胸いっぱい切なさに満たされたいときは、メレンゲを聴いてほしい | 数学を通して優しさや愛を伝える松岡学のブログ

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メレンゲがインディーズで活動していた頃、

私は、偶然、地元のCDショップでアルバムを見かけました。

 

そのアルバムのジャケットにどこか惹かれて、

どんな音かも分からずに、CDを買いました。

 

そして、その心に響くサウンドに驚きました。

 

 

甘酸っぱいメロディー

儚げな歌声

せつないギターサウンド

 

 

など、初めてのメレンゲ体験でした。

 

なにげない気持ちで買ったインディーズ盤でしたが、

 

「すばらしいバンドが出てきたなあ」

 

と強く感じたことが思い出されます。

 

 

それ以来、私はメレンゲのファンになりました。

 

 

 

 

もともと、メレンゲは下北沢を中心に活動していたバンドで、

フジファブリックと同じ時期に、下北沢で音楽活動を展開していました。

 

私が買ったのは 『少女プラシーボ』 というミニアルバムで

淡い雰囲気のジャケットがとても印象的でした。

 

下北沢らしいサウンドが詰まった素晴らしいアルバムです。

 

 

メレンゲの魅力は、

 

ギターポップで切ないサンドが心に染み込んでくるところ。

 

そして、クボケンジさんの儚げで優しいボーカル、

 

さらに、繊細な歌詞です。

 

 

「輝く蛍の輪」 の出だしのは、次のような歌詞となっています。

 

 

夏草が揺れて 雨は上がった午後

誰もいない道 咲いてる花

 

後ろめたくなって 逃げ出そうとした

何もしてないのに なんでなんだろう

 

 

詩的で繊細な歌詞ですね。

 

 

私は、

 

「クボさんはデリケートな性格なのかなあ」

 

と勝手に想像しています。

 

 

 

 

私はこの、「輝く蛍の輪」 を聴いて、胸をわしずかみにされました。

 

 

ギターポップで激しいのに切ない。

 

切なさが胸に突き刺さってくるような、

素晴らしい楽曲が印象的です。

 

 

これこそ下北サウンドの王道だと思います。

 

 

どんな感じの音楽かをひとことで表現すると、

 

メレンゲ = 下北沢サウンド + 切なさ

 

という感じです。

 

 

 

ミニアルバム 『少女プラシーボ』 のジャケットの帯には、

GOING UNDER GROUND の松本そうさんの言葉が書かれていました。

 

 

メレンゲの音楽は苦いコーヒーだ。香り立つ湯気は、切なさと痛みの色だ。

でもその後には懐かしい甘さがやってくる。

 

これは、ロックやギターポップを超えてしまったバンドの

新たなストーリーが詰まったミニアルバムだ。

 

松本そう (GOING UNDER GROUND)

 

 

胸に染みるコメントです。

 

 

実は、

 

GOING UNDER GROUND も胸に染み込んでくる

切ない曲を歌っています。

 

ぜひ聴いてみてください。

 

 

私のお勧めの GOING の曲は 「ダイアリー」 です。

 

 

 

 

 「ダイアリー」 は青春の香りがする曲ですね。

 

 

突然降った雨に わざと飛び出して

 

気付かれないように 泣いた事がある

 

 

私も青春に戻って、

雨に濡れながら数学をしたいです。

 

 

当時の私は、車の中でこの曲を、

ヘビーローテーションでかけていました。

 

切なさで胸がいっぱいになって、

運転どころではありません。

 

 

その切なさから、当時、GOING UNDER GROUNDは、

胸キュンポップと言われていました。

 

 

ギターポップとか、

胸キュンポップとか、

 

いろんな呼び方のジャンルが増えてきたなぁ、

と微笑ましい気持ちになったのを覚えています。

 

 

 

 

メレンゲの話に戻ると、

 

メレンゲはこの後、ワーナーミュージックジャパンからメジャーデビューします。

 

インディーズ時代を総括したようなミニアルバム 『サーチライト』

淡いタイトルのミニアルバム 『初恋サンセット』 などをリリースしていきます。

 

 

メジャーデビューしてからも

甘酸っぱいメレンゲワールドは変わりません。

 

 

まさに、ワン・アンド・オンリーワンのすばらしいバンドです。

 

 

メジャーデビュー後、

 

メレンゲは派手さはありませんが、

堅実にアルバムリリースを続けました。

 

 

私はメレンゲのサードアルバム 『ミュージックシーン』 の1曲目、

「ミュージックシーン」 を聴いたとき、

 

メレンゲの変化に驚かされました。

 

 

メレンゲらしさを保ちながらも、

ゆったり癒されるサウンドになっていたからです。

 

 

シンセサイザーを積極的に用いた音作りとなっていて、

サウンド面での成長も感じることができました。

 

夢心地なシンセサウンドで、うっとりしてしまいます。

 

 

 

 

ぜひ、動画を見てみてください。

 

なんだか癒されますね。

 

夢の中にいるような雰囲気です。

成長した大人のメレンゲを感じます。

 

 

アルバム 『ミュージックシーン』 には、GOING UNDER GROUNDの松本そうさんとの

共作の「給水塔」も収録されています。

 

メレンゲらしさやGOINGらしさを感じることができる素晴らしい楽曲となっています。

 

というか、 クボケンジさんと松本そうさんの共作というだけで感動的です。

 

 

夢のコラボです!

 

 

音楽的な成長や音の広がりを感じることができるこのアルバムは、

メレンゲの新しい出発の第一歩のような作品。

 

『ミュージックシーン』 は、夢の世界に引き込まれる素敵なアルバムです。

 

 

 

思うのですが、

 

甘酸っぱい曲調

 

をこんなにうまく表現しているバンドって

なかなかいないと思うのです。

 

胸が熱くなる感覚。

 

 

だからメレンゲの音楽は心に響くのだと思う。

 

 

また、メレンゲの音楽からは、

 

忘れかけた懐かしい景色

 

 

そんな懐かしさも感じるように思う。

フワッとタイムトリップしたような感覚。

 

 

不思議な魅力というか、魔力というか、

 

これが音楽の力なのでしょうか?

 

 

 

あなたはどうですか?

 

 

好きな人に気持ちが伝わらずに、悩んだ経験はありませんか?

 

忘れかけた懐かしい風景はありますか?

 

 

そんな気持ちを思い出し、

そっと癒してくれるのがメレンゲの音楽なのです。

 

 

まとめると、

 

 

メレンゲの初期の作品からは下北沢サウンドや

甘酸っぱい思いをたっぷり感じることができ、

 

中期からは大人になったメレンゲの

夢心地のようなサウンドに浸ることができる。

 

 

だから、

 

胸いっぱいの切なさに満たされたいとき、

あなたもぜひ、メレンゲの音楽を聴いてほしい。

 

 

 

 

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