クリスマスに食べるケーキと言えば、

フランスではブッシュドノエルですね







 

Bûche de Noël のブッシュは薪の木を表し、

ノエルはクリスマスから、

つまり"クリスマスの薪"です




なぜ木の薪の形が

クリスマスのケーキに?



〈 北欧神話説 〉

その昔、北欧では樫の薪を暖炉で燃やすと、

無病息災1年過ごせるという神話があり、

その縁起にちなんで薪のような形に

なったといわれている。



 〈 厄除け説 〉

前年の冬やクリスマスに燃やした薪の灰が、

これから先1年の厄除けになるという

いい伝えから、薪の形をかたどったという。





〈 キリストを誕生に由来した説 〉

イエスキリストが誕生したときに、

祝うために夜通し暖炉で

薪を燃やし続けたことに由来して、

切り株の形を選んだともいわれている



昔ながらの言い伝えや縁起、魔除け

そしてキリストの生誕のクリスマス、

年末ならではの形を感じずにはいられません。




また薪に生えてくるキノコが霊的な力信じられて

ケーキのトッピングにキノコを

感じるチョコやフルーツゼリーを

使われることもあります。




ケーキのベースはロールケーキに

クリームチョコが定番ですので、

家庭でも作られる方も多いそうです。



地方ならではの栗、フルーツを利用したりと

さまざまなブッシュドノエルがあります。




さてわたしもケーキ屋さん

数件見てまわりました!









クリスマスにちなんだお菓子もたくさん♡








そして選んだのがこちら!

現代的なタイプのもの、

レモンムースケーキとラズベリーを使ったもの。

あっさり食べやすく美味でしたラブ









切り口は切り株感はないです。。







さて南フランス

伝統的な13種類のデザート

          les treize desserts de Provence を

                     知っていますか?





キリスト12人の使徒

あわせた13を因んだデザートです




13種のデザートをすべて口にすると、

翌年、幸運や繁栄、健康に恵まれる

という言い伝えがあります。







ドライフルーツ、ナッツ、地元のお菓子、

フルーツを13種類があり、

13種類もそれぞれ地域に少しずつ違いがあります



フランスの蜜柑のようなクレモンティーヌ☆


このデザートはケーキ屋さんにはなく、

その13種類をお店などで調達し



家のテーブルに飾り、ごちそうを食べ

夜のメッサが終わったあとに

13種類のデザート食べられ、


3日間テーブルに置かれてるそうです。







またひとつ1つのデザートに意味

込められています。




例えば、ナツメグはキリストの生まれた地に関係


白いヌガー(ナッツからできたお菓子)

ピュア性を表すなど。。






13種類のデザートは、

昔ながらの地元食材からなり、 

贅沢な品ではなく慎ましい雰囲気がします





さて夜のメッサの後に頂く

13種のデザートに因んで


わたしも近くの教会で24メッサに

行ってみようかしらと。。爆笑





まだフランスは、夜間の外出は禁止されていますが、

24日のイブは外出解禁!になりました



夜の外出楽しみ〜

ぜひ24時のメッサにと思っていましたが

なんと眠気に襲われて。。ガーン

夜のメッサに行けず


(特にクリスチャンではないですが、

地元の教会にこの節目に挨拶をと。。)

また来年に期待したいと思います...

 


ですが!今朝の散歩の途中で教会の前を通ると

人が次々にカテドラルに入っていくのを見て

ちょうどメッサの始まり、参加できましたびっくり

手の消毒、席の配置も配慮されていました


散歩も楽しい人気のサイクリングロード記事☆






(キリストの身体ですと言われ、
            わたしも頂きました)





今日はクリスマス25日 

キリストの赤ちゃんにもあえましたピンクハート



他のたくさんのサントン人形は1ヶ月前から

飾られますが、赤ちゃんのキリストが置かれるのは

クリスマス24日のイブなんですよ〜



アップ南フランス特有のクリスマス装飾

クリスマスに飾られるサントン人形について☆





おわりに


ブッシュドノエルのケーキや

南フランス固有の13種のデザートの

言われをたどると、

皆が幸せで健康を祈る

世界共通の思いを感じました




また日本の年越し蕎麦や

お正月のお節料理に込める意味などが

思い出されました。






今はすぐになんでも手に入る時代になりましたが

食文化のことを知り味わうと、



その土地に住んできた方々、

今もこの地を愛し続けている人たちとの

繋がりを感じます。



ステキなクリスマスに感謝ピンクハート




 
 


 




南フランスからの身体にやさしいもの