キャンプではゴミを持ち帰るのがマナー!持ち帰る時の対策や便利アイテムをご紹介 | トータル・トレンド ~まことのブログ~

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大自然の中で楽しむキャンプは非日常体験ができることから人気が高まっています。
そんなキャンプをするにあたって、調理などで出たゴミは持ち帰ることが基本的なマナーです。
大荷物になりやすいキャンプでは、ゴミの持ち帰りが負担になってしまうことが良くあります。
そこで今回はキャンプの際に持ち帰るゴミを減らす方法や持ち帰る時の対策、便利アイテムについてご紹介するので、キャンプをする際の参考にしてください。
 

■キャンプで発生したゴミは必ず持ち帰ろう

原則、どのキャンプ場でも出たゴミは自分たちで持ち帰って処理することが定められています。
最近はキャンプ場にゴミを放置するという迷惑行為が問題となっているので、ゴミの持ち帰りに徹底するようにしましょう。
ゴミの持ち帰りが必要な理由は、虫や野生動物をキャンプ場に寄せ付けさせないため、また自然環境を守るためです。
ゴミから発せられるニオイにつられて虫や野生動物がキャンプ場に集まると、安心してキャンプができなくなります。
また、土や海に還らないプラスティックなどのゴミを放置すると、土壌汚染や海洋汚染につながる恐れがあります。
これらの懸念からゴミは放置せずに、自分たちで持ち帰り、正しく処理する必要があります。
キャンプ場によっては一部のゴミを捨てられるゴミ箱が設置されていることもありますが、その際も正しく分別して捨てるようにしましょう。
 

■キャンプで持ち帰るゴミを減らすための工夫

キャンプの終わりには、使った道具に加えてゴミまで増えると持ち帰りの負担が大きくなります。
そのため、キャンプで出るゴミはできるだけ少なくする工夫をしましょう。
ここで、持ち帰るゴミを減らすためにできる工夫をご紹介します。
 

・食材を持ち込みすぎない

BBQやキャンプ飯を楽しむために食材を持っていくことになりますが、持ち込みすぎに注意してください。
特にグループでキャンプする場合、足りなくなることを懸念して少し多めに食材を持っていく傾向にあります。
冷蔵庫付きのコテージなどではない限り、生鮮食品はクーラーボックスで保管することになるでしょう。
食べきれない量の食材を持参した場合、クーラーボックスの中に入れておいても、傷んでしまう可能性があります。
特に夏場のように温暖な気候は食材が傷みやすいので注意が必要です。
傷んでしまうと食べられないため、ゴミとして処分が必要となり、持ち帰るゴミの量が増える要因になってしまいます。
 

・食材の下処理を済ませておく

調理で出てくるゴミを減らすために、一部の食材の下処理を自宅で済ませておくと良いでしょう。
例えば、野菜は皮をむいたり、食べやすい大きさに切ったりした状態でジッパー付きの保存袋に入れて持参すれば、現地で下処理する必要がなくなります。
他にもお肉も食べやすいサイズに切ったり、筋や余分な皮を取り除いておいたり、タレに漬け込んでおくという処理をしておけば、下処理を省略してすぐに調理に使えます。
現地調達する食材の量や下処理を減らせばゴミが出る量が減り、また調理の時間短縮になることもメリットです。
 

・食べられる部分は余すことなく使う

現地で食材を調達する時など現地でカットや下処理を行う場合、食べられる部分は余すことなく料理に活用して、捨てる部分を減らすのも効果的です。
例えば、新鮮なじゃがいも、ニンジンやダイコンなどは、しっかり洗えば皮ごと料理に使うことができます。
皮ごと食べた方が栄養価は高くなり、さらにゴミも減らせるので一石二鳥です。
 

・洗って再利用できる食器を持参する

紙コップや紙皿など使い捨ての食器は使い勝手が良いものの、ゴミを増やす原因となってしまいます。
そのため、使い捨ての食器の使用は最小限に押さえて、メラミン食器や食器としても使える調理器具など洗って使えるものにするのがおすすめです。
最近はスタッキング可能なキャンプ向けの食器・調理器具が充実しているので、そのようなものを選ぶと持ち運びもしやすいでしょう。
 

■キャンプでゴミを持ち帰る方法・ニオイ対策

キャンプで出るゴミは汚れていたり、嫌なニオイが発生したりするので、持ち帰る方法を工夫する必要があります。
ここでゴミを持ち帰る方法やニオイ対策についてご紹介しましょう。
 

・水洗いできるものは洗う

空のペットボトルや缶、トレーなど水洗いできるものは、ゴミ袋に入れる前に洗っておきましょう。
汚れを取ることでゴミから発せられるニオイが軽減されます。
洗ったらしっかり水気を切ることも大切です。
 

・汁っぽいゴミは灰を混ぜる

スープ類など水っぽい生ゴミは焚き火やBBQで使った炭を混ぜることで、炭が汁を吸ってくれます。
木炭のような消臭効果はありませんが、水気が少なくなることでゴミから汁が出づらくなり、持ち帰りや処理がしやすくなります。
 

・生ゴミなどニオイが気になるゴミは袋を二重にする

生ゴミのようにニオイが気になるゴミは、袋を二重にして臭いをシャットアウトしましょう。
ジッパー付きの袋に入れた上で、普通のビニール袋で二重にするとよりニオイの漏れ出しを抑えられるので安心です。
ジッパー付きの袋は冷凍に活用できる厚めのタイプがおすすめです。
 

・グランドシートを敷いて車内が汚れるのを防ぐ

車に荷物を積む際は、グランドシートを敷いて車内が汚れないように対策しましょう。
しっかり口を閉じても何かの拍子でゴミから汚水が漏れ出てしまう可能性があり、何も敷いていない状態だと車内が汚れてしまいます。
後から拭き取ってもシミやニオイがなかなか取れない状態になる恐れがあるので、しっかり防止策を講じておきましょう。
 

・冷えたクーラーボックスにゴミをまとめる

クーラーボックスに入る量であれば、その中にゴミを収納するのもおすすめです。
密閉されたクーラーボックスに入れておけば、ゴミのニオイが漂うことや車内が汚れるという心配がありません。
クーラーボックスにニオイが付いてしまう可能性があるので、袋に二重にする、できるだけ中が冷えた状態でゴミを入れるといった対策をしましょう。
 

■キャンプのゴミの持ち帰りで役立つアイテム

最後にキャンプのゴミの持ち帰りで役に立つ便利アイテムをご紹介します。
 

・消臭袋

消臭効果のあるビニール袋であれば、通常のビニール袋よりもニオイ漏れの性能が異なります。
そのため、生ゴミや汚れたものを入れるのに便利です。
サイズや厚さ、持ち手の有無など商品ごとに特徴が異なるので、自分にとって使いやすいものを持参しましょう。
 

・トラッシュボックス

トラッシュボックスはアウトドアシーンで活用する簡易的なゴミ箱のことです。
完全に密閉できるタイプであれば、ニオイ漏れを防いでゴミを捨てることができ、倒れてもゴミが散乱する心配がなくなります。
参加する人数によって異なりますが、ソロキャンプや2人なら20リットル、グループ・ファミリーキャンプなら40リットルの容量が目安です。
布製のトラッシュボックスなら落とした際に割れる心配がなく、使わない時はコンパクトに収納できるものが多いです。
また、防水加工されているタイプなら雨や水で中が濡れてしまう心配がなく、汚れたら丸洗いできるメリットがあります。
 

・火消し壺

火消し壺は焚き火やBBQで使用した炭や灰を入れるための容器です。
完全に冷えた状態で持ち帰れれば良いのですが、時間に余裕がない時は完全に冷えるまで待つのは難しいでしょう。
火消し壺には、燃え残った熱々の炭を入れられるので、冷やすタイミングがない時も安全に持ち帰ることができます。



今回はキャンプの基本的なマナーであるゴミの持ち帰りについてご紹介しました。
キャンプ場は不特定多数の人が利用する施設であるため、誰もが気持ちよくキャンプを楽しめるように、ゴミは放置せずに持ち帰るようにしましょう。
ゴミの持ち帰りは大変なので、キャンプの準備を進める際はゴミを減らす工夫や持ち帰る方法などご紹介した対策を参考にしてみてください。