真の空手武道とは〜その1 | 増田 章の「身体で考える」〜身体を拓き 心を高める
空手武道は、絶対に暴力になってはいけない。
暴力と武力(武道)とを分つ最初の基準は、先制攻撃をするか否かであると思っている。但し、戦いには速さ(神速)が必要である。

ゆえに相手と一体化する能力と技術が必要なのだ。

相手と一体化するとは、相手からの情報をいち早く察知し、それに対応することだ。
それが「先を取る」ということだ。

さらに相手の戦闘力を奪うために、相手の損傷を最小限に止める意識。
その意識があるかどうかが第二の基準だ。

私は、その意識が武人の行為、武術を暴力ではなく真の武力として、成立させるのだと考えている。

言い換えれば、最小の武力で最大の効果を挙げる。

それが武人のあり方であり、武功である。
(先日のブログからの引用)