下北沢をテーマにした音楽で、
敏感少年隊の 「サウンド オブ 下北沢」 という曲があります。
私はこの曲が好きで、
何年たっても聴きたくなります。
敏感少年隊というより
銀杏BOYZといった方が有名かもしれません。
敏感少年隊は、銀杏BOYZの峯田和伸さんを
中心に結成されたバンドなのです。
下北沢の再開発計画を考えるプロジェクトがきっかけで
この楽曲が出来上がりました。
ビルの建築や道路の整備などから、
下北沢の街を守りたいというテーマがあるのです。
歌詞の内容は、
下北沢に住む可愛いあの娘に会いに行こう
というものですが、
“あの娘” は、“古き良き下北沢” を象徴しているように思います。
歌詞の最後の方に、
あの娘が引っ越してしまうとあるのですが、
それは、古き良き下北沢が再開発によって
変わってしまうということを意味しているのだと思います。
歌詞の途中には、工事現場がうるさいな、
という皮肉も入っています。
このように開発反対のメッセージの込められた歌詞ですが、
私はそんなことはまったく関係なく、
素朴で庶民的な下北沢の風景を映し出している
この曲が大好きです。
下北沢の風景が目に浮かぶような
素晴らしい歌詞やサウンドが
私の胸をわしづかみにするのです。
私はこの曲が好きで、
知人に薦めたりもするのですが、
曲を聴いて、
「えっ!? アマチュアですか??」
みたいに驚かれることもあります。
確かに、
洗練された緻密なサウンドというわけではありません。
“手作り感” が伝わる楽曲です。
でも、そんなことはどうでもいいのです。
もっと大事なことがあるのです。
なぜ、私がこの曲を好きかというと、
それは、
「心がこもっている」
からです。
楽曲全体から、メンバーの下北沢への
深い愛情が伝わってくるのです。
ピアニカやリコーダーを用いた素朴なサウンドや
何気ない日常を描いた歌詞に癒されるのです。
私ものんびりと、ささやかな幸せに包まれて
毎日を過ごしたいなぁ、
と歌詞の雰囲気に憧れます。
下北沢の開発に反対するというメッセージは別にして、
純粋に、音楽的に素晴らしい楽曲となっています。
だから私は、この曲が好きなのです。
下北沢へのピュアな想いが詰まった楽曲 「サウンド オブ 下北沢」 は、
心のこもった素晴らしい楽曲だと思います。
(UK プロジェクトから配信されているオフィシャルな映像です。 )
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