↑に詳細がありますが、簡単に言うと、
① 生後1ヶ月過ぎ〜 直母拒否スタート
② ①の週間前後で直母完全拒否が次第に緩和する期
③ 生後3ヶ月間近、直母&哺乳瓶拒否事件勃発(2〜3日くらい)
④ 哺乳瓶は拒否するけど、直母なら飲んでくれる期
⑤ 生後4ヶ月頃、哺乳瓶完全拒否→完母へ

最も辛かったのは③のハンガーストライキです。
母乳はもちろん、哺乳瓶を持っていっても、拒否
私はノイローゼになり鬼のように頻回にオムツをチェック。脱水になったらどうしよう…
今でもオムツを触ったときのあの「カサっ」という音。濡れていないオムツの音を思い出すとゾッとします。青い線が出ていたときの安堵感といったらなかったです。

飲まないってことは、生きることを拒否していることにも思われ、本当に辛かったです。
ほんの数日でしたが、出口のない長い長い暗闇の中を歩いているような気分でした。
しまいには、
「今は点滴っていう手もあるからな?ハンガーストライキとかしても無駄やから。生まれた以上は生きてもらうからな?」と心の中で我が子を脅していました。こわ。

このときだけは、母乳だのミルクだの、どうでもいいわ!と思いました。
子の命の前では、そんなこと、マジでどうでもいい!
結局、母乳がいいとか、ミルクがいいとか、贅沢な悩みなんですよね。
我が子が今生命の危機にいないからこそ、出てくる欲。

ハンガーストライキ、そのあまりの辛さに、母乳も枯れかけて、完ミにする決意をしたとき、我が子が母乳を飲んだのです。
哺乳瓶を口にふくませれば泣くのに、乳をふくませればコクコクと飲む。
この瞬間に、「もう少し頑張るしかないんだ」と覚悟を決めました。
今思うと、一つのターニングポイントだったのかも。


あと、①生後1ヶ月過ぎに始まった直母拒否もかなり辛かったです。ノイローゼ一歩手前。
頻回授乳が必要なのに乳をふくませればギャン泣き。
哺乳瓶はおいしそうにくわえる。
辛くて辛くて…
哺乳瓶をくわえる我が子を睨んだこともあります。
「ミルクおいしいよ」と微笑んでくれる我が子を睨んだんですよ、私…最低だ。
相当な精神状態でした。

直母拒否の何が辛いって、
・母親である自分自身を拒絶されている気になる
・作られた母乳を吸ってもらえないことが身体的にしんどい
・頻回授乳ができないと母乳量が減る、今までの努力が無に帰すという焦燥感

かなぁ。

ある助産師さんが話してくれたんですが、
人間の三大欲求の話。
一般的には睡眠欲、食欲、性欲と言われますが、
最後の性欲はより広く「排泄欲」と考えられていて、
精子だったり、尿や便だったり、
本来、体が『外に出そう』と思って作ったものは排泄されないと欲求不満になるんです。
母乳も本来は『外に出すべき』ものですもんね。
それが排出されないのって、本当に辛いんです。
めっちゃ、たとえ悪いですが、
ひどい便秘に似てます。

便秘のときって、不快だしイライラするじゃないですか。直母拒否のとき、私はずっとそんな感じでした。

直母拒否はメンタル面でもフィジカル面でも、相当に病みます。