中国四大奇書というのをご存知でしょうか?

「三国志演義」「水滸伝」「西遊記」「金瓶梅」の4つです。これらは皆、大変有名なのですが、日本では特に、三国志演義と水滸伝が有名でしょう。本日は、その「水滸伝」のご紹介。


水滸伝というのは、中国北宋末期を舞台にした、108人の英傑たちの物語です。汚職管理や不正が蔓延る社会を変えるため、世間を爪弾きにされた人たちによる社会改革運動を物語りにしたものです。もちろん、史実ではないのですが、14世紀以降、文学作品として広く親しまれてきました。


ところが、20世紀末になって、その水滸伝を真正面から書きかえる作家が登場したのです。ハードボイルド作家である北方謙三氏による「水滸伝」(通称:北方水滸伝)です。


水滸伝 1 曙光の章/北方 謙三
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この水滸伝、とんでもない作品です。まさに全面リニューアル。何が違うかというと、死ぬんです。そりゃあもう、青面獣楊志からはじまってバッタバッタと英傑たちが死にます。とにかく死にます。最終的には豹子頭林冲が死に、梁山泊が北宋に攻められて陥落、頭領である宋江も死にます。とにかく全く別作品になっているんです。

まあ、原作のほうは108人が全員そろうまで誰も死なないという、本来ならあり得ない話なので、北方水滸伝の方が遥かに現実的です。


著者の北方謙三氏は、水滸伝開始にあたって、このように述べています。


「人間の想像力が及ぶ限りの、壮大な物語を書きたい」


まさにその通りで、この水滸伝、終わらないんです。終盤、梁山泊が劣勢に立たされる中で加わった、梁山泊109番目の英傑、「楊令」が物語を引き継ぎます。


楊令伝 14 星歳の章/北方 謙三
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梁山泊が陥落し、生き残った英傑たちが散り散りになってから3年、109番目の英傑として宋江から「志」を引き継いだ好漢が帰ってきます。再び翻る「替天」の旗・・・


長い、とにかく長い物語です。そして一度読み始めたら止まりません。夏休みの課題図書として、まずは水滸伝全19巻(文庫)を読了してはいかがでしょうか?


オススメします。

昨日、僕のブログについて意見がありました。


「内藤さんのブログって、完全にラーメンブログですね」


・・・確かに・・・


さて、本日の昼めしもラーメンです。



ノブのCool Life

トンコツしぼりラーメン”桜吹雪が風に舞う”です。


うん、見た目はオーソドックスなトンコツラーメンです。夏バテ気味なので、脂少なめで注文しました。


ズズッ・・・ うん、普通・・・本当に普通・・・正に普通・・・


脂少なめの薄いトンコツスープですが、今の僕にはありがい。ズルズルと一気に頂いてしまいました。

しかし、食べながら幾つか疑問・・・

①トンコツしぼり・・・ ”しぼり”ってなんだ?

②英語のメニュー表の中で、脂多めの表現を「Rich」ってするのはどうよ?

そして最大の疑問・・・


この店、電話かかってきたときに、「ハイッ!桜吹雪が風に舞うっ!」って出るのかな~


ごちそうさま

今日は哲学の本のご紹介。20世紀を代表する思想家、哲学家、作家である、サルトルさんの本です。


文学部哲学科ご出身の方は懐かしいでしょう。サルトルといえば「実存主義」です。自分の存在に関係なく、世界は存在する。存在とは意味の前にあるものである、という考え方です。

「我思う、故に我在り」で有名なデカルトさんの対極の思想です。20世紀に起きた哲学会のイノベーションです。


嘔吐 新訳/J‐P・サルトル
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学生時代に読んだ本は旧訳だったので、よい機会と思って新訳を読みなおしました。主人公のロカンタン君が、今まで自分が好きだった「異性」「食べ物」「友人」などなどに、ある日突然、「嘔吐感」を覚えてしまう・・・という何とも奇妙な物語です。サルトル自身の哲学を物語中に描いており、実存主義を理解するうえでは良書だと思います。

実存主義とは要するに、『人は、意味を持って生まれてくるのではなく、生まれてから意味を持つようになる」という考え方です。「存在そのもの」が最初にある、という考え方です。

これって、企業内でも同じですよね?「存在そのもの」が最初にある社員、いませんか?意味をもって会社に入るのではなく、とにかく「会社に入る」ことを最優先にした社員もいると思います。

それにしても、昼めしを食べたあとで書く書評が「嘔吐」ってどうよ?