1個の林檎と1本の鉛筆を想像してください。
次に,その半分を想像してみると…
林檎は2分の1個になりますが…
鉛筆は1本のままです。
林檎は丸の状態を1とするのに対して,
鉛筆は長さに関係なく1とするんですね。
数学は,どんな場合でも変わらない量…つまり,
不変量
を見つける学問といえます。
例えば,多角形の内角の和は,角の数が増加するにつれて増加しますが,
外角の和は,角の数に関係なく360度と一定になります。
中学校で習うことなんですが…
習ったときに感動したという人は少ないのではないでしょうか?
360度…何を連想しますか?
そうです…ぐるっと1周まわるということなんです。
外角の和が,つねに360度で一定ということは,
外周道路を1周すると,その道の構造に関係なく
曲った角度の和が360度だということです。
「パンまたはライス」
レストランのメニューに書いてありそうな言葉ですね。
さて…,レストランのメニューにおける「パンまたはライス」の意味は,
「パンとライスのうちのどちらか」
という意味になりますね。
ところが,数学において 「パンまたはライス」は,
「パンだけもしくはライスだけもしくはパンとライスの両方」
という意味になります。
このように,数学で使用される場合と日常使用される場合とで
ニュアンスが異なる
場合があります。俗にいう業界用語みたいな感じでしょうかね…。
よくあるひっかけ問題…
ある人が南に1km歩いた後,東に1km歩き,さらに北に1km歩いたところ,
最初の地点に戻ってしまいました。その理由を答えよ。
まぁ…答えは「北極点から歩き始めたから」なんですが…
この問題のポイントは,北極点が1km歩くと…必ず南に1km歩いたことになること。
そして,東西方向に歩くいうことは,緯線に沿って歩くということなので,
いくら歩いても北極からの距離が変わらないということです。
