一昨日、夕食の始まった6時半頃の事でありました。
トゥ・ル・モンドの電話がなりました。
『あの、ソンですけどママさんいますか?』
『ソンさん?ちょっとまってね。』(ソンさんは韓国から来ている
法大の研究員の方で、来日直後の10日間くらいトゥ・ル・モンドに滞在していました。
だんなさんと二人で、いまはトゥ・ル・モンドの近くマンションに住んでます。)
ひとしきりかみさんと話をしてました。んで、電話が終わって・・・。
『どしたの?』(僕)
『なんか、だんなさんが日本語教室に行ったまま帰ってこないんだって。』(かみさん)
『それで?』(僕)
『うん、9時ごろまでに帰って来なかったらまた連絡くれるように言った。』(かみさん)
・・・・でもって7時半頃、電話がなりました。(9時まで待てなかったんだね)
かみさんが出て、
『わかった、今行くからね、待っててね。』(なにやら、ただならぬ様子)
『どしたの?』(僕)
『まだ、帰ってこないんだって、泣きだしちゃてる。あたし行って来るワ。』(かみさん)
(ソンさん夫婦は日本語がまだあまりしゃべれません。)
それからソンさんのところに行き、警察に行方不明者の届けを出し、心当たり
のところ(日本語学校の生徒、先生など)に片っ端から電話をしたそうです。
だんなさんの携帯は電源が切られていてもちろんつながりません。
そうこうしているうち、9時頃、ソンさんの電話がなりました。
だんなさんからでした・・・。一件落着?
いや、それから、今度は見つかった事とお詫びの電話を掛け捲り
警察へもお詫びに行って、帰ってきたのが9時半頃でした。
かみさん、ご苦労さんでした。
にしても、見知らぬ日本でよっぽど心細かったんだね、ソンさん。