りっちゃんのカードカウンセリング その2 | 数学を通して優しさや愛を伝える松岡学のブログ

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【りっちゃんのカードカウンセリング その2】

 

(この記事は過去記事を、加筆・再アップしたものです)

 

◆ その1については、こちらから。

 

 

りっちゃんのカードカウンセリング、2回目の様子です。

 

「カウンセリング」とあるように、

心理学的な手法で、カードを用いるカウンセリング。

 

自分自身の内面を見つめることができ、

とても示唆に富んだ内容でしたので、

ここでシェアさせていただきます。

 

 

りっちゃんは、おうち教室Softly で手作り石けん教室をされています。

この年からは埼玉保育士さんもされていて、幅広く活躍されています。

 

前回は、福岡・あいかさんのサロン Cozy room 

で対面で受けさせていただきました。

 

今回は、りっちゃんは埼玉、私は高知だったので、

りっちゃんが引いて写真を送っていただき、

 

その写真を見ながら、メッセンジャーの通話で話すという

私としては初めてのスタイルで受けました。

 

そんな埼玉と高知をつないでのカードカウンセリング。

 

 

りっちゃんのカードはセルフセラピーカード。 

 

質問に答えながら、 カードの意味を読み解いていくことで、 

顕在意識では気づけない 本当の気持ちに気づくことができるといいます。 

 

 

今回は、悩みごとが具体的に形になっていなくて、

なんだかモヤモヤした気分でした。

 

りっちゃんからは、

 

「今の悩みを通して過去を癒して、

問題解決に導いてくのがカードカウンセリングなので 

具体的な悩みがあった方がわかりやすい答えが出ますよ」

 

と声をかけてもらっていたのですが、、、

 

私自身、なかなか悩みを明確な形にできなくて、

モヤモヤ感という悩みだったのです!

 

 

そんなとき、

 

りっちゃんはご自身の先生にも相談してくださり、

 

カードカウンセリングは自然に必要な部分が出てくるから、

「今気づくべきこと」 で始めたらいいですよ

 

と、優しく声をかけてくださいました。

 

というわけで、

 

「今気づくべきこと」

 

という漠然としたテーマで、

見てもらいました。

 

 

原因、対策、結果 

 

 

の3枚のカード。

 

りっちゃんが事前に引いてくれて、

まず、1枚目を送ってくださいました。

 

 

 

1枚目の原因のカードです。

 

 

「復讐」

 

このとき、私は、

 

カードのよりも先に文字を見て、

ストーリーを組み立てていることに気づきました。

 

つまり、

 

私自身が復讐のカードを引いたわけだから、

 

絵の中の、青い女性が私で、

オレンジの女性に復讐をしている

 

というように、言葉からストーリーを作っていたのです。

 

りっちゃんから、「言葉より絵のほうが大事ですよ」 と言われたので、

 

私は言葉を隠して、

もう一度、絵だけを見てイメージしました。

 

 

そうすると、、、

 

私自身はこの中にいない

 

という、まったく違うイメージが思い浮びました!

 

なぜなら、

 

私はこのような殺風景で、怖い状況が好きではない

 

のです。

 

強そうな青い女性と

ひれ伏しているオレンジの女性

 

どちらも私ではないと感じました。

 

もし私なら・・・

 

オレンジの女性のそばに穏やかな表情で立っていて、

青い女性に友好的に手を差し出している

 

そんな3人目の人物を想像して、

自分自身と重ねました。

 

 

前回のカードカウンセリングでもそうでしたが、

私はあまり過去にこだわらないのかもしれません。

 

 

 

次に、2枚目の対策のカードです。

 

 

 

今度は、文字を隠して、

 

先に絵だけを見ました。

 

 

鏡の中の自分と抱き合っている女性。

 

自分自身の内面と向き合っているのでしょうか。

 

そこに、

 

適度な距離感をとっている男性。

 

 

この絵は何を表しているのだろう・・・

 

私は想像力を膨らませました。

 

すると・・・

 

 

「この中に、私はいない」

 

 

またしても、私はカードの中にいないことに気づきました。

 

正確に言うと、

 

どちらの人物でもない

 

という意味です。

 

 

じゃあ、私はどこにいるのか。

 

それは、、、

 

鏡の中の自分と抱き合っている女性に、

優しく降り注ぐ暖かな日差しが私

 

つまり、

 

自分自身の内面と向き合っている女性を

優しい日差しで包むような存在

 

そんなふうに感じました。

 

私は、

 

人を癒したい

 

という気持ちがあるのだと気づきました。

 

 

かつては、、

 

「私は、まっちゃんに癒されています」

 

そんなふうに言ってくださった女性もいました。

(今はいませんが、、)

 

 

このカードの文字を見たら、

 

「許し」

 

でした。

 

やはり、文字を最後に見てよかったと思いました。

文字を見ていたら、私の場合、それに惑わされてしまうのです。

 

 

 

そしていよいよ、3枚目の結果のカードです。

 

 

 

暖かな雰囲気。

 

恋人でしょうか。

 

素敵なカードですね。

 

カードを眺めているだけで、癒されます。

 

 

現実の私の状況はともかく、

 

「このカードの男性のようになれたらいいなぁ」

 

憧れの気持ちを抱きました。

 

 

カードの中の人物として、初めて、

私自身が現れました。

 

じゃあ、この女性は誰だろう?

 

考え込んでいる私に、

 

「絵では恋人に見えたとしても、

必ずしも恋人ではないかもしれませんよ」

 

りっちゃんが声をかけてくれました。

 

 

確かにそうです。

 

私はこの絵から、

 

愛情

 

を感じました。

 

ただ、愛情といってもいろいろな愛情があります。

 

恋愛とは限らず、

信頼している人への愛情

 

 

人間関係全般で考えたとして、、

 

 

たとえば、、

 

リスペクトしている先生とか、

 

具体的には、、

 

リスペクトしている女性の先生

はるか遠くに住んでいて会えないけど、

母親のような感情を抱いている先生

 

そんなイメージが私に浮かびました。

 

当時、

 

私がリスペクトしている女性の先生が、ハワイにお住まいでした。

 

 

<大切に飾ってある扇子と屋久島旅行の思い出のカード>

 

 

このカードを眺め、内面を見つめていると、

心が温まりました。

 

確かにそうかもしれない。

 

こんな暖かな関係を、

私は心から望んでいるのかもしれない。

 

素直にそう思いました。

 

カードの意味は

 

「真実の愛」

 

 

私は、ギフトという言葉にも

目がいきました。

 

 

こんな素敵なギフトが、

天から送られてきたらなぁ

 

そう願いました。

 

 

このカードを見て、

私が思い浮かんだ曲は、次の曲です。

 

「いちょう並木のセレナーデ」

小沢健二

 

こんな優しい気持ちを持って、

イメージしたハワイの先生と接することができたなら? と思います。

 

 

 

 

というわけで、

 

3枚を並べると、こんな感じです。

 

 

 

 

最後に、りっちゃんは、

 

ルノルマンカードを2枚引いてくださり、

写真を送ってくださいました。

 

キーワードのカードだそうです。

 

「紳士」「ネズミ」

 

 

 

 

りっちゃんによるカードの解釈ですが、

 

「盗まれたものを取り戻すことができる。 

でも、離れていると失ったものは手元には戻りません」

 

という意味だそうです。

 

そして、りっちゃんは最後に、

 

「大切な人の心を取り戻せるといいですね!」

 

と伝えてくださいました。

 

本当にそうだなぁ、と私は思いました。

 

 

大切な人の心を取り戻す。

 

 

そのためには、

目をそむけて離れないようにしないといけない。

 

りっちゃんの言葉が胸に染みる・・・。

 

 

 

カードカウンセリングが終わってみると、

 

確かに、「今気づくべきこと」 に気づきました。

 

私の内面に潜んでいた大切な思い

 

 

また、不思議なことなのですが、

 

前回のカードカウンセリングと

つながっているように感じました。

 

 

前回は石に縁のある女性が思い浮かび、

今回はハワイに住む先生。

 

前回と今回で、

思い浮かんだ人は違いますが、

 

ストーリーとしては、

つながっているように感じたのです。

 

前回の様子はコチラです。

 

 

今回、りっちゃんのカードカウンセリングのおかげで、

自分自身の内面を見つめることができました。

 

りっちゃん、ありがとう。

 

 

 

< 追記 >

 

最後のルノルマンカードの2枚

 

「うつむいた紳士」 と 「ネズミ」 は、

どちらも暗い雰囲気がただよっています。

 

 

ただ、、、

 

りっちゃんの言うように、

 

目をそむけずに、離れずに、

大切な人の心を取り戻せたらと思いました。

 

どんなに、つらい状況でも、

 

ちゃんと向き合って、

まっすぐ進む

 

 

私は、SEKAI NO OWARI (セカオワ)

「サザンカ」 という曲が思い浮かびました。

 

私の好きな曲。

 

 

 

 

こう見ると、

 

ツバキに見えます。

 

 

私もこの曲の主人公のように、

前向きに歩んでいきたい。

 

 

 

 

 

そんな「想い」を込めて、

今回の記事を終えたいと思います。

 

 

 (2020年、秋)

 

※ 加筆・修正・再アップした記事となります。

 

 

【まとめ】 りっちゃんのカードカウンセリング

 

 

 

 

 

 

【執筆者】

 

 

松岡 学

 

数学者、博士 (学術)

高知工科大学 准教授

 

大学で研究や教育に携わる傍ら、

一般向けの講座を行っている。

 

アドラー心理学の造詣も深く、

数学の教育や一般向け講座に取り入れている。

 

音楽 (J-POP) を聴くのが趣味。

ファッションを意識し、自然な生活を心がけている。

 

出版物:『数の世界』ブルーバックスシリーズ、講談社。 

『5歳からはじめる いつのまにか子どもが算数を好きになる本』スタンダーズ社。

『キララな恋愛や結婚生活を送るエッセンス』CLAP。

 

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