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マラソンランナー日記

マラソンの話ばかりじゃないよ

サグラダファミリアのあるバルセロナの次に向かったのはグラナダ。

スペイン南部のこの地方は総称してアンダルシア地方という。

地中海をへだててアフリカが近いのだ。


で、歴史的にいうとアフリカ経由で伝わったイスラム教の文化が色濃く残されている。

その代表がグラナダのアルハンブラ宮殿だ。

「アルハンブラの思い出」という曲もあるし「アルハンブラ物語」という読み物でも名高い。

(向こうではじめて聞いたことだけど)


マラソンランナー日記-宮廷
宮殿内部の噴水がある庭園


砂漠民族のアラブ人にとって水は憧れの存在だった。

その水がふんだんに宮殿を彩っている。(上の写真のように)


そして最後に行き着くのがここ。

王様の住む宮殿です。


マラソンランナー日記-アルハンブラ
コマレスの塔が水面に映るアヤナレスの中庭


いま、案内書を見ながらこの日記を書いている。

(名前が何も覚えられなかったから)

とにかく、水面の向こうが王の座る宮殿。

どこに行っても水、水、水。

旅人を”水の魅力”で参らせてしまうのがこの宮殿だそうです。


ちなみに「レコンキスタ」って知ってる?

400年かけて、キリスト教徒がイスラム教徒を南に排斥してしまった運動。

15世紀の末に完結したんだ。

その最後に残ったイスラムのとりでがここだって。

(ボクもスペインに行く前は何も知らなかった)

学校でスペインのことって習ったっけ?

米国や英仏独にくらべてほとんど習わなかったよね。


最後に隣接の塔から眺めた城内とその向こうのグラナダの街をどうぞ。


マラソンランナー日記
ベラの塔から見た城内と遠くに見える街


追伸。「グラナダ」というのは「ざくろ」という意味だそうです。



スペインって何がある、と聞かれると。

「闘牛」「フラメンコ」「バルセロナ」「マドリード」と答えるしかない。

意外と知らない国、それがスペインだ。

そんな知識しかないボクがここを訪れた。

で、初日はあの有名な「サグラダファミリア」に行きました。

バスで現地に到着して最初にだれもが声をあげる。

「ワー」

「えーーー」

「すごーーい」

という具合に。

その迫力に圧倒される。


マラソンランナー日記
初めて見ると、あまりの迫力にびっくりする


実は近年ローマ法王がここを訪れるまでは「聖堂」でしかなかった。

奇抜なデザインが気に入らない保守的な地元宗教界が教会として認めなかった。

しかし法王が「ここを教会と認める」、という宣言をしたそうだ。

ガイドさんの説明に、聖堂と教会の違いが分からないツアー客はただうなずくしかなかった。

(われわれ仏教の国から来た人には分かりにくいよね)


一日に1万人が訪れ、入場料が一人1500円というから、毎日1500万円を稼ぐ人気の観光名所だ。

建築家ガウディの死後、「完成には200年かかる」といわれたが、豊富な観光収入で「20年で完成」の見通しという。

ただ、工期は短いがコンクリートを多用する現在の工法を批判する人もいる。

「なぜ丸い塔なの?」と問われたガウディは「人生だって時間の流れだって角ばっていないからさ」と答えた。

天才は違うね。


以前は知名度が低かったサグラダファミリア。

バルセロナ五輪当たりからその存在が知られるようになり、当地一番の観光スポットになったとさ。

「夏草やつわものどもの」、という俳句があるが、毎日通勤時に通るこの眺めが好きだ。

橋の上から写した写真がこれ。


マラソンランナー日記
お堀の底に生い茂る名も知らぬ雑草の群れ


一度は草刈りをしたようだが、しばらくするとまたもとの通りに生い茂る。

この気持ちのいいまでの生命力がかえって面白い。


ここは実は名古屋城のお堀だったところ。

そこに昔は電車が通っていた。

それが廃線になり、草が生い茂るだけのスペースとなった。


いつも、信号待ちの時はこの堀の雑草を眺めて、待つ。

いまの会社に転職したものこの暑い季節。

その時の気持ちが思い出されるからか


「夏草や つわものどもが 夢の跡」

それがつい口をついて出てくるのです。