【潜在意識のセラピーと数学的感性とアドラー心理学】インナーチャイルドの想い
本エッセイは、潜在意識や心理学を取り入れることで、
豊かで幸せな日常を送れるようになることを目的としています。
潜在意識は裏切らない!
現実思考とスピリチュアルを踏まえ、
潜在意識を読みとり、
鑑定をされている湶(いずみ)さんと協力して、
執筆したエッセイとなります。
潜在意識やアドラー心理学、
数学的な視点から書かれています。
潜在意識は、
心理学とスピリチュアルの境界領域。
いわば、
陸と海の境界、
波打ち際のような存在です。
また、エッセイにはファンタジーな要素も
含まれています。
潜在意識ファンタジー
または、
スピリチュアルファンタジー
と言えます。
あなたが幸せな毎日を送るために、
参考にしていただければ幸いです。
1.なぜか好きなこと、ありますか?
私(いずみ)は、小さい頃から雨が好きでした。
しばらく晴天が続くと、雨の日が恋しくなりました。
「早く雨の日にならいかなぁ」
そんな想いを秘めていました。
なぜか分かりませんが、雨に惹かれるのです。
最初は漠然と、雨の音の「ゆらぎ」に癒されているのだと思っていました。
ゆらぎ……。
「1/fゆらぎ」って聞いたことありますか?
自然現象だと、ろうそくの炎の揺れ方、小川のせせらぐ音、蛍の光り方など、一定のリズムではない不規則な「揺れ」のことです。
正確には、周波数を解析して調べます。
きっと私は、雨の日の「1/fゆらぎ」に癒されているのだと思っていたのですが…
本当にそうだろうか?
潜在意識を読み解く必要があるのでは?
と感じるようになってきました。
潜在意識とは「無意識」のこと。
普段、
私たちが自覚している意識は 5% くらいで、
無意識の領域は 95% くらいあるといいます。
氷山でたとえると、
海面から出ているわずかな部分が意識で、
海面の下に沈んでいる大きな部分が無意識。
心の中で、無意識はそれくらい大きな領域を占めているのです。
また、無意識(潜在意識)というのは、
目に見えません。
しかしそれでいて、
私たちの感情や思考、行動に影響していることがあります。
不思議ですよね。
無意識は、
1800年代の後半から1900年代にかけて、
心理学者のフロイトが発見し、提唱しました。
そして、
その弟子のユングが、さらに独自の解釈で、
無意識の考え方を発展させました。
無意識が発見されて、まだ100年を少し超えたくらいです。
意外と新しい概念なのです。
〈 カール・グスタフ・ユング, 1875ー1961 〉
ちなみに、
私(松岡)がお伝えしているアドラー心理学では、
それほど大きく、潜在意識に焦点を当てていません。
カウンセリングやセラピーの際、潜在意識に踏み込むことがありますが、そこだけに大きく焦点を当てるわけではないという意味です。
アドラー心理学では、どちらかというと、
「心の動き」や「行動変容」のほうに、
焦点を当てます。
フロイト、ユング、アドラーは、心理学者の
三大巨頭といわれ、現代の心理学に大きな影響を与えています。
〈 アルフレッド・アドラー, 1870ー1937 〉
2.数学の高次元化
顕在意識とは、普段私たちが自覚している意識。
いわば、心の領域の見える部分。
一方、潜在意識は自覚していない意識。
いわば、心の領域の見えない部分。
しかも、見えない領域のほうが、はるかに広く深く存在しています。
実は、数学の世界でも、見えない高次元の空間を考えます。
そのことについて、説明しましょう。
1800年代の中頃から、数学の世界で高次元化が進みました。
私たちの空間は、タテ・ヨコ・高さの3方向からなる3次元空間です。
しかし、数学では、さらに高次元の空間、
4次元、5次元、6次元、…
を考えるようになったのです。
4次元空間からは、もはや目に見えない高次元の空間です。
高次元空間が現実に存在するかどうかは、また別の問題で、数学では理論的に高次元を考えます。
(実際に高次元が存在するかどうかは、物理学の問題となります!)
数学者のリーマンが高次元化のアイデアを生み出しました。
それは、あまりにも画期的な出来事で、
それ以来、現代の数学では当たり前のように高次元を考えるようになりました。
4次元、5次元といった、ちょっとした高次元ではなく、
100次元、200次元といった、とてつもない高次元も、現代の数学では考えます。
もはや想像を絶する世界ですよね!
〈 ベルンハルト・リーマン, 1826ー1866 〉
やがて…
数学の世界で高次元化が提唱されてから、
50〜70年が経ったころ、
アインシュタインは、リーマンの考え方を使って、
相対性理論を発表しました。
数学の高次元の理論が、
物理学に応用されるようになったのです。
ただし、アインシュタインは、時間と3次元空間を合わせた4次元時空を考えましたので、
高次元というより、実際の私たちの住む宇宙の理論となっています。
(時間と空間を合わせて「時空」という言葉を使います)
その後、
1920年代にカルツァ・クライン理論という、5次元時空の理論が発表されました。
物理学の世界が高次元へ踏み出した瞬間です。
(とはいえ、まだ5次元以上の物理学は実験で証明されていませんので、仮説の段階です)
高次元の物理学の理論は、さらに発展して…
現在、最先端の物理学の理論では、
私たちの世界は、11次元ではないかと考えられています。
これはM理論といって、究極の理論の候補ですが、
まだ未完成です。
〈 アルベルト・アインシュタイン, 1879ー1955 〉
ここで、
最先端の物理学がいうように、
私たちの世界が、11次元だとしましょう。
とはいえ、
実際の私たちの住む世界は、3次元空間と時間を合わせた4次元時空です。
それが目に見える世界。
4次元時空の外は、私たち人間には感知できません。
ということは、
残り7次元の見えない世界が存在するというわけです!
4+7= 11次元
私たちの住む4次元時空の世界よりも、
外の見えない世界のほうが大きいのです。
これは、私たちが感知できる意識より、感知できない無意識(潜在意識)のほうが大きいという事情と似ていますよね。
どうやら私たちの心も身体も…
心理学的にも物理学的にも…
はるか見えない世界が広がっていて、その中の小さな見える世界に住んでいるようです。
3.惹かれる理由を、潜在意識からひも解くと
冒頭に書きましたように、私(いずみ)は小さい頃から、雨の日が好きでした。
最初は、
雨の日の「1/fゆらぎ」に癒されているのだと思っていたのですが、
どうもそうではないかもしれない、と感じるようになってきました。
そこで…
自分自身の潜在意識を読みとって、
「どうして雨の日が好きなのだろう?」
と、その理由をさぐってみました。
すると…
ゆらぎが理由ではありませんでした。
私が内面を振り返ると…
台風の日、部屋で母と一緒に過ごす、3歳の私の記憶にとびました。
それによって、
幼い頃の記憶がよみがえりました。
母は忙しい人だったので、子どもの私は淋しかったのですね。
淋しさのインナーチャイルドでした。
雨が好きになったのは…
「雨が降れば母と一緒にいられる」
という幼ない自分が作った因果関係でした。
つまり、次のようなプロセスでした。
母と遊べなくて淋しい
→ 雨が降れば一緒に遊べる
→ 雨が好き
このことを認識してから、雨が恋しい気持ちはなくなりました。
私のインナーチャイルドの淋しさは、浄化されたのだと思います。
このように…
心の癖も、紐解くと意外なところに行き着いたりします。
4.インナーチャイルドを癒す
「子どもの頃から雨が好き」という「心のクセ」を探るとで、私は雨に惹かれる理由が分かりました。
潜在意識に眠る「想い」に気づいたということです。
自分の心の中に存在する「内なる子ども」のことを、心理学用語で「インナーチャイルド」といいます。
それは、潜在意識を読み解くうえで、鍵になることがあります。
幼少期の感情や経験などが潜在意識に存在し、現在の自分に影響を与えることがあるからです。
そのようなことから、特に、幼少期に傷ついた経験を持つ人は、その傷を癒すためにインナーチャイルドと向き合うことが重要となります。
「インナーチャイルド」という言葉は、
最近では、スピリチュアルの分野でもよく用います。
もとをたどると、
インナーチャイルドという考え方は、90年代、イギリスの動物学者のジョン・ブラッドショーが世に広めました。
ただし…
人の心の中に「内なる子ども」が存在するという概念は、(インナーチャイルドという言葉は使っていませんが)1950年代に精神科医のエリック・バーンが提唱しました。
〈 エリック・バーン, 1910ー1970 〉
インナーチャイルドの傷について、
AI は次のように説明しています。
・ ・ ・ ・
子どもの頃に傷ついた心は、その頃の感情ごと無意識レベルに残り、大人になってからも自分の発言・行動・環境に影響することがあります。
心の傷を癒すと、不自由な自分の縛りがなくなり、できなかったことができるようになるなど不自由な自分から自由な自分へと変化する効果があります。
・ ・ ・ ・
私(いずみ)の場合は、傷というより、淋しかった「想い」になります。
傷というわけではありませんでしたので、
ここでは、「インナーチャイルドの想い」と呼ぶことにします。
インナーチャイルドの想いは、無意識の領域に隠れてしまうこともあり、表層意識ではなかなか認識できないこともあります。
とはいえ…
もしそれが、マイナスの感情と結びついているのなら、できれば癒してあげたほうが、自分の中がスッキリして生きやすくなります。
また、何か問題が生じたとき、対処するヒントを教えてくれることもあります。
同じ問題を繰り返さないためにも大事なことです。
それでは最後に、
インナーチャイルドの想いを紐解く際、大切なことをお伝えしますね。
私自身のケースでいうと…
私は淋しかったんだときちんと感じ切ってあげることと。
淋しいって伝えられない自分から、伝えられる自分に変わることでした。
それは、自分に「許可」を出し、行動するということです。
先ほども書きましたが、
私自身、インナーチャイルドの想いが浄化することで、雨の日が好きと感じなくなりました。
どこかポジティブになったような感覚です。
いかがでしたか?
このように、インナーチャイルドの想いを紐解くことで、あなたの現在の心が浄化されることがあるのです。
< これまでのエッセイ >
【潜在意識のセラピーと数学的感性とアドラー心理学】悩みが生じるプロセス
【執筆者の紹介】
■ 湶(いずみ)
占い師、鑑定士、セラピスト
姫路を拠点に、オンラインを含め、全国で活動している。
相談者の潜在意識を読みとり、幸せに生きるための気づきや助言を与える。高いスピリチュアルの感性を持つ。
また、現実的な視点からのカウンセリングも得意とする。
繊細な感性で悩みを聴き、相談者が前向きに進むためのサポートをしている。
■ 松岡 学
数学者、博士(学術)
高知工科大学 准教授
大学で研究や教育に携わる傍ら、一般向けの講座を行っている。
アドラー心理学の造詣も深く、数学の教育や一般向け講座に取り入れている。
最近は、スピリチュアルへの関心が高い。
音楽(J-POP)を聴くのが趣味。
ファッションを意識し、自然な生活を心がけている。
出版物:『数の世界』ブルーバックスシリーズ、講談社。
『5歳からはじめるいつのまにか子どもが算数を好きになる本』スタンダーズ社。
『キララな恋愛や結婚生活を送るエッセンス』CLAP。
『アドラー心理学とスピリチュアルの境界で見つける本当の幸せ』ココCLAFT出版。
詳しいプロフィールはこちら
<お問合せ先>
※本エッセイの書籍化につきまして、
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