日曜日、岡山アスリート道場での講習会を無事終了しました。大変な出張でした。というのも、この講習会は中止もあり得たのです。実は、金曜日の夕方、ソファーに座りかけた時、突然、歩けない状態になりました。俗にいう、ぎっくり腰です。おそらく、トレーニングによる腰の疲労に加えて、連日のデスクワークの疲労が腰に溜まっていたのでしょう。
私は、痛みで歩けなくなった瞬間、なるべく楽な姿勢を捜し、その状態でしばらく状況の把握に努めました。私は、「これは、運動中の腰の痛みではない。故に筋肉の損傷はさほど大きくないはずだ・・・」そう考え、腰に手を当ててみました。「腰が張っており、弾力がない」。「午前中の行った腹筋のトレーニングと背筋のトレーニングの疲労が残っているのだろう」。
などと考えながら、先ずは、腰の痛みを抑えなければと、家族に頼みアイシングを始めました。安静とアイシングは、応急手当の基本です。
しばらく、幹部を冷やしてから、私は、腰にコルセットを巻き、家族に協力してもらいながら、這うようにして車に乗り治療院に向かいました。
治療院では、体全体を解しながら、幹部に針を打ってもらいました。結果、症状は改善したような気がしましたが、やはり動けません。
この時、私の脳裏にあったのは、「明日の出張をどうするか」ということでした。選択肢の中には、すぐに連絡して、講習会の中止の旨を伝えるというのもありました。しかし、私は経験上、このくらいの腰痛ならば、歩くことぐらいは出来る。歩けるのならば、現場に向かい事情を説明し、出来る範囲で指導を行い、充分に出来ない部分は、次回に指導させてもらうのはどうかと考えていました。
しかし、無理をせず、中止の旨、伝えて次回の講習会を設定するという選択肢もありました。それも妥当な選択肢だと思いますが、その選択肢を選べない理由があったのです。
それは、フリースタイル空手プロジェクトの審判講習会が、昇段希望者の講習会の後、予定されていたのです。そして、審判講習会のために審判委員長の同行が予定されていたのです。
そのことに関しても、中止あるいは、審判委員長に任せるという選択肢もありました。
しかし、現時点では、私が仕切らなければ、充分な説明は出来ないことは分かりきっていたのです。つまり、今回の岡山出張に関して、以上のような複数の案件に対する最善の答えが要求されていたのです。
講習会の参加者にとっては、充分に動けないのなら、中止の方が良かったのかもしれません。今回の参加者は、充分に動けない私にがっかりしていたかもしれません。さて、皆さんだったらどのように考えますか。
この話には、まだ続きがあります。長くなりそうなので、数回に分けて書きます。続きをすぐに書きたいところですが、火曜日から木曜日まで、スケジュールが詰まっています。なんとか時間を作り、数日以内に続きを書きたいと思います。