~フリースタイル空手日記 10-7
10月28日の第1回フリースタイル空手チャンピオンシップス,東京オープンに出場するイタリアの選手を紹介しよう。
イタリア選手の名前は、マティア・カターニ。昨年、イタリアのアンドレア・ストッパ先生が主催するフリースタイル空手の大会で優勝した選手だ。
アンドレア・ストッパ先生について少し書きたい。彼は、極真空手のみならず、学生時代、柔道でイタリアチャンピオンになった事もあるそうだ。また、空道の世界選手権で3位にも入賞した事がある。現在は、ブラジリアン柔術も教えている。
アンドレアは、安全で護身の訓練に効用がある、フリースタイル空手に非常に高い理解をしてくれている。
また、昨年イタリアでは、日本に先駆け、フリースタイルの交流大会が行われた。私は、その試合をIBMA審判委員長の荻野先生を伴い、観に行った。その大会では、少年のクラスもあり、子供達もフリースタイルの試合を行った。そこでは、女の子の試合にとても感動したのを記憶している。
さて、マティア選手の話に戻る。マティアとは、大会業務のため、メールのやり取りをした。その感じでは、とても誠実な男だと思っている。
彼なら、日本のみんなと仲良くなるだろうと思っている。IBMAのスローガンは「交流」「理解」「尊敬」である。そのように思っていたら、金曜日、彼から組み合わせの身長・体重が違うと、メールが届いた。
また、無差別ではなく、中量級にでたいと言ってきた。自分は中量級の選手だと。マティアの身長は180cm、体重74㎏である。しかし、私はイタリアに無差別のクラスに出場する選手を紹介して欲しいと要請していたのだ。
私は、その内容のメールを添付し、説明のメールを送った。マティアからは、すぐにメールが返ってきた。
彼は、アンドレア先生と私との間のミスコミュニケーションだったと100%理解し、疑問が氷解したとメールを返してきた。
そのメールの最後には、「You can count on me(任せて下さい)!!」と書き添えてあった。
イタリアもフランス、日本に次ぐ程、柔道がポピュラーな国だ。面白い技がでるかもしれない。
私はマティア・カターニ選手の活躍に期待する。


