『バンブルビー』 | 日々是(ひびこれ)デス・ロード

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自分の好きなものについて垂れ流していくブログです。基本ネタバレ全開なんでそこんところ注意。



〜小さな身体に大きな勇気!戦士の勇姿を心に刻め!彼の名は…、クリフジャンパー!!〜




惑星サイバトロン。トランスフォーマー達の長きに渡る果てしない戦争が続いている。

ディセプティコンに対してオートボットは劣勢に立たされていた。

オートボットの司令官オプティマス・プライムは、オートボット軍を脱出艇に乗せる。

徹底抗戦を主張するオートボットの戦闘員B-127はオプティマスの説得により、オートボットにとって重要拠点となるであろう惑星・地球へと送られることになった。

そして、1987年の地球。B-127はディセプティコンの戦士ブリッツウィングに襲われ、戦闘になる。

辛くも勝利したB-127だったが、ブリッツウィングに声と記憶を奪われてしまう。

一方、父を失い傷心の少女チャーリーは、ある日、一台の黄色いフォルクスワーゲン・ビートルと出逢うのだったーー。




突然ですが、『トランスフォーマー』は日本が生まれ故郷だってことをあなたは知っていますか?

トランスフォーマーは、ミクロマン、マクロス、ダイアクロンとかがアメリカに渡った際に現地で一緒くたにされ『トランスフォーマー』と冠して大ヒットし、日本に逆輸入されアニメ効果もありこれまた大ヒットし今日に至ります。



そんな『トランスフォーマー』は『ビーストウォーズ』世代な俺。

そんな中、トランスフォーマーが実写化すると知った時は非常にワクワクしたもんです。因みに、当時高1。

いち早く、バンブル(バンブルビー)のトイをゲットし、小説版も買い、ワクワクしながら公開を待っていた訳でした。

しかしながら、当時はトランスフォーマーの知名度は俺の周りでは皆無。友達を誘っても速攻で断られ、結局独りで観た次第。(因みに、そいつは後になって「観ておけばよかった」と悔しがっていた。そして、その後密かに観ていたらしい)

劇場の大スクリーンでブラックアウトがトランスフォームする様には感激でオシッコ漏らしそうになった(実話)。人はあまりに興奮して感激するとオシッコやクソが漏れる、ということを俺は『トランスフォーマー』と『マッドマックス 怒りのデス・ロード』で知りました。


マイケル・ベイはあまり好きな監督ではないけど、『トランスフォーマー』の、それも『〜ダークサイドムーン』までの三作は良い。


そんな中、実写化で一気にある意味コンボイよりも花形になったバンブル。

そのバンブルを主役としたスピンオフが製作された。それが、本作『バンブルビー』である。


因みに、主演の吹き替えには我らがエメラナ姫様こと土屋太鳳、そしてそのチャーリーに想いを寄せる純朴少年の吹き替えにはトッキュウ1号という。普段は芸能人吹き替えには良い顔をしない俺でもこの布陣には笑顔であった。

というか、事実、トッキュウ1号はトッキュウジャーでアフレコ経験済みだしな。



でですよ!やはり本作の目玉はバンブルビーがアニメ第1作(通称、G1)と同じくビートルにトランスフォームするという点と、トランスフォーマー達のデザインがオリジナル寄りという点、そして、クリフジャンパーである。


マイケル・ベイ監督版ではなんかスカスカで骨のようなデザインだったトランスフォーマー達。実は、最初はもっと超絶酷かったらしいですな。

日本から招いた日本人で、確かタカトミからのデザイナーの人だったかなーーが、「ふざけんな!こんなんトランスフォーマーじゃねーよ!これは日本人に対する冒涜だ!」とガチギレし、ベイは「だったらお前がデザインしてみろよ!」と逆ギレ結果、その日本人デザイナーのデザイン案が受け入れられ、マイケル・ベイは面目丸潰れ、という裏話があります。

因みに、マイケル・ベイはそのことについて、「彼は英語が不得意で言ってることがよく分からなかった」だの言っておりまして、個人的にベイの野郎のことがますます嫌いになったのでした。


ともかく、『バンブルビー』は実写版の中では個人的に一番好きな作品。

実写版1作目に通ずる回りくどくなく一直線なストーリー、そしてやはりバンブルビーがビートルにトランスフォームする点と、トランスフォーマー達のデザインがオリジナル寄りという点、そしてクリフジャンパーが超魅力(2回目)!!


ハリウッドよ、トランスフォーマーのデザインやりゃあできんじゃん!

だったら何で最初からやらなかったのよ!!!!!(超怒)


「オリジナルの玩具の変形を大切にしたい」という本作の監督の心意気が個人的にすげー良かったです。


サイバトロン星での戦闘で、オートボット、ディセプティコン共に、キャラが一目で分かる分かる!!


そしてですよ。本作で一番好きなのは、クリフジャンパーです!

知らない方の為に言っておくと、クリフジャンパーは、シャッターとドロップキックに尋問された挙げ句に真っ二つにされたあの赤い奴のこと。

彼はバンブルビーと同型のトランスフォーマーで、設定上、サイバトロン星でのバンブルビーと同じビークルモードにトランスフォームします。


クリフジャンパー(和名:クリフ)はアニメ第1作(以下、G1)では確か「デストロン(ディセプティコンの和名)を血祭りに上げてきます!!」とか言う非常に血気盛んなサイバトロン(オートボットの和名)戦士。


まあ、G1問わずマイスター副官(オリジナル名“ジャズ”←実写版第1作ではメガトロンに真っ二つにされて死んだ銀色のチビのオートボット)が大好きなんですが、本作では一番好きになったのはこのクリフジャンパー。

腕を引きちぎられ、剣を胸にぶっ刺されようとも決して口を割らなかった漢の中の漢。(※トランスフォーマーにはれっきとした男女の性別があります)

その漢っぷりに俺の魂は鷲掴みにされたわけです!


というわけで、スピンオフと唱っておきながら過去作とは全くと言っていい程関係性が無い本作、クリフジャンパーの勇姿を観て心に刻め!!


そして、主演のヘイリー・スタインフェルドが歌う主題歌は超絶素敵!