たまひらうつはものたち
今日は朝から肉体労働(畑)しばし休憩 10日間、弾を探すより訓練してくれた方が国に貢献すると思うけど、形式主義に囚われる日本っぽいよね。 https://t.co/eNJ2c6OPSn— ひろゆき (@hirox246) May 13, 2026おどろいた。リプに「反社会的勢力に薬莢が流れないためにやってるのを知らないの?」というのがあったけど、いまだにそんな昔のTVドラマか都市伝説みたいな話を信じていた人がこれほどいたのかと。実情は違いますよ。日本は弾薬(特に小銃弾)の製造と備蓄量が先進国の中では極めて少ない国で、実弾射撃の訓練も弾数ケチりながらやらざるを得ないから回収しているだけですわ。私の仕事仲間に大学出て自衛官やっていいあんばい歳くった後に災害分野の研究者になったという変わり者がいるけれど、レンジャー徽章を得た彼でさえ、年間200、多くとも400発ていどの実弾射撃訓練しかこなしていなかったそうですわ。しかも実弾射撃訓練は、立ち撃ち(立射)、寝撃ち(伏射)といった戊辰戦争時代と同じ「静止射撃」の訓練が基本で、「移動射撃(応用射撃)」が取り入れられたのはごく最近とのこと。こんな軍隊は他にありません。一方で米海兵隊などは年間3000~10,000発の実弾射撃訓練をしています。英軍では5,000発、独軍では2,000発、仏軍では4,000発、それに比べて圧倒的に射撃訓練量が少ないのが日本の自衛隊。米軍、独軍、仏軍、人民解放軍、いずれも訓練場に専属のレンジクルーという部署があって、薬莢の回収は非戦闘員のお仕事です。ブロワー、バキューム、スクレーパー、専用車両、そういうもので機械的に回収して訓練場を管理しています。そのおかげで兵士は戦闘訓練に専念できる。なお、現代戦の戦闘が本土で行われた場合、歩兵一人あたり1日の小銃弾の消費量は軽戦闘で300から600発、激戦となれば800~1200と言われています。仮に自衛隊普通科一個中隊(150~200名)が3日間の陸上戦を強いられた場合、必要な小銃弾の量は最低で150名×500発×3日で225,000発。膨大な火力と人員を要する島嶼奪還戦ともなればさらに量は増え1日で20万から30万の小銃弾の消費が予想される、とされています。防衛省の国会答弁によれば、弾薬備蓄は数日間の戦闘を想定した最低限の量しか無く、長期戦は事実上不可能、としています。具体的には一個旅団が数日戦闘すれば全国の小銃弾の弾薬が尽きることを防衛省自ら示しているんですわ。では、なぜ日本の自衛隊にこういう状況が起きるかと言えば、まずは予算が足りないことはあるけれど、国内メーカーが利益の薄い弾薬を製造したがらず、弾薬庫を建設しようと思えば建設予定地の自治体住民に反対される、というのが大きいわけですが、これに加え弾薬管理の態勢が旧軍のそれ(ジリ貧大日本帝国時代)というのが大きいんですよ。一発単位の厳密な管理、訓練に実弾を使うことが「損失」であると見なす思考、この考え方が残っていることが、防衛省自身、現代戦に不安が残ることを隠しきれない自衛隊の現実です。