Standing on the shoulder of giant  巨人の肩の上に立つ | 眼形成再建外科医 三村真士

眼形成再建外科医 三村真士

まぶたや涙といった、眼の周りでその働きをサポートする眼付属器を治療するのが、眼形成再建外科です。
約20年間、コツコツとこの分野で仕事をしてきた専門医の徒然なるブログです。
日本の眼付属器を守るために、情報発信をしていきたいと思います。

個人的に大変嬉しいお知らせが入ってきました♪
 
私の師匠、カリフォルニア州立大学San Diego校のDon Kikkawa教授が、アメリカ眼形成再建外科学会のTeaching Awardを受賞されたのです
 



Kikkawa先生は2014年に同学会長を務められ、多くの学会の数々の賞を受賞されていますが、今回の賞は、長年に渡って優れた教育を行った者に贈られる、大変栄誉ある賞です




 
どんなことでも先人たちの教えがあるわけで、それを忘れてはいけない、そしてその事実を理解して深化し熟成させ、次に伝える教育が一番大事だと、常に思っています
 
有名なアイザックニュートンの言葉(正確にはフランスの哲学者、ベルナールの言葉らしいですが)であり、
論文を検索するときに使うGoogle scholarのトップページにも書いてあるメッセージ、
 
”Standing on the shoulder of giant 巨人の肩の上に立つ”
 
ウイキペディアより引用

 

 

 

 
Kikkawa先生は、その卓越した技術力と研究マインド、そして優れた人格者であるが故に、世界中に100を超えるお弟子さんがおられます
 

そのKikkawa先生の初めの弟子であるカナダのKarim先生と、最も若い現在のフェローMarissaにより、学会中に表彰式が行われました

 

 

あいにく現地には行けなかったので、受賞時の動画を拝見しましたが、本当にかっこよかった!
 
世界中の教え子からwhats upグループでお祝いメッセージが殺到し、それに対するKikkawa先生の返答がこちら ↓
 
みんなと知り合え、人生を交えることができたことが、自分のプロフェッショナルキャリアの中で最も満足してることだよ。
 
みんなが成功していることが、自分としてはとてもうれしい! みんながいなかったらこの受賞はなかったし、世界のトップであるみんなが集まってくれたから教育することは簡単だったんだよ。 みんなが私を優れた研究者かつ教育者の一人にしてくれているんだ。
 
 
この謙虚さ。。 かっこよすぎでしょ!
 
 
自分がその弟子の1人であると言う自覚を持ってがんばっていこう、そして日本でも同じように、眼形成再建外科の輪を広げていこう、そう思ったのでした。。