【ちかみつさんの早期回想】
今回のエッセイでは、ちかみつさんが
そよかぜ ちかみつチャンネルNo.7 (you tube)
にアップされている小学校1年生のときの思い出をもとに、
早期回想を読み解いていきましょう。
ちかみつさんは鑑定士の方です。
その霊能力を生かし、相談者の悩みを鮮やかに解決しています。
また、空間とつながることで、
霊的なエネルギーをスキャンすることができます。
そんなちかみつさんが早期回想のエッセイに、
オープンにご協力していただけることになりました。
なお、ここでは、私 (松岡) がマリーナ博士の
早期回想の技法から学んだことをもとにして、
自分なりにアレンジして解釈させていただきます。
マリーナ博士は、シカゴ・アドラー心理学大学院の教授で、
北米を中心に世界中で活躍されている大御所のアドラー心理学者です。
まだ、ちかみつさんの you tubeをご覧になっておられない方は、
ぜひ you tube ご覧になってから、このエッセイをお読みください。
ちかみつさんの動画はこちら。
< No.7 タートルカンパニー 山口敏太郎氏の 「アトラスラジオ」 に取材いただいて >
また、早期回想の説明については、
こちらの記事をご覧ください。
1.ちかみつさんの早期回想を読み解く
最初に、松岡が you tubeを聴いたとき、
気になった言葉をいくつか挙げておきます。
これは、
「もしかしたらちかみつさんの内面を読み取くうえで、
ポイントになる言葉ではないだろうか?」
という意味で、私が気になった言葉です。
このような言葉のことをスタイルワードといいます。
共鳴現象、 恥ずかしくて恥ずかしくて、
キャラメルをあげる、 隠れ身の術、
ばばぁと目が合う、 父に平手打ち、
自業自得
ここに挙げたスタイルワードは、
あくまで松岡による推測です。
ご本人にもこれらを見ていただきました。
霊能力で鑑定をされているちかみつさん。
現在でも、「共鳴現象」、「隠れ身の術」 は身近な言葉だそうです。
「恥ずかしくて恥ずかしくて」 について、
ちかみつさんは、
「今はもう恥ずかしさを捨てている(笑)」
とのこと。
だからこそあえて、「恥ずかしくて恥ずかしくて」 と
2回繰り返したそうです。
「2回繰り返したということは、今も恥ずかしさに敏感なのかな」
と松岡は推量したのですが、ちかみつさんにやられました。
さすが、霊能力をお持ちの鑑定士です!
「キャラメルをあげる」 については、
ちびちかみつを想像してキャラメルとされたそうで、
ちかみつさん自身はキャラメルより
チョコレートがお好きとのこと。
というわけで、スタイルワードをいくつか挙げましたが、
これらは、ちかみつさんにとって、
鍵になる言葉の可能性があります。
これらの言葉を頭に入れつつ、
さらに思い出を解釈していきましょう。
スタイルワードを頭に入れながら解釈をしていくのが、
マリーナ流の早期回想です。
2.ストレンクスとストラテジーを推量する
アドラー心理学では、
「その人のプラスの側面に光を当てる」
という法則があります!
それは、マイナスの側面を見て勇気をくじくのではなく、
相手のプラスの側面を引き出すことで、勇気づけをする、
という意味合いがあります。
また、プラスの特性は、その人の 「強み」 になりますが、
マイナスの特性は 「強み」 として使えないため、
マイナスに見える特性を、プラスに変換します!
たとえば、頑固な人がいたら、
頑固というようなマイナスの表現ではなく、
「意志が強い」 というようなプラスの言葉におきかえて表現します!
それでは、
ちかみつさんの小学校1年生の思い出をもとに、
たとえマイナスに見えるようなことでも、
(松岡の感性で) プラスに解釈して、
ストレンクス (強み) とストラテジー (物事へのアプローチの方法、戦略) を読み取ってみましょう。
ただし、あくまで松岡による推量ですから、
「もしかしたら ・ ・ ・ かもしれない」
という形で書かせていただきます。
ちかみつさんはもしかしたら ・ ・ ・
場の空気を読めるのかもしれない。
自由が好きなのかもしれない。
好奇心が旺盛なのかもしれない。
素直なのかもしれない。
友達想いなのかもしれない。
ちかみつさんはもしかしたら ・ ・ ・
慎重に状況を見て、対策を考えることができるのかもしれない。
よく周りを観察するのかもしれない。
いざとなったときは、決断をするのかもしれない。
仲間と楽しい時間を過ごせるのかもしれない。
父親的な強い存在には用心をして行動するのかもしれない。
ストレンクス (強み) とストラテジー (戦略) を
5個ずつ挙げさせていただきました。
私がこのように推量した理由ですが、
「教室でトイレに行きたいと言い出せなかった」
というのをプラスに解釈して、
ちかみつさんは
「場の空気を読むことができるのかもしれない」
または 「とても慎重なのかもしれない」
というように、プラスの表現に置き換えました。
他には、
「教室を飛び出した」 というのは、
逃げ出したみたいで一見マイナスに見えますが、
見方を変えると、
「自由が好き」
「外の世界に飛び出す勇気がある」
「(教室を飛び出そうと) 決断することができた!」
というようにプラスの見方もできますね!
また、友達に共鳴現象を感じていることからも、
友達想いなのかなと思いました。
「キャラメルあげないよ」 というセリフからも、
ちかみつさんが友達と楽しく過ごしている様子が思い浮びました。
さらに、私が注目したのは、
じじぃに教室に連れ戻され、
父親に平手打ちをされたというところ。
もしかしたら、ちかみつさんは
父親的な強い存在には用心をして行動するのかもしれません。
こんなふうに思い出をプラスに解釈してまとめたものが、
先ほど挙げたストレンクス (強み) とストラテジー (戦略) です。
そんな松岡による推量を伝えながら、
ちかみつさんにストレンクスとストラテジーを見ていただきました。
3.ちかみつさんに見ていただく
いま、子ども時代の思い出から読み取っていますが、
アドラー心理学では、
大人のちかみつさんが兼ね備えている長所が、
実は 「早期回想」 の中にも
ちゃんと存在している可能性が高い!
と言われています。
というわけで、
松岡が推量したストレンクス (強み)、ストラテジー (戦略) を、
ちかみつさんに見ていただき、
先ほどの推量した理由も伝えました。
ちかみつさんは、
「確かに、今でもそうかもしれませんね」
と、おおむね納得してくださり、
いくつかコメントをいただきました。
お堂に隠れ身の術で隠れていたことから、
ちかみつさんは慎重なのかもしれないと
松岡は感じたのですが、
これについて、
「今は、魔物たちから霧隠れのちかみつと言われています」
とちかみつさん。
子どもの頃よりグレードアップしていますね!
さらにちかみつさんは、
「今は、隠れ身の術だけでは不十分です!」
と仰られました。
えっ!? どういうことでしょうか?
ちかみつさんは言います。
「身を守るためには隠れ身の術だけでは不十分で、
テレポーテーションで逃げたい!(笑)」
現在では、テレポーテーションの能力が欲しいのですね!
さすがに慎重なちかみつさん。
教室を飛び出しても、
父親に見つかったら素直に怒られているので、
私は 「ちかみつさんは素直なのかもしれない」 と感じました。
その一方、
父親的な強い存在には用心をして
行動するのかもしれないのかなと思ったのですが、
ちかみつさんいわく、
「今でも、父からすると親不孝な息子かもしれません。
教室を飛び出し逃げた幼少期とは違って、
大人になった今は言い返すこともありますので。
しかし、父親の存在は、
今もなお、強く大きな存在であることは確かです」
なるほど、
今なら一方的に平手打ちをされるだけではないのですね。
大人になって立派に成長された
ちかみつさんの姿がそこにはありました。
今の時代、平手打ちなどの厳しいしつけはいけませんが、
当時とすれば、父親からの愛のムチだったのでしょうね。
今も、お父さまは、
ちかみさんのことを大きな愛情で見守っておられるのかなぁと、
松岡は想像していました。
これらのストレンクス (強み) とストラテジー (戦略) の中から、
ちかみつさんは特に、
「素直なのかもしれない」 というストレンクス (強み) と、
「慎重に状況を見て、対策を考えることができるのかもしれない」 というストラテジー (戦略)
が腑に落ちたといいます。
先ほどは、父親に言い返すこともあると仰っていましたが、
やはり本当は、素直で優しいちかみつさんなのですね。
慎重に対処するというのも、
鑑定士のお仕事に生かされているのでしょうね。
そんなふうに、松岡は感じました。
そういえば、ちかみつさんがイベントに出られたとき、
場の空気を読み、他の共演者の方に気を配りながら
発言をしているように見え、
「誠実にお仕事をされているなぁ」
と、松岡は感じたことがあります。
4.現在の状況と照らし合わせる
実はアドラー心理学によると、
早期回想というのは単なる思い出ではなくて、
ある意味その人の現在の状況を表していると言われています!
というわけで、
早期回想を踏まえて、ちかみつさんに
ご自身の現在の状況と照らし合わせていただきました。
ちかみつさんによると、
「そういえば ・ ・ ・ 、
身内とのやりとりでも似たようなことが起こっています!」
とのこと。
お話を伺うと、ちかみつさんは
会社に内緒で鑑定士のお仕事をされています。
鑑定に出かけるときも、
ご身内にさえ伝えずに、フラッと出かけるそうです。
ご身内 「まさか、最近県外へ鑑定に行ってないでしょうね?」
ちかみつさん 「(内心、ドキッとしながら) いえ、行ってないです!」
ご身内 「本当でしょうね?」
ちかみつさん 「本当だよ」
ご身内 「じゃあこの写真は何? (とネット上の写真をスマホで見せる)」
ちかみつさん 「(うっ ・ ・ ・、これは ・ ・ ・ 、と内心焦るが、すかさず) リモートです」
ご身内 「ふーーん (ニヤリ)」
みたいな会話が交わされているようです。
ちかみつさんは、
見つからないかヒヤヒヤされているようです。
思い出の中で、
お堂に隠れてヒヤヒヤしていたときと同じですね!
教室から飛び出したように、
ご家庭でも、その場から逃げ出したくなるのでしょうか。
テレポーテーションで瞬時に逃げたい
と思われるのかもしれませんね!
というわけで、
今回はちかみつさんの早期回想を
解釈させていただきました。
早期回想から、
素直で慎重なところや
父親を想うちかみつさんの様子
が伝わってきて、
私自身も暖かな気持ちになりました。
ちかみつさん、ありがとうございます!
【ちかみつさんの紹介】
ちかみつ
鑑定士
本業の傍ら、様々な分野における鑑定に携わる。
空間とつながりスキャンをすることにより
霊的なエネルギーを探究することができる。
近年、CHIKAMITSU LAB として、
独自の活動をスタートさせている。
そよかぜちかみつ YouTubeにて
最新情報を更新中。
ホームページ : CHIKAMITSU LAB
note : ちかみつ - chikamitsu lab -
【エッセイ執筆者】
松岡 学
高知工科大学 准教授、数学者、博士 (学術)
大学で研究や教育に携わる傍ら、
一般向けの講座を行っている。
アドラー心理学の造詣も深く、
数学の教育や一般向け講座に取り入れている。
音楽 (J-POP) を聴くのが趣味。
ファッションを意識し、自然な生活を心がけている。
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