「(生長の家の道場で修道中に)急に自らの意識だけが自身から離れて超スピードで上がってゆき、ただ光の大海原、空気がキラキラと銀白色に輝くような世界に意識があり、(中略)神の愛そのものを霊的に実感した」
 道場の主に話すと、「入神現象というものだ。いい体験をしたね」と言われたという。

生長の家は霊的な体験を認めている。入神現象は、法悦・脱魂・恍惚状態とも呼ばれる。手記は、こう続く。
「入神現象の体験から3か月後の(63年)12月、『統一原理』と出会った。私がその時受けた講義は黒板の文字と語る講師の言葉の響きが一体となって光を発して私の心に飛び込み、そのたびに心霊がピリピリふるえるのを感じた」

 

知っての通りこの生長の家という大本教から派生した新興宗教は、国会議員260余名が名を連ねる「日本会議」の中核組織です。

 

この神秘体験、まともな禅寺ならどやしつけられるような話かと。

 

 

霊能者役は、必ず介添え役と組む。介添え役があらかじめ対象相手の悩みや資産状態を聞き出す。「この方は、霊界のことがわかる偉い先生です」との紹介で霊能者役が登場する。会話しながら、相手の心理状態を冷静に読み、「因縁トーク」を繰り出す。

「5代前のご先祖に殺人者がいますね」

 

うちの先祖さんなんかはいま大阪城のある石山本願寺で織田信長の将兵に鉛弾の雨を浴びせていたわけだけど、だからといって私が大阪城を歩いたら祟られた、なんてことは当然のように無かった。

 

先祖のせいで人がしぬのが問題なら、旧大名家や、ついでにいえばこの国では一番古い天皇家なんてのは祟られまくりだろうが、そんな話も聞かない。

 

そもそも5代前なんてどう考えても会ったことすらない人で、ぶっちゃけ他人と変らない。

 

なお、宗教における神秘体験というのは、アヤワスカのような伝統的な薬物によるものを除けば、過酷な修行による極限状態から来る体調不良(要するに不摂生)以外に考えられないと思っています。

 

ちなみにアヤワスカを摂ると向こうの民族衣装や祭壇がどうしてああいう色彩なのかよくわかりますよ。そのあと半死半生になるほどゲロゲロ吐くけど。

 

 

 

神秘体験というのは早い話が…自虐プレイ、です (・∀・)