鬼ならぬ、心の優しい作り人。なら僕は青鬼のように暴れるでなく、日記をこうして書くだけ。そして、姿は消さない。

何年か前に、マシスは【カタカナな三人】というイベントを、ハルノオトさんとユンヤオ君とご一緒させてもらって、そこでハルノオトさんと知り合ったのでした。ぜひ紹介したい、三人で一緒にやりたいと、ユンヤオ君のお引き合わせで出会えたご縁でした。

その時は、三人が各々の思う《面白い音楽》の片鱗を寄せ集め、ちょっといびつな造形の面白い演奏会が作れたと思います。演っている側にとって贅沢な遊びの時間で、それは楽しかった。

その後も、ユンヤオ君にはフリーダムフォーク集会に出てもらったり、ハルノオトさんの主催する【作り人、】というイベントにマシスを呼んでもらったりと、ちょいちょいですが、同世代の演者さんとご縁を繋いでこれて、それは個人的にとても嬉しいことです。






僕もハルノオトさんのガレージから家に帰って、夕暮れまで土手の草刈りを頑張りました。ハルさんほどでなくとも汗を流して、正しく日曜日を過ごせました。


今度の土曜日は浜松【猫の手】にて、上空のナカムラneco03。歌わせていただきます。

ここでもご縁を繋いできます。カレーも絶対食べます。楽しみです。お時間があったらどうかお運びくださいね。これが済むと、マシスはしばらく歌予定なし。喉に気を遣わなくていい生活よ早くカモン。


マシス
7月は二回、浜松で歌うお誘いを頂いてます。一回目の7月14日は浜松ビストロサーカスで、ミュージックショコラというイベントにお呼ばれしてきました。

金曜日の昼仕事を定時で終えて、急いで職場を発ち、天竜川を越えて浜松駅前まで移動。

JRの高架下にあるお店、【ビストロサーカス】へ。噂のお店に訪れることが出来ました。
外装が可愛くて楽しいです。

内装もこの凝りよう。壮観。ここまでリキが入った建物は維持するだけでも大変でしょう。こういう場所は大事に大事に浜松の文化資産として守ってほしい(署名してきました)。

店内に入るとまず、B7のお二方が客席に先にいらっしゃって、奥の厨房の小窓からLilyさんが手を振ってくださってた(!)。おおお、久しぶり。この日、三年ぶりに会えるとなって、どんなカオして会いましょう、とかイロイロ思ってたけど、いざ会ってみたら、久しぶり〜となって、時間がすっ飛んだ。そこにママもやってきて、三人でみっこちゃんの話を少ししました。僕は誰かとこういう話をしたかったし、誰かに聞いてほしかったのだ、と、話してて気づいた。喋れて聞いてもらえて良かった。

客席にいたB7のカオリさん、ほりもとさんにもご挨拶。お二人も久しぶりで、B7としてご一緒させてもらうのはこの夜が初めて。よろしくお願いしますとお互いに頭を下げ合いました。

定刻が近づくにつれ、演者さんお客さまが続々と集まってきました。

定刻19時、【くれなとちはや】の演奏からスタート。
噂の姉弟ユニットをついに、生で拝聴。英語の歌や藤井風ナンバーを何も見ずにサラッと披露しちゃってスゴイ。達者な演奏と無垢な歌声に聴き入ってしまいました。

【Honey's Twist ing Club】
シックスティーズのご機嫌なロックにノッて、ツイストを踊りまくるサークルの皆々様。お客さまも演者に合わせて踊りだして、何じゃこれは此処は何処だの世界。いやあ楽しそう。

【B7】
「流星」「言葉」「慕情」など、70年代の名曲から新しい曲まで拓郎ナンバーを男らしい歌声で披露。胡瓜や茄子の夏野菜の料理のMCも人柄が表れてて楽しかったです。

【鮭オーケストラ】
ツアーミュージシャン登場。入場から演出を観せて客席を惹きつけて、かき鳴らすギターの迫力、声量溢れるボーカルでさらに魅せる、圧巻安定の演奏。人懐っこくてテンションの高いお喋りに(ホームレスネタはマジか)ただただ笑った。「やったね!」流行る?

【マシス】
kiyosakuさん写真ありがとうございます!楽しい演奏の演者さんに続いて、サーカスのステージで初めて歌えて楽しかったです。テンションが勝手に上がって、アンコールまで喉がいっぱいいっぱい。

【飛知和恵次】
Lilyさんのステージ。優しくて、何も寄り道しない、まっすぐな歌を歌ってくれて、聴いててちょっと泣きそうになった。ありがとうー最高だよーのフレーズが耳から離れない。なんて歌い方するんだまったく。

お店のでっかいハンバーガー、付け合せポテトも美味かった。ご馳走さまでした。他のごはんも今度食べてみたいです。

終演後も演者やお客さまとお話が出来て楽しかった。マシスの演奏の感想も聞けてありがたかったです。CDのご購入もありがとうございました。Lilyさんより、えげつない演奏しやがって、と言ってもらえて嬉しかった。いっぱいいっぱいだったし、そんなそんなと思ったけど、ちょっと嬉しかった。えげつないのはアナタの歌ですよ。

鮭オーケストラのCD。「遺書」って歌がえらく良かったので、一曲目に入ってるこれを購入。ゆっくり聴かせてもらいます。鮭さんが寝苦しくなく快適な夜を過ごせるよう祈る。


そして来週、22日(土)は浜松【猫の手】に行かせてもらいます。

これまた、もの凄く久しぶりの音緒さん。他ははじめましての皆さんとご一緒できます。楽しみ過ぎる。一晩に五組でこの面子は、観てる方は満腹グッタリすること必至。半分でもいいので遊びに来てくださいね。全部観てくださるのももちろん大歓迎。美味いカレーも食べにどうぞ猫の手まで。


マシス

前の日記の続きで、佐野元春の今、何処ツアー静岡公演の感想、ここから後半です。ツアー中は友人限定の公開とさせていただきます。ネタバレは見たくないって方は以下、ご注意ください。
(佐野元春の2023年のツアーが終了したので、限定公開にしていた日記のブロックを外します)


「純恋」で盛り上がった客席をゆっくり見渡す元春。フォークギター(おそらくマーチン)を肩からかけて、ステージ暗転。

モノクロの風景に鳥が飛び交う映像が映し出され、アッキーのアコギの音が優しくイントロを奏で、曲は「詩人の恋」。この夜の「詩人の恋」の元春のヴォーカルの素晴らしかったこと。「純恋」で熱唱した後なのに、こんな柔らかく優しい歌い方をするなんて反則です。

《残酷な運命/二人を分かつその日まで/私たちはずっと共にいる》

スクリーンに映されていく歌詞を噛みしめるように、観客は聴き入っていました。いやぁ染みた染みた。

荘厳なバラッドの余韻をかき消すようなベースの激しい音。「エデンの海」。《WHITE LIGHT》のコーラスと一緒に観客のこぶしが上がるか、と思ったけど、そうでもなかった静岡。前の曲からいきなり激しい曲に変わって戸惑ってたのかしら。アウトロでの元春渾身の《イェーイェー!》のシャウトには大いに歓声が上がりました。

元春、キーボードの前に座り、ゆっくりカウントを唱え「君の宙」。これまた激しくシャウトした直後とも思えない良い声。《けして忘れーなーいでー》の美しいメロディの高音も見事に歌い上げてくれてウットリ。

続けざま、シンセのループ音がサイレンの如く鳴り響き、曲は「水のように」。力強い歌と演奏に手拍子で盛り上がりました。「君の宙」「水のように」は歌詞の言い回し《どんな〇〇があっても》が共通していて、アルバムの並び同様、二曲続けて演奏されたことに意味があるのでしょう。

前の曲から間髪入れず、ご機嫌なビートのイントロが手拍子を煽ります。「大人のくせに」。この曲を演奏するコヨーテが一番楽しそうに見えました。言ってしまえば、オチのない独り言のような、実に他愛のないこの歌。なのに、なんでこんなにご機嫌な演奏が生まれてしまうのか。まったくバンドって不思議。音楽って不思議。

元春、もっとこの歌に格好良いフレーズを足してブラッシュアップすべきですよ。こんなに盛り上がるのだから。

そしてアルバムのクロージングナンバーでもある「明日の誓い」。間奏とアウトロのシンセブラスが良い音で高らかに鳴って、聴いていてとても気持ち良かった。

この歌、とても良い歌だとは思うのですけど、歌い出しの二行の歌詞、内容が矛盾してるのがどうも、繰り返し聴くほどにだんだん気になってきた。元春は作っていて絶対に気づいてたと思う。《明日ここを〜》を、例えば《二人ここを〜》に置き換えることだって、元春なら造作なく出来たでしょうに。けど、あえて直さなかったのは大物過ぎる?

本編ラストは「優しい闇」。元春が《どんな時も君を想っていた》と歌う時、手を観客にかざすアクション。それに応えるように客席からも手が上がって、それは美しい光景でした。僕はこの歌は前半部分《優しい闇が訪れる》からのAメロのフレーズが大好き。フックの《何もかも変わってしまった》から、ガラッと歌の内容が変わって、まるで違う歌が始まったような気になってしまうので、いつも不思議な歌だと思います。

立ちっぱなし、歌いっぱなしノンストップの本編90分。大盛り上がりでここで終了。


そして、およそ5分後にアンコール。

メンバーが手を上げて再登場。そしてスーツの上着を脱いだ白シャツの元春が登場。


MC《僕も、、ずいぶん長くキャリアを重ねてきた、80年代はハートランド、90年代はホーボーキング・バンド、そして00年代はコヨーテバンドと、素晴らしい仲間たちと一緒にやってこれたことを、とても誇りに思っています、、そして今夜、この会場に、とてもスペシャルなゲストが来ています(大歓声)》


ゲスト?!誰だ?!と思った瞬間、


元春《彼は、この街で生まれ、この街で育ったんだ!》


!!!!!。鳥肌が立った。過去の元春の静岡のコンサートで、このメンバー紹介を僕らは何度聞いたことでしょう!


元春《紹介します。スィートベイビー!阿部ちゃん!!》


うおおおおお。阿部ちゃんだ。静岡市民文化会館のステージに元春と阿部吉剛が一緒に立ってる。キーボードのシュンちゃんの隣に向かう阿部ちゃんを、元春は両手で指差し、観客を煽ります。拍手、拍手、拍手。阿部ちゃんコール。


《もし詞を知ってたら、一緒に歌ってください》


小松シゲルがあのドラムのフィルを叩き、エコーたっぷりに阿部ちゃんのピアノのイントロが鳴り、出た。ついに聴けた「サムデイ」。このツアーで初めて「サムデイ」が投下され、客席は歓喜の大爆発。ピアノが阿部ちゃんのサムデイですよ。破壊力はそれは桁違いですって。

《若すぎて、なんだかわからなかったことが〜》と歌ってる元春が、声を詰まらせ、横を向いてしまいました。ああ、泣いてる。かつての仲間と一緒に演奏して、感極まってしまった元春。観ているこっちまで胸が詰まった瞬間です。すかさず観客は一緒に歌ってフォロー。大合唱になりました。

目尻を何度も拭って、元春は歌いました。阿部ちゃんのピアノもところどころミスタッチがあったけど、この時の演奏はもう、上手い下手で語るものじゃないです。おそらくはハートランド解散以来、初めて、元春と阿部ちゃんが同じステージに立って演奏した「サムデイ」。ファンからしてみればご褒美でしかないです。この場この瞬間に居合わすことができてラッキーでした。


阿部ちゃんをステージから送り出し、ストラトキャスターをかけた元春。涙を払うように《ロックンロール!》と叫び、ギターを掻き鳴らせば、ラスト「アンジェリーナ」。言うことなし。盛り上がらないわけがない。飛んで跳ねて歌って拳を突き上げて、大団円です。


最後のメンバー紹介で、もう一度阿部ちゃん登場。でもすぐに引っ込んでしまいました。元春とハグすれば良かったのに、その控えめな姿も好感。

再アンコールを求める拍手が鳴り止まない中、客電が点いて、ここで終演。終わっちゃったー。


会場の外で、だあこえさんと、だあこえさんの先輩とそのお姉さんと歓談できました。


《良かった!》

《まさかのサプライズ!》

《ウルッときたねー》

《「サムデイ」であんなに泣いたことない!》

《「詩人の恋」も良かったよー》


などと、コンサートの感想で余韻に浸りました。やー楽しかった。


でも、サプライズがあったから、だけでなく、本当に素晴らしいコンサートでした。会場の音も良かったし、元春の声も出てました。元春は元気でスゴイです。負けてられませんね。


2023年7月8日(土)静岡市民文化会館中ホール
00 opening
01 さよならメランコリア
02 銀の月
03 クロエ
04 植民地の夜
05 斜陽
06 冬の雑踏
07 ENTERTAINMENT!
08 新天地
09 愛が分母
10 ポーラスタア
11 La Vita a Bella
12 純恋
13 詩人の恋
14 エデンの海
15 君の宙
16 水のように
17 大人のくせに
18 明日への誓い
19 優しい闇

encore

20 サムデイ(ゲスト阿部吉剛)
21 アンジェリーナ



長々と読んでいただきありがとうございました。



マシス


↑名古屋公演の感想です。








佐野元春の2023年のツアーが終了したので、限定公開にしていた日記のブロックを外します。2023年7月8日の静岡市民文化会館でのコンサートを観て書いた感想です。


降ったり止んだりのおかしな天気の中、7月8日(土)静岡市民文化会館に久しぶりに出かけてきました。
開場時間17時より余裕を持って到着すると、すでに人が集まってました。ツアーTシャツを着た人もチラホラ。
前回のツアー“Where Are You Now”Tシャツだったり、“愛が分母”Tシャツだったり、40周年記念ライブTシャツだったりと、いろいろなTシャツとすれ違いました。着てるTシャツでその方が行かれたコンサートが伺えて面白いです。

ソールドアウト、素晴らしい。そうでなくては。
入場の列の動きがすごく早かった。僕は結構ゆっくり並んだけど、結構長い列もサクサク流れて、すぐ会館に入れました。

音楽友人のだあこえさんと館内で遭遇(席番号をメッセージで照らし合わせた)。開演待ちの時間に少しだけお喋り。僕が16列で、だあこえさんが13列。いいなーと言うと、でも端っこだぜ、と仰られた。


だあこえ《名古屋(公演)行ったんでしょ?、、ねぇ、今回ってずっと立ちっぱなしな感じ?》

僕《(名古屋では)一階席の人はずっと立ってましたねー。僕がいた三階席や二階席の人はアンコールまで座ってたので、体力的にすげー楽チンでした》

だあこえ《立ちっぱなしかぁ。最近キツいんだよなァー》



そんな会話をして一旦散開。開演時間の五分前に場内アナウンス(音が小さめで聞き取りにくい)。音楽のボリュームが上がり、暗転(歓声)。

アルバム『今、何処』の一曲目「opening」が静謐に流れ、メンバー入場(歓声)。そしてお待ちかね佐野元春登場(大歓声、ここで一気に総立ちに)。

キーボードに座った元春が軽く手を上げると、小松シゲルのドラムフィルが響き、バンドの音が一気になだれ込む。一曲目「さよならメランコリア」。元春が慎重に言葉を声にしていくのを、総立ちの客は頭を揺らして聴き入ります。深沼元昭の地平線を思わせるようなギターは唸りを上げてました。

静岡市民文化会館の音響は、すごく良かったと思う。名古屋芸術劇場もかなり良い音で聴けましたが、中ホールという小さめの会場で鳴らされるコヨーテの音は、でっかいホールの響きとまた違い、それぞれの楽器の音がバランス良く鳴って、ウワー良いなぁー堪らんねーってご機嫌なサウンドでした。

そして、シンセのループ音が高らかに響き、ビートが爆上がり!もちろん二曲目は「銀の月」。客の手が頭上に花咲き、一階席は爆発したかの手拍子の嵐。ここで盛り上がらないわけがないでしょって見事な流れです。


MC《久しぶりの静岡(拍手)。僕はこの前、少し体調を崩しましたが、、しっかり休んだおかげで、すっかり元気になりました(歓声拍手)。みんなに心配をかけましたが、(みんなの応援が)心強かったです。どうもありがとう!(拍手)。新しいアルバム『今、何処』から、今日はたくさん演奏します。楽しんでってください!》


三曲目「クロエ」。素敵な歌。そして、美しいメロディがゆえ、歌うのがとても難しい歌だと聴くほどに思います。名古屋では歌に合わせて歌詞をスクリーンに投射してましたが、この静岡では歌詞表示はなくなってました。元春が歌詞を一箇所間違えたのはご愛嬌。

四曲目「植民地の夜」。僕はこの歌、最近のお気に入りです。繰り返し聴くほどになんて力強い歌かと思う。演奏に合わせて歌詞がステージに投射されて、客席は目でも言葉のメッセージを受け止めて、歌の本質がビシビシ届いてたように思えました。元春の喉がこの歌くらいから温まってきたかのようで、序盤もサビも終盤も声がバッチリ出てました。


MC《ありがとう。ようやく、、通常のコンサートです(拍手)。さっき聞いてみたら、、ここ静岡市民文化会館で演奏するのは、およそ30年ぶり?《驚声》、ひょっとして前回(30年前)ここに来た人も今日いるかも知れない。いる?(手があちこちで上がる)》

30年前というと、ザ・サークルツアーか。ハートランド時代、懐かしい!


五曲目「斜陽」。夕焼けの映像をバックに、投射された歌詞を見ながらの鑑賞。《ああ少しずつ、過激になってゆく》言葉がマァ刺さること。

六曲目「冬の雑踏」。元春が《誰かがきっと、君のために祈ってる、今日も、この街の何処かで》と歌い、手を客席に向けて伸ばした時、客席からなんとも言えない柔らかな歓声が上がりました。


MC《昨年はいろいろありました。全国ツアーをやって、桑田(佳祐)くんと同級生で曲を作って、テレビも出た(歓声)。そして何より、コヨーテバンドで二枚のアルバムを作った(拍手歓声)。コヨーテとこれまでアルバムは五枚作ったけど、どれも良い出来なので、みんな良かったら聴いてみてください(拍手)》


七曲目「ENTERTAINMENT!」。ここでも客席の頭上に手拍子の花が満開に咲いた!この歌はライブで聴いて本当に楽しいですね。無条件でノリますし、一緒に思わず歌っちゃう。最初に聴いた時から格好いいと思ったけど、今はさらに好きになってます。

八曲目「新世界」が、これまた良かった。アルバム『ENTERTAINMENT!』からのナンバー。この歌も名古屋では使っていた歌詞のスクリーン投射はなく、照明の色だけが背景で美しく変わる演出のみ。そのせいかわからないけど、すごく楽曲の良さが演奏からダイレクトに伝わってきました。ツアーを重ねてきたコヨーテバンドは、錯覚じゃなく、絶対に演奏が良くなってると思う。


MC《パンデミックに、戦争と、、いま世間には重苦しいニュースがたくさん溢れてる、、次の歌は、歌詞を知ってる人は一緒に歌ってほしい。世界中の人に、子供たちに聴いてほしい、そう思います》


九曲目「愛が分母」。この歌を演ると本当に会場が楽しい空気に包まれます。ライブで聴くほどに、この歌の楽しさ、歌としての強さに驚かされます。だって、最初に聴いた時は、愛が分母?なに言ってんの?って思ったのに、全く自分の不明でした。間奏はトランペットの替わりに渡辺シュンスケのキーボードが素敵にソロを決めてくれました。

高桑圭のベースが重たいリフを奏でて、十曲目「ポーラスタァ」。みんなこの歌好きですね。サビの歌詞に合わせて客は手を頭上にかざし、星をまたたかせてました。この振りは、ひょっとしてもうファンにお馴染みなのかしら。これは盛り上がって良いです。

小松シゲルが4つ打ちのビートを刻み(元春はドラム前に腰掛けて、目を閉じて足を組み、胸を叩く)それに合わせて客は手拍子を打ち鳴らし、渡辺シュンスケのキーボードがあのイントロを叩きつければ、元春はゆっくり立ち上がってマイクに向かいます。十一曲目「La Vita a Bella」。手拍子、手拍子、手拍子。最高に盛り上がりました。


MC《みんな、いい感じ?(拍手)、、、久しぶりの静岡、みんな今夜来てくれて嬉しい(拍手)、、今夜はみんなと〇〇したい(拍手?)。曲は、(巻き舌で)「純恋」!》


十二曲目「純恋」。出し惜しみなしに人気曲をどんどん投入してきて、もちろん手拍子、手拍子の大盛り上がりです。元春がとにかく元気です。客の方が負けてくたびれちゃいそう。



地元静岡、ここまで書いて、感想が長くなり過ぎました。続きは次に分けて書きます。





良かったらこちらもどうぞ

7月のフリーダムフォーク集会の開催日である、7月8日(土)、午後15時、機材をマムゼルに持ち込んで、セッティングだけさせてもらって、てぃあーず大石さんに連絡。

(↑この写真を大石さんに送って、お願いしますと伝えました)

それから東名を飛ばして静岡市民文化会館へ。佐野元春のツアー静岡公演に行って来ました。


素晴らしいコンサートでした。現在ツアーの真っ最中ですので、詳しいコンサートの感想は落ち着いてから限定公開で書きます、が、このニュースは公式サイトがすぐに発表したので書いていいでしょう。まさかまさかのサプライズ、ザ・ハートランドのピアノ《スイートベイビー阿部ちゃん》阿部吉剛さんがアンコールにゲストとして飛び入り参加!まさかこんなことが起こるなんて。


曲は、このツアー初登場「サムデイ」!うおーラッキー。僕、サムデイを生で聴くの何年ぶりだろう?阿部ちゃんのピアノをバックに元春が歌いながら、感極まって涙で声を詰まらせて、観客がすかさず大声で一緒に歌ってフォローして、、観てるこちらも大いにグッときましたよ。こんな「サムデイ」が体験できるなんて。ああ、この場に居れて良かった、と、この夜会場にいたファン全員が思ったに違いないです。


 

 


元春のコンサートが終わった時間がわりと早かったので、よし、フリーダムに間に合う、と、再び東名高速を引き返し、袋井市のライブ喫茶マムゼルへ。第185回フリーダムフォーク集会へちょこっと顔を出すことができました。

この日の一次会の演奏順番は、

①NEW MOON
②ラフレシア
③てぃあーず
④砂風金

だったそうです。僕が着いた時は一次会の演奏は終わっていて、二次会、飛び入りコーナーの真っ最中でした。
(連れ合いが何組か録音してた一次会出演者の演奏を家で聴かせてもらって、一次会の雰囲気のおすそ分けをいただきました。皆さん素敵で、生で聴けなくて残念)



マシス、歌う?と聞かれたので、ギターを大石さんに借りて、二次会飛び入りラストとして参加。
大石さんギターありがとうございました。ボディの柄がいいですねぇ。キラキラした音の素敵なギターをお借りしました。

後から来ておいて、皆さん全員の演奏を聴けなかったのに、二次会だけおいしく参加して歌うって、ちょっと申し訳ない気がしましたが、歌わせてもらえたのは嬉しかったです。当日フラッと寄って二次会に初めて参加してくださった方もいたらしい。ありがたや。

7月フリーダムに参加してくださった皆さん、この日のフリーダム進行をしてくれた夢華さん、PAをしてくれた大石さん、そして、マムゼルの皆さん、ありがとうございました!おかげでとっても助かりました。また何かあったらよろしくお願いします。

次回の第186回フリーダムフォーク集会は、9月の、これまた第二土曜日、9月8日に開催予定です。そちらもどうぞ皆さん、たくさんの参加をどうぞよろしくお願いしますね!



マシス


金曜日の七夕の夜、準夜勤を終えて、夜中にタブレットを開くと、たくさんの音楽友人から、みっこちゃんのことを知らせるメッセージをいただいてました。本当に信じられない。悔しい。そんな思いの中、佐野元春とフリーダムフォーク集会は、それでも、存分に楽しんできました。悲しいニュースで胸が苦しいけど、それでも、《音楽を楽しまない》って選択は、みっこちゃんの本意では絶対にない、と思って、そこは思い切り音楽を楽しんできた。日曜日、お別れに行ってきます。みっこちゃんへの日記も、落ち着いたら、改めて書きたいと思います。今はホントに言葉もない。


今度の土曜日(7月8日)は奇数月恒例、フリーダムフォーク集会が開催されます。皆さんいっぱいのお運びよろしくお願いします!
第185回フリーダムフォーク集会
【日時】2023年7月8日(土)
    19時半開演
【場所】ライブカフェ mamselle
袋井市堀越1802-1 TEL 0538-42-6440
http://mamselle.sakura.ne.jp/
【料金】music charge 500円
【出演】
一次会(本編)演奏時間一組20分(転換時間抜き)

・NEW MOON
・てぃあーず
・ラフレシア
・砂風金

二次会(飛び入りコーナー)演奏時間一組10分

7月8日、申し訳ありませんがマシスは欠席させていただきます。その夜は僕、佐野元春の静岡公演を観に行ってますスミマセン。フリーダムはてぃあーずの大石さんとラフレシアの夢華さんに留守を頼んだので、皆さん応援のほどよろしくおねがいしますね。二次会の飛び入りコーナーもどうぞよろしくです。どしどし歌いにきてくださいね。

元春の公演が終わり次第、一応、マムゼルへ向かうつもりです。フリーダム終演に間に合わなかったら片付けは翌日にやりに来ますので、機材は置いておいてくださいね(業務連絡)。



さて、一昨日の夜勤明けの土曜日(7月1日)、町内会長のお宅へ。今年のお祭りの打ち合わせについて、事前に話し合いをしたい、というので行ってみたら、お酒の席でした。聞いてなかったので驚きました。

町内会長の計らいで、今年も心と力を合わせて頑張りましょう、と席を設けてくださった。田舎らしい心遣いです。飲めない僕は久しぶりのお酒にちょっと頂いただけでフラフラ。でも部農会長として、頑張って最後までお付き合いしました。


そして、翌日の日曜日(7月2日)、お酒を飲んだ翌日の体調が心配でしたが(僕は飲むと喉がガラガラになるので)、それほど荒れてなくて、ホッとしました。この日はマムゼルにてミニコンサートと題したお昼のイベントにお呼ばれしてきたのです。
集合写真。十三組の出演者とお客さま。満員御礼。

おなじみのマムゼルで、自分が主催しないで歌えるのは、とっても気楽で楽しい。
いつもは注文しないケーキもいただきました。

↑お人形さんの楽隊の人数が減ってたのに、この時気づいた。

↓以前の楽隊。
クリスティの小説をふと思い出しました(わかる人いますかね)。

ミニコンサートに出た演者さんの写真はすべて撮りきれませんでした。でも以下、ほぼ出演順どおりです。お名前は省略。










皆さんお疲れ様でした。一組三曲ということで回転が早く、サクサクと進行して、観る側としてもテンポが良くて楽しかったです。ベリーダンスからジャズ、フォークソングからシャンソンと、バリエーションに富んだ演奏を楽しませてもらいました。ありがとうございました!


帰ってから、WOWOWで放送されてる沢田研二の還暦祝いの東京ドームライブ【人間60年ジュリー祭り】を観てます。まさかWOWOWでノーカットで観れるとは。

先週の生中継バースデーライブもそうですが、今でも艶のあるジュリーのカッコイイ歌声は、ただただ聴き入ってしまう。ずっと流していてまったく飽きない。好きな歌がいっぱい聴けて楽しいったらない。



マシス