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マラソンランナー日記

マラソンの話ばかりじゃないよ

アンダルシアの州都セビリアは歌曲「カルメン」の舞台でもあるそうだ。

スペインといえばフラメンコ。

夕食をかねてショーを見た。


マラソンランナー日記-フラメンコ
夕食をしながらのフラメンコショー


日本の演歌か、と思うような悲しいメロディーが流れる。

テーブルには食事が忙しく運ばれる。

そんなショーだった。

一つの演目が10分程度、これが次々演じられていく。

そうこうするうちに、食事は終盤のデザートに。

そんなタイミングで出てきた一座のトップスターが最後を締める。


マラソンランナー日記
一座のトリを務めたダンサー


初めて見る者にもその迫力は伝わる。

靴を激しく床にたたきつけて、最後は観客席へ「どや顔」。

観客から一斉に拍手が起きる。


ショーの演出は巧みだ。

最初は「初心者ダンサー」(失礼)、徐々に上級者が登場して盛り上げていくテクニックはさすがだ。

最後はわからないながらも大拍手を送り、立ち上がっていた。

      ◇

翌朝は市内見物。

世界遺産のカテドラル(スペイン最大の聖堂)に行った。

隣接してそびえるのはヒラルダの塔。

約100メートルの高さはセビリアのシンボル。


マラソンランナー日記-ヒラルダの塔
そびえたつヒラルダの塔


ユニークなのは内部の構造。

実は階段ではなくスロープになっているのだ。

現地のガイドさんが「昔は身分の高い人が馬で登った」というので「うそだー。そんなわけないよ」と疑った僕が悪かった。

意外にゆるやかなスロープを見て納得してしまった。

それでも歩けば、つらい。

息はずませ最上階へ。

展望階に着くと強い風が心地よかった。

セルビア市内が一望できた。

そこから見えた「闘牛場」(たぶん)が下の写真。


マラソンランナー日記-闘牛場
自信はないがマエストランサ闘牛場か


セルビアの町は、お巡りさんもおしゃれ。

馬にまたがりパトロールする。

観光馬車もあちこちでみかけた。


マラソンランナー日記-警察官
こんな警察官ならだれでも写真を撮りたくなる


「闘牛場」「フラメンコ」「カルメン」。

スペインらしいものを一気に見たセルビアだった。


「セルビアの理髪師」という曲があったよね。

その床屋さんある?

とんちんかんな質問に…。

ガイドさんは「そんなのありません」

◎朝食はグッド


8日間のスペイン旅行、食事も思い出の大きな部分を占める。

まず、良かったのは朝食。

どこのホテルもハム、チーズ、パンが充実している。

日本のような薄っぺらなハムじゃないよ。

それも数種類の中から選べる。

だから、ついついたくさん取ってしまう。

たとえば、下のように(実は2巡目)。



マラソンランナー日記-朝食
果物も豊富でついつい食べ過ぎてしまう


しかし、食べすぎは体に良くない。

特に海外では体調を崩すわけにはいかない。

翌日は少し抑えた(下)。

(「抑えてない」という声もある)


マラソンランナー日記-あささし


ハム、チーズ、クロワッサン。そしてメイドさんが注いでくれるミルクたっぷりのコーヒー。

だれもが気に入ると思う。

特にクロワッサンはおいしい。


◎ワインが飲み放題


食事前に注文がほぼ義務付けられている飲み物。

ビール、ワインは300円程度で、ミネラル水もほぼ同額だ。

ワインは日本に比べ安価。

無料で付いている店もある。

ロンダの町のパラドール(公営レストラン)では、禁酒中のボクも”無料”という誘惑に負けて少し飲んだ。


マラソンランナー日記
ロンダのパラドールで味わった昼食のワイン


これがおいしい。

飲み干すと、女性が継ぎ足してしまう。

それがスペインのマナーか。

言葉が分からないので断れずまた飲む。

ついつい飲みすぎて、炎天下のロンダの町に出た。

ふらふらになったのは暑さのせいだけではなかったかもしれない。


◎パエリアは人気ナンバーワン


マドリードでの昼食は人気店「パエッジャ・レアル」。

パエリアで有名だ。

ここは著名人もよく来るため、店内に日本に良くあるような写真が張ってあった。

しかし、悲しいかなどれも知らない人ばかり。

さて、下が人気のパエリア。

イカ墨味とサフラン味の2種類。

どちらもおいしい。

しいて言えば紙一重の差でイカ墨か。

写真では、適量と見えるがこれがけっこう大盛りだった。


マラソンランナー日記
イカ墨とサフラン味のパエリア。色彩もいい


これより前に食べた前菜も、おいしかった。

からだが欲していた生野菜のサラダだったから。

かぶりつくように食べてしまった。


マラソンランナー日記
日本にもある平凡な野菜サラダがうれしい


デザートは三色アイスクリーム。

日本人の味覚を熟知したような巧みなメニューだった。

また行きたくなった。(無理とは思う)


マラソンランナー日記
甘すぎずおいしいアイス。残す人はいない


全体を通じ舌に合わない料理はあったが、まずくてダメというものはなかった。

特に首都マドリードの店は全般においしい。

いまこれを読んでいるみなさんに本物をこの場で食べていいただけないのが、ほんとうに残念でーーす。


アンダルシアにはユニークな街が二つありました。

一つは白い街「ミハス」。

この地方は日差しを避けるため壁の色を白くしている家が多いそうです。

そんな中、なぜミハスの街だけが人気になったのか。


マラソンランナー日記-ミハス
山の中腹にあるミハスの街は白い家が並ぶ


その答えは「サッカーの中田選手」と、ガイドさんが教えてくれました。

コンパクトカメラのCM撮影で中田選手がこの街を使い、無名の街が一躍観光名所になったそうです。

覚えていますかC社の「IXY」ですよ。

最初、日本人が訪れ、今では他国の観光客も訪れるようになったといいます。

街中のショップの表示は日本語が多かった。

公園で、砂糖でまぶしたピーナッツを売るおじさんも「シショク、シショク」と日本語を操っていました。



マラソンランナー日記-ろば
日本人女性に優しいピーナッツ売りのおじさん



マラソンランナー日記-サンセバス
人気スポット・サンセバスチャンどおり



もう一つは、絶壁の町「ロンダ」。

新市街と旧市街を隔てるグアダビレン川(ガイド本をカンニングした)をはさむように広がる町です。

二つの地区を結ぶヌエボ橋から川を見下ろすと、絶壁が見えるのみで水面を発見するのが難しいというくらいの断崖(だんがい)に立つ街でした。


とにかく下の写真を見てください。



マラソンランナー日記-絶壁
断崖にはツバメが大量にすんでいます


ただ、高所恐怖症の人に良くないのは橋とその周辺だけ。

街の中はどこの町とも変わらない、のどかなたたずまいでした。


この日は異常に暑く(おそらく40度くらい)、その上に、石畳が太陽光を反射するので日差しのあたるところはしゃく熱地獄でした。

約1時間の街歩きでほぼ全員がフラフラ。


もし行かれるのなら、涼しい季節がいいと思います。