何か楽しくなってきた。いろんな流派から参加の申込みがある。
勿論、ものすごい数かと言われれば少数ではある。けれども、僕が尊敬する空手師範の門下生やキックボクシングの元世界チャンピオンが出場してくれる。また、総合格闘技の選手も。うれしいではないか・・・。
僕は、彼ら選手達を友人のように思っている。なぜなら、選手達は、僕と一緒に新しいことにチャレンジする仲間だと思うからだ(会ったこともない人も含めて)
おそらく、選手はそれぞれの流派を背負うような気持ちが少なからずあって、勇気を出しての参加だとは思う。僕の思いとは異なるかもしれない。
でも、こんなことを言うと選手の皆さんが幻滅するだろうか?
「これは冒険なんだ」「未知、未開の場所を開拓する冒険」。
参加選手はその冒険の仲間だ。楽しんで欲しい。「誰が勝つか?」なんて、今回は、二の次、三の次だ(もちろん自分の道場生が勝って欲しい気持ちはあるが・・・)。
今、思い描いているのは、多種の人達が、ルールを守り最善を尽くす努力(勝負)をするということ。そして、僕の仕事は、その尊い努力にふさわしい、封建的ではない、公明正大な場を創るために最善を尽くさなければならないということ。
更に、試合が終わった後、真に自分と相手の立場を理解し、思い出を共有した仲間として尊敬し合う。さらに再会を約束する。そんな大会になったら良いなと、欲張りな僕は思っている。

