【コラム】 見えないものを感じる | 数学を通して優しさや愛を伝える松岡学のブログ

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アドラー心理学的な世界観のコラムやエッセイを書いています

数学というと 「計算」 「公式」 「論理」 というイメージがあります。

確かに、それらも大事なのですが・・・

数学では、もっと大切なことがあります。


 
 

それは、

「見えないものを感じる」

ということです。


たとえば、

マイナスの数は今では当たり前ですが、
昔は、そうではありませんでした。

ヨーロッパでは、17世紀頃までほとんどの数学者が、
マイナスの数を認めていなかったのです。

なぜかというと、

たとえば、-3個のりんごといっても実体がないため、
マイナスの数は存在しないと思われていたのです。


今ではマイナスの数は、ほとんどの人が
存在すると思っています。


このように、

見えないから存在しないというのではなく、
見えなくても存在することはあるのです。


これは数学だけに限らず、
日常生活でもいえるのではないでしょうか?



 


見えないものを 「存在しない」 と決めつけるのではなく、
アンテナを敏感にして、
その可能性を探る姿勢が大事なのです。


私も普段の生活で、「見えないものを感じる」
ことを大切にしたいと思っています。