「アヤワスカに含まれている幻覚効果のある麻薬成分『ジメチルトリプタミン(DMT)』という物質は指定薬物ですので、麻薬及び向精神薬取締法に違反します。われわれは行政ですので、都内でのアヤワスカの販売実態については、把握しておりませんが、警察や麻取は把握していると思います」

 

私が南米を一人旅していた話は何度も書いたので割愛しますが…

 

簡単に言ってしまうと毒なんですよ。だから向こうの土俗的な宗教の現場でも扱いに長けた人間のもとでしか使うことを許されない。

 

それと、このアヤワスカというのは諸刃の剣です。なにか生きづらさを抱えて救いを求めるようなつもりでやる気なら絶対にやめた方がいい。これは多幸感を得られるようなものではなく、生死の境界で日々の葛藤を含めその人の内面にあるものを増幅するだけのものだから下手すると…生きているのが余計につらくなるかも知れませんよ。

 

私はガキの頃に長生きできないことをさんざん聞かされて育った「命が軽い」人間なので軽い気持ちでやりましたが、わざわざやるもんじゃないと思いますね。

 

 

 

けっきょく神秘的なものなんて何もないんだという確信を持てたことが、私がいわゆる「神秘体験」から得たせめてもの救いだったかも知れませんわ。

 

私が若い頃に興味を持って読んだ、オカルトと化学が渾然一体だった時代の古い錬金術の資料には、「真理の扉を開け放ったとしても叡智を得て賢者となるものはまれで大半の者は発狂してしまう」とありましたが、なにかオカルト的な期待を持っている者はこの世の機械的で淡々とした身も蓋もない「ことわり」に触れてしまえば、ナニコレ思ってたんと違う、と発狂してしまうのかも知れませんね。ま、錬金術じたいマトモなものではないのでこれはあくまでたとえ話にすぎませんが。

 

相田みつをさん風メッセージ - つぶデコジェネレーターメーカー (tubudeco.com)