確かに、それらも大事なのですが・・・
数学では、もっと大切なことがあります。

それは、
「見えないものを感じる」
ということです。
たとえば、
マイナスの数は今では当たり前ですが、
昔は、そうではありませんでした。
ヨーロッパでは、17世紀頃までほとんどの数学者が、
マイナスの数を認めていなかったのです。
なぜかというと、
たとえば、-3個のりんごといっても実体がないため、
マイナスの数は存在しないと思われていたのです。
今ではマイナスの数は、ほとんどの人が
存在すると思っています。
このように、
見えないから存在しないというのではなく、
見えなくても存在することはあるのです。
これは数学だけに限らず、
日常生活でもいえるのではないでしょうか?

見えないものを 「存在しない」 と決めつけるのではなく、
アンテナを敏感にして、
その可能性を探る姿勢が大事なのです。
私も普段の生活で、「見えないものを感じる」
ことを大切にしたいと思っています。

