家庭教師に行ったら、居留守をつかわれた。 | Miz'Lab 高校数学のツボ|癒しと再起動の数学伴走

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ある不登校の子の授業の依頼を受けて。
家庭教師に行ったら何度か居留守を使われたことがある。
授業準備して時間確保して行くわけだから…その時は笑えなかったけど。

 

ただ…居留守を使えちゃうということは、本人以外だれも家にいないっていうことでもあって。
夜に中学生が一人で家にいて、来ると分かっている家庭教師にも会いたくなかったということで。
家庭内でもいろいろあったようで、心のエネルギーをずいぶん使ってかなりしんどい状態だったのかもしれない。

 

 数学を教える以前の状態が気になりつつも、それに対して何かできるわけでもする立場でもないという無力感もあった。
その後も居留守とドタキャンが何度か続いたことで教務が保護者さんと話し合い、一旦、指導終了になった。

 

それからしばらくして、高校受験するってなった時に、彼女は自分から、私を指名して「また教えてください」って戻って来た。
ちょっとびっくりしたけど……私が嫌だったわけではなかったんだなぁ。
いろいろ、いっぱいいっぱいだったんだろうね。
それでも、高校受験という「今度はやる」と本人が決めたタイミングで、戻ってきた。

 

改めて頼んでも否定されない、受け止めてもらえるとは感じていたのかな。
そういう意味では、その時は見えていなかったけれど、何らかの信頼はしてもらえていたのかもしれない。

 

そこからは彼女は本当にがんばって、無事に高校に合格して進学していった。
しかもそれからカナダに留学もして、すごく楽しそうに生き生きしている様子で…それを見て、あぁ良かったって本当にほっとした。

 

初期の居留守を使ったりしてた頃に、ちらっと「医学部を目指したい」って話してくれたことがあったんだけど、大学は本当に医学部に進学したって後から聞いて、すごいな、やるじゃんって思った。

 

進んだ先でどうなるかって、その時点で見えている姿だけでは分からないものだね。
元気そうで楽しそうにしていて…今なら「家庭教師に居留守を使った子」って笑い話として話せる。

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