新年明けましておめでとうございます
本年もどうぞよろしくお願いいたします
今年は辰年 昇竜のごとく運気上昇!、みなさまのご健康とご多幸をお祈りしております
年末に大変嬉しいお手紙をいただきました
神でもスーパードクターでもなく、ご自身の治癒力のおかげです!と、つっこみたくなりますが、
感謝のお気持ちをいただくことは、本当に励みになります
美味しいお菓子までいただいて、ありがとうございました
この患者さんは、約4年前に転倒で眼窩底骨折を受傷され、運ばれた病院で手術をされましたが、重症の骨折であったため、術後複視(2重に見える)が残存するとのことで悩まれていました
(前医では右のみ治療されていましたが、両眼とも骨折していました)
ー日帰り全身麻酔
ー皮膚をほとんど切開しない手術
ー顕微鏡でしっかりと観察して複視の原因をできるだけ取り除く
ーまぶたの瘢痕もしっかりと解除
といった治療方針で、患者さんの負担もできるだけ軽くすることができたので、
術後1週間なのに、このようなお手紙をいただくまで満足の行く結果を得られたのではないかと考えます
↑ 右眼の手術記事 まぶたも眼窩内も瘢痕がすごかったです汗
今回のように、困っておられる患者さんのお役に立てられるのは、医者冥利につきるのですが、
そのためには、一朝一夕では得られない勉強と鍛錬が必要です
我々医師は、患者さんの身体を預かる立場上、
また、医療は日進月歩であるゆえに、一生涯にわたって研鑽を続けなければいけません
↓
医学生:からだの解剖からDNAレベルまで、6年間ひたすら基礎勉強
研修医〜専修医:医師6年目で試験に合格して、専門医になるべく修行(私の時代は時給100円でした)
医学博士:大学院で4年間かけて、世界で認められる研究を行って論文を書いて、学位をとって医学博士となる
(大学院の授業料や論文発行手数料はもちろん自腹)
まず、ここまでは一般的なDrがたどる道です。
合計16年ですね
ちなみに、眼科認定専門医はこちらで探せます ↓
でもこれで終わりではなく、専門医になったあとも医療はどんどん進歩するので、
新しい知識を入れたりするために、
学会へ参加したり、医学雑誌や新刊教科書を読み漁ったり、上手な先生のところへ見学へ行ったりします
(これらの費用も、通常は自腹です)
さらに三村の場合は、医者14年目で一念発起し、アメリカに1年半、臨床留学をしました
(もちろん無給 貯金ゼロになって帰国しました笑)
これは、眼形成再建外科の知識と技術を、日本国内だけでなく世界中から学ぶためです
特に手術は、教科書やビデオだけでは、簡単に習得できません。
陶芸の職人さんのyou tubeをみても、真似しただけでは同じものをつくれないのと一緒ですね
その結果、今では、これまでの経験や教えていただいたことをもとに、
いろいろと研究をしたり新しい技術や器械を作ったりして、
逆に、皆さんのお役に立てられるように情報発信をできるようにまでなりました
これもすべて、本当に今まで教えていただいた恩師や先輩方のおかげです
ありがとうございます!
今回のように重症な患者さんを治すためには、このようなたくさんの下積みが必要なのですが、
こんなに喜んでいただくと、やってきてよかった!と、これまでの苦労も吹き飛びます
本当にありがとうございます
これからも、困っておられる患者さんの身体が治るのを、少しでもお手伝いできるように頑張ります
よかったら、いいね!をおねがいします!
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