今日は哲学の本のご紹介。20世紀を代表する思想家、哲学家、作家である、サルトルさんの本です。


文学部哲学科ご出身の方は懐かしいでしょう。サルトルといえば「実存主義」です。自分の存在に関係なく、世界は存在する。存在とは意味の前にあるものである、という考え方です。

「我思う、故に我在り」で有名なデカルトさんの対極の思想です。20世紀に起きた哲学会のイノベーションです。


嘔吐 新訳/J‐P・サルトル
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学生時代に読んだ本は旧訳だったので、よい機会と思って新訳を読みなおしました。主人公のロカンタン君が、今まで自分が好きだった「異性」「食べ物」「友人」などなどに、ある日突然、「嘔吐感」を覚えてしまう・・・という何とも奇妙な物語です。サルトル自身の哲学を物語中に描いており、実存主義を理解するうえでは良書だと思います。

実存主義とは要するに、『人は、意味を持って生まれてくるのではなく、生まれてから意味を持つようになる」という考え方です。「存在そのもの」が最初にある、という考え方です。

これって、企業内でも同じですよね?「存在そのもの」が最初にある社員、いませんか?意味をもって会社に入るのではなく、とにかく「会社に入る」ことを最優先にした社員もいると思います。

それにしても、昼めしを食べたあとで書く書評が「嘔吐」ってどうよ?